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INTERVIEW

DREAM ON,DREAMER

2011.08.05UPDATE

2011年08月号掲載

DREAM ON,DREAMER

Member:Michael Mcleod(Ba&Vo)

Interviewer:ムラオカ  Translator : Yuga

-EP『Hope』リリース時に続いて2回目のインタビューになりますがよろしくお願い致します。フル・アルバム『Heartbound』完成おめでとうございます。あとはリリースを待つばかりの状況だと思いますが今の気持ちを教えてください。

ありがとう、僕たち全員、このアルバムがやっとリリースされて世界中のみんなに聴いてもらえることが本当に嬉しいんだ!なんだか待ち望んでいた赤ちゃんが生まれるお母さんみたいな気持ちだよ。だから、このリリースを待っている間はとてもエキサイティングだよ。これは僕たちの一番最初のフル・アルバムになるし、世界中で手に入るんだ。本当に誇りに思ってるよ。

-初のフル・アルバムの制作ということで、苦労した点がありましたら教えてください。

そう。僕たちの最初のフル・アルバム。特に苦労したことはなかったんだけど、それぞれの曲が最高の出来になるよう、そしてメンバー全員が納得する出来になるよう、スタジオ内外で試行錯誤を繰り返していたよ。
それに、海外まで行ってレコーディングをするのはバンドとして始めてだったんだ。だからスタジオ入りするのも、素晴らしいプロデューサーのCameron Mizellと仕事ができるのも、すごく楽しみだったんだ。

-『Heartbound』というアルバム・タイトルに込められた意味を教えてください。

『Heardbound』という名前は、フロリダでの徹夜のレコーディング中に思いついたんだ。毎日僕たちは、“これこそアルバムのタイトルにぴったりだ!”と思えるものを探して何時間も頭をしぼって考えたんだよ。このバンドにはメンバー全員が、他のいろいろなことを投げ出して全身全霊を注ぎ込んでいるんだ。『Heardbound』には、とても個人的な思いを込めているよ。だからこのアルバム名が、人を考えさせ、普段とは違う精神状態にさせたり、こう名付けられた理由を見つけようという気持ちにさせることが、僕たちの望んでいることだよ。

-プロデューサーのCameron Mizellですが、彼を起用したのは誰のアイデアでしょうか?

みんなで長い事考えた末の結果だよ。僕たちは本当にたくさんのプロデューサーやスタジオについて調べたり、探し回ったりしたんだ。海外でレコーディングするということは、たくさんのお金や堅い決意が必要だから、正しい決断をしたかった。最終的にそういった選択ができて嬉しいよ。
本当に彼との仕事は素晴らしかった。彼はとっても付き合いやすくて、リラックスして楽しい雰囲気でレコーディングをすることができたよ。時にバンドはスタジオでとてもストレスや葛藤を感じることがある。限りある時間の中で、どんなレコーディングになるかというイメージがあっても、いつも満足いく結果になるとは限らない。僕たちはそういうイメージを持っていたんだけど、Mizellには本当に驚かされたよ!みんなに僕たちの作り上げたものを見てもらうのが待ち切れないし、僕たちがずっと大好きだったバンドたちを手がけたMizellと仕事ができたことは本当に素晴らしいことだったよ。彼はやってくれるって信じてたんだ。今ではすごく良い友達で、これからもずっと付き合って行きたいと思っているよ。

-前作以上にクリーン・パートのヴォーカルの完成度や存在感が増したと感じたのですが、その点は意識的に強化したのでしょうか?またギターのクリーン・トーンも増えており、大いに叙情性が増しましたね。

ありがとう。多分、今作でのレコーディングのプロセスや、練習のおかげでそうなったんだと思う。僕自身でいえば、スタジオで自然に聴こえるようにしたくて、ヴォーカルのブースの中で自分の最高の状態を保てるように頑張ったよ。僕はプロフェッショナルに鍛え上げられているし、今もそのトレーニングの真っ最中だよ。いつでも学ぶべきものは常に存在するからね。このアルバムでは僕の声はずいぶん力強くなったと思うし、自分のベストを出すにはどうすればいいかをよく分かっていたよ。

-前回のインタビュー時に“僕たちはいつでも典型的なメタル・バンドとは違ったものを作ろうとしているんだ”とおっしゃっていましたが、今作ではその試みが成功したと言えるんじゃないでしょうか?

もちろん、成功したと信じているよ。EPからアルバムに移ることは、どのバンドにとっても大きなステップだと思うんだ。ひとつのアルバムをリリースするのに、ものすごい努力と労力が詰め込まれている。多分それって、ファンのみんなにしたら自分のお気に入りのバンドが次のCDを出す時にあんまり意識しないことなのかもしれない。バンドは成長するし、メンバーだってそうだ。みんな異なった事を経験して、様々なものを見て、曲を書いたりレコーディングしたりする。『Hearbound』は、これまでよりももっと僕たちの深いところについてのアルバムだと信じているし、制作の過程を通して、より成熟し大人になったと思っているよ。新しくて、今までと違ったものではあるけれど、それでも僕たちがDREAM ON, DREAMERであるということは変わらないんだ。だから前からのファンも新しいファンもみんなこのアルバムを気に入ってくれて、なんらかの形で自分に関連づけて聴いてくれると嬉しい。このリリースのことはとても誇りに思っているし、みんなに聴いてもらうことがとても楽しみなんだ。