
−まずは簡単な自己紹介をお願いします。
Brock Lindow(以下B):俺はBrock Lindow、36 CRAZYFISTSのヴォーカルを担当してる。
−米国アラスカ出身とのことですが、アラスカのロックシーンとはどのようなものなのでしょうか?
B:すごく忠実でユニティー意識が強いファンに支えられていて、オリジナルでクールなバンドが沢山いるよ。
−アメリカとはいえ本土とはカナダを挟んでの位置にありますよね?ツアーをするにも大変だったのではないでしょうか?
B:すごく大変だよ。合衆国で一番近い大都市はシアトルなんだけど、それでも車で3〜5日はかかっちゃうんだ。
−現在はオレゴン州に活動拠点を移したとのことですが、オレゴン州も比較的北に位置していますね?自然も豊富なようですし、あえてアラスカに近い雰囲気の州を選んだのですか?
B:俺はそれからアラスカへ戻ったんだけど、オレゴンのある北西での生活は楽しかったよ。アラスカに似てるけど、アラスカの山々をなくした感じかな。
−36 CRAZYFISTSというバンド名がジャッキー・チェン主演の映画のタイトルから来ているということをレーベルの資料で知りました。あなたがたはカンフー映画なども見ることがあるのですか?
B:昔のカンフー映画は大好きなんだよね。ジャッキー・チェンは俺達のヒーローさ。
−最近見て面白かった映画はありますか?
B:ここしばらくはツアーとかで映画を見れてないんだけど、HELL'S ANGELSのドキュメンタリー映画は見たな。けっこうブッ飛んでたよ。
−1stアルバム「Bitterness The Star」から私はあなたがたの作品をリアルタイムで聴いてきておりますが、1stアルバムは当時のロックシーンを反映してかDEFTONES、MACHINE HEADなどのNU METALの影響が非常に強いサウンドでしたね?今でも1stアルバムの曲をライブでやることはあるのですか?
B:正直言うと最近はあんまり。あのレコードに関しては複雑な思いがあるよ。歌詞の面では、あんまり振り返りたくない頃の時期に書いたものだしね。楽曲は1997〜2001年の間に書いたものをかき集めたから、あんまり焦点の定まらないアルバムだけど、それはそれで事実だし、まだあのアルバムには納得してるよ。
−1stアルバムリリース後にはKILLSWITCH ENGAGE、GOD FORBID、DIECASTなどのハードコアバンドとのツアーも多かったようですが当時のあなた方のサウンドだと少し浮いてしまったりはしませんでしたか?
B:浮きまくりだよ(笑)。でもそれは良くもあるし、悪くもある。今挙げたバンドはみんな良い友達だし、みんなすげえイイ奴らだから、奴らと一緒にツアーをするのはマジで楽しいよ。でもそうだね、ツアーに出るとだいたいは突き指した親指みたいに目立っちゃうね。それはそれで俺はいいけど。
−2ndアルバム「A Snow Capped Romance」は楽曲能力も飛躍的にアップしたように感じます。特にThe Heart And The Shapeは個人的にあなたがたの曲の中でもベストな一曲だと思います。1stアルバムのミドルテンポ主体のグルーヴィーなサウンドから一転、疾走感のあるメタリックでエモーショナルな曲が多くなりましたが楽曲をそのような方向に変化させた理由を教えてください。
B:そうだな、あのアルバムにはすごく満足してるよ。曲作りに関してはずっと焦点が定まったものだと思うし、2004年の頃の、俺達の技量を忠実に反映してるアルバムだと思う。
−3rdアルバム「Rest Inside The Flames」はUKチャートでかなり良い反応を得られたようですね?特にUKで素晴らしいチャートアクションを起こしたのはなぜでしょうか? ツアーやフェスでUKを重点的に回ったりしていたのですか?
B:もうここ数年UKでツアーしていて、UKのファンからは絶大な支持を受けてるよ。ツアーにおいては間違いなく一番好きな場所だよ。
−そしてこのたび4thアルバム「The Tide And Its Takers」のリリースが日本先行で5.24に決定したわけですが、このアルバムのぜひここを聴いて欲しいというポイントを教えてください。
B:アルバムがもうじき出るんで凄く嬉しいよ。俺の中ではアルバム「SNOW CAPPED ROMANCE」みたいなロウなフィーリングがあると思ってる。いろんな経験をした上で作られたアルバムだし、メロウでムーディーな面も、ヘヴィーでアグレッシヴな面も両方あって、凄く満足してるよ。
-私見ですが今までのアルバムの中で最もハードコア、メタルコア色が強いアグレッシヴなものになったと感じたのですが、このようなアグレッシヴ感が前面に出た作品に仕上がった背景を教えてください。
B:音楽キャリア的に、今俺達は俺達のやりたいようにやっていられてるからすごく気持ちが楽だよ。歌詞的には、“苦しみの後に見えてくる光”的なヴァイブを提示してる感じで、それがサウンドとよく合致してるアルバムになったと思う。こういうアルバムを昔から作ってみたかったんだ。
−特に一曲目のThe All Night LightsはAS I LAY DYINGをも髣髴とさせるアルバムの始まりにピッタリなアグレッシヴな仕上がりですね?
B:そうだね、これはかなりヘヴィーなナンバーだし、最近書いた曲の中では速い方だと思ったな。この曲をライヴでやるのはかなり気落ちイイよ!
−2ndアルバムから今に至るまであなたがたの作品はSCREAMOにもHARDCOREにもNU METALにも、どの特定のジャンルにも当てはまらないオリジナリティ性の高いサウンドですね。言い方を変えるとどのシーンにも属していない感じがするのですがあなた方自身、一緒にツアーするのにしっくりくるバンドをいくつかあげてくれますか?
B:まぁ言ってしまえば、どんなバンドとでもしっくりくるよ。ツアーして友達作る事が大好きだし、音楽的に俺達に似てるか似てないかは、あんまカンケーないんだよね。一緒にツアーしたバンドで生涯の友もできたりしてるしね。
−私個人の意見としては、ドイツのWATERDOWNとあなたがたのサウンドに共通性を感じるのですが、WATERDOWNは耳にしたことはありますか?
B:いや、知らないな。ちょっとチェックしてみるよ。
−あなたがたの特徴の1つにボーカルであるBrockの独特なメロディ展開、特有の歌い回しがあげられると思います。この独特なメロディ展開、歌い回しが36 CRAZYFISTSの大きな武器の1つなのではないでしょうか?
B:とにかくそう言ってくれてありがとう、とだけ言っておくよ。
−日本盤のみボーナストラックが一曲収録されるということですがSATCHELのカバーということですがSATCHELというとPEARL JAMのストーンゴッサードが絡んでいたバンドだと思うのですが、正直日本ではほとんど認知されていないバンドです。アメリカでは結構知られているのでしょうか?またこの曲をセレクトした理由を教えてください。
B:SATCHELはアメリカでもそんなに認知されてなかったと思うけど、俺達は大好きで、もう彼らのバンドとしての音が聴けなくなったのが残念ではあるね。ヴォーカルのShaun Smithは最高のヴォーカリストだ。ライオネル・リッチーみたいにソウルフルでさ。そんな彼らのカヴァーをやるなんて、思い切った事をしたと思ってるよ。彼らのツラ汚しになってなきゃいいけど。
−WALLS OF JERICHO、TWELVE TRIBESのメンバーがゲスト出演しているそうですが、彼らとは古くから付き合いがあるのですか?
B:両バンドとも、もう長年の付き合いで、今までに何度もツアーを一緒にしてきたんだ。ゲスト出演してくれたAdamとCandaceには感謝しきれないよ。
−ROADRUNNER RECORDSからFERRET MUSICに移籍した経緯を教えてください。
B:ROADRUNNERにいた頃はしんどかったよ。ROADRUNNERからは円満に離れて、今FERRET MUSICにいる事は本当に嬉しいよ。
−SKINLABと仲が良いと聞きましたが、彼らは今どのような活動をしているのでしょうか?4月末にニューアルバムをリリースするといううわさを聞いたのですが本当ですか?
B:そう、今アルバムの曲を書いてるところだよ。'LABの奴らはすげえ好きだよ、再結成して、奴ら流のベイエリア・ビート・ダウンを聴くのが待ち遠しいよ!!
−We Gave It HellのPVがそろそろ完成した頃だと思うのですが、満足のいく仕上がり具合ですか?PV撮影時のショッキングな出来事がありましたら教えてください。
B:撮影2日間ともマイナス30度だったんだよね。PVは最高の仕上がりなんだけど、悲しい事に、PVに登場するスノーモービルのプロのライダーの一人が撮影の数日後、雪崩に巻き込まれて命を落としちゃったんだ。
−実はあなたがたの故郷アラスカは私たち日本からはアメリカ50州の中で最も近い州なんですよ。ぜひツアーやフェスにここ日本にもいらしてくださいね。
B:ああ、いつの日か日本へ行って是非プレイしたいよ!マジで行きたいよ。
−最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
B:みんな、本当にどうもありがとう。いつか君達の国に行けたら、ファンのみんなとハイ・ファイヴだぜ!
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The Tide and Its Takers
2008/5/27発売 |
related site: |
http://www.36crazyfists.com/ http://www.myspace.com/36crazyfists |
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