FINCH | 激ロック インタビュー 


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FINCH | 激ロック インタビュー

FINCH:Randy "R2K" Strohmeyer(Gt) Alex "Grizz" Linares(Gt)

インタビュアー : MAY-E

FINCH Official-Site

FINCH

-あなた方のデビュー・アルバム『What It Is To Burn』は、その後のシーンに多大な影響を与える作品となりました。今でもライヴではこのアルバムから沢山の曲をプレイしているようですね。サウンドの変化と共に昔の曲をやらなくなるバンドも多いですが、あなた方にとって『What It Is To Burn』はどんな作品ですか?

Randy "R2K" Strohmeyer(以下:R):多くのキッズが『What It Is To Burn』の曲をプレイしてくれるのを望んでいるし、俺らもライヴで楽しんでプレイ出来る曲ばかりだからね。サウンドが変化しても、『What It Is To Burn』の曲と他のアルバムの楽曲を織り交ぜることで、ショーに来てくれたキッズが皆クレイジーになってくれたら嬉しいよ。それに、プレイする度に、『What It Is To Burn』を作った17歳当時のことを思い起こすんだ。まるで、大好きな映画を何度も繰り返し見ているような、そんな感覚だ。だから俺らにとってもとても重要なアルバムだと言えるよ。

Alex "Grizz" Linares(以下A):確かに昔のアルバムだけれど、久しぶりにライヴでプレイすると新鮮に感じることがあるしね。『What It Is To Burn』は、俺たちが今のポジションを築くことが出来たという意味でも、大切なアルバムさ。

-セカンド・アルバム『Say Hello To Sunshine』の作風の変化は、何によってもたらされたものですか?ファンが求めるサウンドと自分たちが求めるサウンドとの間で葛藤もあったと思うのですが。

A:『Say Hello To Sunshine』は、『What It Is To Burn』を作った17歳から21歳までの間の、俺らの成長の証なんだと思っている。『What It Is To Burn』から人としても成長したし、音楽の嗜好も変わってきたからね。

R:俺たちは今まで人を喜ばせるために音楽を作ってきたことはない。それに、全ての人々を満足させるなんて無理だってことも分かっている。

A:だけど、『Say Hello To Sunshine』は周りを見ていない、とても自己中心的なアルバムだったと思っているよ。

-曲作りやレコーディングのプロセスにも『What It Is To Burn』と比べて変化があったと思うのですが。

A:基本的に、俺たちはメンバー全員でギターを弾くんだ。前のラインアップの時にも、Marc AllenもDerek Dohertyもギターを弾いていた。メンバーの一人が持ち寄ったパートを、みんなで膨らませていく。それが俺たちの曲作りのシステムだ。FINCHは、ギターからサウンドが広がっていくバンドなんだ。全てがギターから始まり、そして進んでいく。これに関しては、今も変わらないな。

R:スタジオ・ワークに関しては、プロデューサー次第なところもあるよ。例えば前作なんかはプロデューサーが3度も変わって、1年かけてリリースされたものだったりするしね。

-その後、バンドは活動休止となるわけですが、当時公式に発表されたコメント以外にも活動休止することになった本当の理由があったのでは?

R:そうだな。これ、アメリカじゃなくて日本のインタビューだし、言ってもいいかな。

A:解散を発表する直前、バンド内の人間関係は本当に最悪だったんだ。一緒にいることさえも耐えられない状況だった。本当に辛かったよ。このままバンドを続けるなんて、到底無理だと思った。そうして、活動停止を発表した訳だけれど、活動停止をした一番の理由は、Derekだよ。Derekをバンドから早く追い出したかったんだ!

R:あいつはほんとにクソ野郎だぜ。

A:そう、クソ野郎なんだ。クソ野郎!クソ野郎!

-(苦笑)そうだったんですか。では、活動休止を公表した際、再び復活する意思はあったんですね?

R:いや、当時は再結成は全く考えていなかったよ。FINCHは本当に終わったと思った。

A:ああいう言い方をしたのは、ひょっとしたら再結成するかもしれないというほんの少しの可能性を残しただけなんだ。俺は、活動停止後は学校に戻ったし。

R:俺はマネージメントの仕事をして、NateはDaniel達とCOSMONAUTってバンドをやり始めていたしね。

-ですが、その後は無事に活動を再開することとなり、EP『Finch』をリリースしましたが、この時のバンドはどんな精神状態にありましたか?

A:とても新鮮な気分だった。俺たち自身もEP『Finch』にとても興奮したことを覚えているよ。

R:実際に再結成をしたところで、サポートしてくれるレコード会社なんていなかった。俺たちとずっと繋がっていたのは、ファン達だけだったんだ。メキシコや日本やイギリスにもツアーに行くことが出来たし、今こうやって色んな夢が実現出来ているのも、全てファン達のおかげだと思ってるよ。

-DRIVE-THRU RECORDSに所属していたころと比べ環境も大きく変わったと思うのですが。

R:うん、DRIVE-THRU RECORDSにいた当時と比べて今は大きく違うよ。今はお金のサポートが全くないし、何をするにも自分たちのお金を使わなきゃいけない。Tシャツを買ったり、食べ物に使えるお金なんてほとんどないんだ。だけど、これが俺らのやりたかった事だ。お金の面では苦労が多いけれど、昔よりずっと幸せだよ。

A:俺は、朝起きたらまずFINCHのために何が出来るかを考えるんだ。大変なこともあるけどさ、それが全く苦にならないんだよね。

-ひょっとしたら世界の中でも日本が一番あなた方の復活を望んでいたかもしれません。3月のツアーや今回のツアーで、日本にまだ熱心なファンが沢山いることが十分伝わっていると思いますが、日本のファンのリアクションはいかがですか?

R:そうだね。まず『Live In Japan』というライヴ・アルバムをリリースすることが出来たし、今回のツアーは3月に日本に来た時よりも会場が大きくなっていたし、どこもソールド・アウトだ。ライヴでのリアクションもすごく良いよ。日本のファンのサポートには本当に感謝している。

A:日本のファンは、右に出るものがないよね。日本はライヴに来て一番楽しい国だよ。

-昨日FUNERAL FOR A FRIENDにインタビューをしてきたのですが、「FINCHの音楽は衝撃的だった。影響を受けた」と話していました。あなた方からみて、FUNERAL FOR A FRINEDってどんなバンドですか?

R:俺たちが2002年にロンドンでライヴをやった時に、FUNERAL FOR A FRINEDがオープニング・アクトで出演していたんだ。俺たちと彼らの間にCOHEED AND CANBRIAが出演していたんだけど。そういう状況でのスタートから、今では彼らがトリを務められるようなバンドに成長していたっていうのが、まずすごく嬉しいよ。当時も、ライヴの後に友達になれたしね。ほんとに良い奴らだ。

A:実は、当時はそれほど真剣に彼らの音楽を聴いていた訳じゃなかったんだけど、今日ここに来る間にFUNERAL FOR A FRINEDのベスト盤を聴いてきたんだ。特に新曲がすごくかっこいいよね。

-最後に。先ほど聴かせて頂いたFINCHの新曲2曲ですが、サウンドのプログレッシヴ感とダイナミック感、スリリングな展開、そしてメロディーの高揚感まであって、これまでのFINCHのサウンドを凝縮したような素晴らしい仕上りに、とても興奮しました。

R:ありがとう。俺たちは1年間で25曲くらいの楽曲を作ったよ。25曲全てがその2曲のようなサウンドではないんだ。曲を作るということは自分たちを表現することだと考えているから、自分たちのその時の心情を表したダークな曲なんかもある。君の言うとおりにメロディーに高揚感はあっても、全体を見るとヘヴィだったりするんだ。いくつもの音を重ねているのは、そういう効果も狙っているのさ。だけど、サウンドはダークであっても俺たちの状況は昔よりずっと良いよ。

-ニュー・アルバムのリリースを楽しみ待っています。

R:ありがとう!

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