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INTERVIEW

PAPA ROACH

2014.12.08UPDATE

PAPA ROACH

Member:Jacoby Shaddix(Vo)

Interviewer:KAORU

-KNOTFESTを楽しんでいますか?

うん。日本ではまだロックンロールが生きてるんだね。素晴らしいよ。Crossfaithのライヴが観れないのは残念だけど、その分いいインタビューにしてくれよ(笑)。

-がんばります! 2009年以来、久々の来日ですね。日本にはどのような印象をお持ちですか?

本当に素晴らしい国だよ。街は清潔だし、とにかく日本人はスタイリッシュだよね。その辺に歩いてる人もみんなかっこいいし、髪型も服装すべて素晴らしい。今日の俺のヘアメイクも日本を意識したんだ。さっきみんなでご飯を食べてるときに、日本でレコーディングしたいなって話にまでなったんだよ。

-ぜひ実現してほしいですね!

うん。バンドのメンバーを説得するよ(笑)。

-来年1月にはニュー・アルバム『F.E.A.R.』をリリースしますが、今日のライヴでは新曲も披露するのでしょうか?

シングルの「Face Everything And Rise」をプレイするよ。いいエナジーの曲だし、ポジティヴなメッセージソングなんだ。

-前作『The Connection』もいいアルバムでしたが、『F.E.A.R.』はさらに風通しの良さのようなものを感じました。そして、とてもドラマ性がありますよね。

まさにそうだね。俺の人生って、本当に浮き沈みが激しいっていうか、光と影が多くて、ハッピーなもの、ネガティヴなものすべてが音楽に表れるんだ。このアルバムは、俺自身の人生、周りの人の人生の浮き沈みを描いてると思う。俺は個人的に、ここ数年はいろいろな問題を抱えていたから、それが表れてるんじゃないかな。

-家族のことなど、いろいろな問題を抱えていたそうですね。ツアーでは、始めはクリーンだったのに、どんどんひどい状態に陥るそうですね。

ツアーはとにかく疲れるし、孤独を感じることがある。そういう精神状態になると、腹が立ってきて人に当たったり、正しい判断ができなくなるんだ。過去のツアー中には、ドラッグや女の子や、いろいろな誘惑があったけど、いくらそんなことをやっても自分の心の穴を埋めることはできないって気づいた。だから今は、そういうことを一切排除して、真剣に音楽をやって、妻とも真摯に向き合って、ポジティヴな人生を送るように心がけているよ。今もそういう誘惑がないわけではないけど、それに乗ってしまうと闇に陥ることがわかるから、極力避けているんだ。

-『F.E.A.R.』の制作にあたって、レコーディングの環境を変え、サクラメントからラスベガスに移って行ったそうですね。

実は、俺自身はラスベガスには行きたくなかったんだよね。さっき言ったような、酒と女の子とか、あらゆる誘惑の温床だし(笑)。昔の忌まわしい思い出もあったし。でもプロデューサーが、"俺と一緒に仕事をするならラスベガスへ来い"って言ってきたんだよ(笑)。すべてのエナジーを音楽に注いだから、ずっと制作に集中していたよ。

-同じ屋根の下でメンバーと一緒にレコーディングをしたのは久しぶりだそうですが、実際にメンバーと一緒に生活していると、それなりに衝突があったのではないですか?

もちろん衝突はあるよ。でも、俺たちは犬みたいなんだ。キャンキャン吠えて喧嘩もするし、噛み付き合ったりもするけど、ふと気がつくとお互いの尻の匂いをクンクン嗅いだりして、いつの間にか仲直りしてるんだ(笑)。兄弟みたいな関係だから、後腐れがないんだよね。