EARLYTOBED | 激ロック インタビュー 


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EARLYTOBED:Dallen(Dr) Marcus(Gt) Ole(Vo) Jonas(Gt)

インタビュアー : ムラオカ

EARLYTOBED Official-Site

EARLYTOBED

-2005年の夏に結成されたとのことですが、結成から今に至るまでにメンバー・チェンジはありましたか?

Dallen(以下D):このバンドを始めてからベースは3人変わってるよ。

Marcus(以下M):新しいベースが入る度に新しい風が入ってバンドが成長していったんだよね。

Ole(以下O):今のラインナップでずっと行きたいと思ってる。凄く気に入ってるんだ。

-結成前にはみなさんは他のバンドで活動していたのでしょうか?

O:そうだね。俺たちみんなそれぞれETBの前に別のバンドに所属していたよ。

D:俺たちは随分昔から、それぞれ別の集団に居たものの、一緒に音楽をやって来た仲なんだ。EARLYTOBED はみんなで作ったプロジェクトって感じだったんだよね。このバンドは、俺たちメンバー全員がホントにやりたかったバンドなんだ。

-スウェーデンの新聞紙、アフトンブラデットにスウェーデンの大手レコード会社13社が「2009年、最もホットなバンド/アーティスト」の投票を行った結果、EARLYTOBED が6位を獲得したとのことですが、まだアルバムもリリースしていない状況でのこの結果は素晴らしいのではないでしょうか?あなたがたはこの結果に満足していますか?

M:俺たちみんな大興奮したよ!

D:最高の気分だったし、最初は信じられなかったよ。

M:いまだに信じられないけどね(笑)。

-ファースト・アルバム『The Phantomime』完成おめでとうございます。
フルアルバム制作は初めての経験だったと思いますが、いかがでしたか?

O:何もかもが俺たちにとっては新しいことだったよ。だからそもそも何に期待をしていたらいいのか分からなかったくらいんだ。でも結果的に素晴らしいアルバムが出来てホントにホントにハッピーだよ。ツアーで新曲を披露するのが楽しみで仕方ないね。

-『The Phantomime』というアルバム・タイトルは恐らくPantomime(無言劇, パントマイム)とPhantom(幻影, 幻想)を合わせたあなたがたの造語だと思うのですが、私個人としては、非常に謎めいていてロマンティックな感じがしました。実際にはどのような意味で名づけられたのでしょうか?

O:そうだね。収録されてる多くの曲で“マスクの後ろに隠れた人格”っていうのがテーマになっていて、どんな風に人々は他人を騙すのか、どんな依存が人を変えるのか、ことを語っているんだ。このアルバムのタイトルが、全ての曲の要約になってる。

-Oleにいくつか質問します。
Oleのヴォーカルはアルバム全編で非常に透き通っていて美しいですね。
ヴォーカリストとして拘っている点がありましたら教えてください。

O:ありがとう。ヴォーカルとして拘っている点は、感情や、その歌詞をきちんと表現することなんだ。歌詞がきちんと伝わるような歌じゃなければ、メロディがどんなに良くても意味が無いと思ってる。

-Youtubeに2006年に行ったライヴでSAOSINの「Seven Years」のカヴァーをしている映像を見つけました。ヴォーカルのOleにいたってはSAOSINのT-シャツも着用していましたね。SAOSINの影響を受けているのでしょうか?

O:うん、SAOSINは好きだよ。でも影響を受けたバンドとかではないね。

-また他に影響を受けたヴォーカリストがいましたら教えてください。

O:Robert Plant, Glenn Danzig, Michael Jackson, Freddie Mercury, Bjorkかな。

-ドラムのDallenですが、非常に手数の多い独創的なプレイが非常に印象的です。
ドラムプレイの際に心がけていることを教えてください。

D:ありがとう!!でも実はこれでもあんまり手数を増やさないように心掛けているんだ(笑)。曲、それからメロディに合うようなドラミングというのを最優先に考えているよ。

-Track.4「Phantom Syndrome」はアルバム・タイトルにも“Phantom”という言葉が出てきますね。“Phantom”という言葉がこのアルバムの鍵となっているのでしょうか?

O:その通りだね。

-Track.9「Wanting Out」はエレクトロなフレイヴァーを感じさせるEARLYTOBEDとしては珍しい曲ですね。これはどなたのアイデアですか?

M:Jonasだよ、Jonas!この野郎だ(笑)!

Jonas(以下J):知らないね(笑)!

-Track.11「Falling Down」は非常に素晴らしい曲ですが、アルバムの最後に(日本盤にはボーナス・トラックが2曲含まれているため最後から3曲目)収録されていますが、アルバム最後にこの曲をもってきた理由を教えてください。

O:俺たちは、アルバムのエンディングのインパクトを強いものにしたかったんだ。最後の曲は特にアルバムをまとめるのに最適な曲だと思って選んだんだよ。

M:「Falling Down」は、ある意味完成された曲だと思うんだ。だからアルバムの最後にしようって作曲の段階から決めていたんだよ。特に何かを狙ってってわけでもなかったんだ。俺たちはあんまり何かを狙って曲を書くことがなくて、フィーリングを大事にしてる。この曲は素晴らしい曲だし、『The Phantomime』のエンディング曲として最適だったってだけさ。

-Track.2「Without You」はPV制作をすると聞きましたが、もう制作は完了しましたか?
どのようなPVになるのか教えてください。

D:そうだね。もう録り終えたんだよ!今編集しているところなんだ。「Without You」のビデオのテーマはアルバムのテーマと同じにしたよ。

M:オーディエンスの居ない状態でライヴを収録した感じかな。ダークで憂鬱な雰囲気になってるよ。

-歌詞はどのような事柄を歌ったものが多いのでしょうか? よろしければ気に入っている曲をいくつかピックアップして解説してください。

O:歌詞は自分と他人についてだね。テーマをいくつかの言葉で表現するなら“隠れる”“渇望する”“装う”“疎外する”ってとこかな。「Without You」は信頼していた誰かに裏切られて、そして答えを探していく歌なんだ。「Microphobia」は、ある人間の中毒についての歌で、周りの人たちが彼を“普通”の人間にしようとする様子を書いてる。「Falling Down」は“見られてしまうこと”について「The End」は裏切りと誰かをガッカリさせることについてだ。

-アルバム制作において最も重要視していたことはなんでしょうか?

J:完璧に、そしてオリジナルにすること!

O:俺にとっては、自分に誠実であることが大事なんだ。メンバーみんなオープンに意見を言い合って曲を書いて、レコーディングをしたよ。

M:曲を書く時は、周りがどんな風に思うだろうっていうのは考えないようにしていたよ。結果的にみんなが曲を気に入ってくれたなら、それ以上嬉しいことは無いけどね。でもみんなが気に入るだろうからって言って自分が気に入らない音楽なんて作っても意味が無いでしょ?作曲は、自分のためにするものなんだ。

-日本のロック・ファンからみたスウェーデンの音楽シーンはIN FLAMESやARCH ENEMYなどのデスメタルとオーセンティックなヘヴィメタルが強いという印象を持っていますが実際はいかがでしょうか?またあなたがたから見たスウェーデンのシーンとはどういったものなのでしょうか?

O:IN FLAMESはどこの国でも有名だよね!素晴らしい活躍だと思うよ。基本的にメタルとポップがスウェーデンの音楽シーンを支配してるね。

-スカンディナヴィアを離れて3週間カナダでツアーを行ったとのことですが、いかがでしたか?

J:ホントに最高のひとときだったよ!自分たちで経費も出して飛行機のチケットも取って行って、できるだけたくさんショーをこなしたんだ。

M:カナダ最高だったよ。いい国だね。

-ロック・シーンの最大のビックマーケットであるアメリカやイギリスでのツアー、進出というのは考えていませんか?

O:常に考えてるよ!どこでもツアーに行きたい。来てくれって言われればどこでも行くよ!

-普段一緒にライヴをやったりとスウェーデン・シーンにおいて仲良くしているバンドがいましたら教えてください。

M: ADEPT、CHEMICAL VOCATION、NEVERSTORE、KID DOWNだね。ごく一部だけどね。みんなイイやつらだよ。

-アルバム・リリース後の予定を教えてもらえますか?

J:可能な限りたくさんライヴをやることだね!それからツアーもやるよ。俺たちはガンガン突き進むのが好きなんだ。ライヴをやるのも大好きだしね。

-恐らく日本からの初めてのインタビューとなると思いますが、日本というとどのようなイメージを持っていますか?

D:俺の友だちのバンドマンは日本は正に音楽をやるのに最適の国だって言ってたよ。だからホントに行くのを楽しみにしてるんだ。

O:黒澤明監督の素晴らしい作品は知っているよ。サムライは素晴らしいね。あと、日本酒の飲み方を覚えたいね。

M:俺はずっと日本に行きたいと思ってたんだ。日本は魅惑の国だからね!日本映画も好きだよ!

-最後に日本のリスナーにメッセージをお願いします。

O:直ぐに会おうぜ!

D:『The Phantomime』聴いてね!

M:これからもロックし続けてくれ。大人になったからって音楽を楽しむのを止めたりしないでくれよ!!ありがとう!


The Phantomime

EARLYTOBEDは2005年の夏、スウェーデンの人口30万人ほどの歴史的にも古い都市であるヴェルムランドにて結成。ヴォーカルのOleは垢抜けたグッドルッキンなエモ・キッズでカリスマ性も高い。またOLEはSAOSINの前任ヴォーカリスト、Anthony Greenに匹敵するクリスタル・ヴォイスの持ち主であり、透明感と無垢な輝きで溢れている。またエレクトロ・サウンドやアグレッションに頼ることなく、高いソング・ライティング能力を十分に発揮したクオリティとポピュラリティを備えたアルバムとなっている。彼らは今後メジャー・フィールドで戦う本格的ロック・バンドに化ける可能性を十分に秘めている逸材である。 ムラオカ

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