INTERVIEW
LOOKLIKE
2024.07.03UPDATE
2024年07月号掲載
Member:HAYATO(Vo/Ba)
京都北部発の3ピース・メロディック・ポップ・バンド LOOKLIKEが、フル・アルバム『LOGBOOK』をリリースした。メンバーの脱退や加入、レーベル"CROSSENT RECORDS"の新設などを経て発表した本作には、聴く人が絶対に前向きになれるような、等身大の応援歌が詰め合わされた。そんなアルバムについて、メンバーを代表してHAYATOにメール・インタビューで訊いた。
-激ロック初登場ということで、グループ結成の経緯を教えてください。
始まりは実の兄であるYUMA(Gt/Cho)と、コピバンを通して音楽に触れ始めたのがきっかけ。いつかはベース・ヴォーカルになりたくて。LOOKLIKEとして旗を掲げたのは18歳になる春だったと思います。
-LOOKLIKEの音楽性について教えてください。
コピバンの頃から洋楽のポップ・パンクや青春パンク、メロコアなどのジャンルは様々聴いてましたが、あるバンドがきっかけで日本詩のいろんなジャンル感を混ぜ合わせたバンドをやっていきたいと思い、今のLOOKLIKE節が成り立っていると思います。
-特に影響を受けたアーティストを教えてください。
ハイトーンを出したくて歌い込んでいたのは175R、ベース・ヴォーカルの技術を習得したくて練習していたのはMONGOL800、一番影響を受けて今のLOOKLIKEの音楽性を自身に気づかせてくれたのがEDDYです。
-そういった音楽に目覚めたきっかけはなんだったのでしょうか?
メロディ感、キャッチー感、日本詩ならではの哀愁感、優しさみたいなところに魅了されました。
-フル・アルバム『LOGBOOK』のリリースおめでとうございます。メンバーの脱退や加入、レーベル新設などを経てのリリースとなりましたが、今の心境はいかがですか?
またこうやって全国に発信できる環境や作品と出会えて、シンプルに嬉しい気持ちで溢れてます。いろんな別れもありますが、いろんな巡り合わせで今があるので、今の自分を取り巻く環境にすごく感謝してます。
-『LOGBOOK』のコンセプトやテーマを教えてください。
通して聴いてもらったときに絶対に"前向き"になれるような、1枚を通して応援してあげられるような"応援歌"を詰め合わせました。現状は自分で毎日聴いて毎日やる気を貰ってます。
-『LOGBOOK』の制作にあたって作曲で意識した点や、制作で苦労したポイントはありますか?
今回は既存曲で再録した「BRAND NEW DAY」、「Believer」、「Try again」の他はすべて新曲となっていて、作詞や符割、編曲はかなり時間がかかって難産でした。ただ、"等身大でしかできないこと"は見失いたくなくて下手な背伸びはしてません。今のありったけが詰まってます。
-収録曲の中で思い入れのある楽曲や気に入っている曲はありますか? 理由も含め教えてください。
ラストに収録されている「ドリームシップ」は個人的な推し曲です。そして今回の新曲の中で一番最初に作曲し始めた曲でもあります。メロディを組み立て始めたときから"絶対名曲になる"っていう根拠のない自信が溢れていて、できあがったときは想像を超えてました。ドラムに新メンバーのGENを迎えて、この3人でまた新しい航海に出るようなイメージを描いたので、まさに等身大を歌えているような気がして、とても気持ちの入る曲です。
-今作からは1曲目の「BRAND NEW DAY」と3曲目「OVERGLAZE」の2曲のMVが公開されていますが、見どころはどういったところでしょうか? 撮影時のエピソードもあれば教えてください。
「BRAND NEW DAY」の撮影には裏話があって、本当はリアルな朝日をバックに撮影をしたくて夜な夜な山のてっぺんまで機材を持って登って、撮影をする準備をしてたんですが、朝日は出ない、そして風に煽られ機材が転倒し破損して撮影中止、無駄な出費だけかかって結局リスケしたっていうエピソードがあります(笑)。「OVERGLAZE」はLOOKLIKE史上初の女優さんを迎えての撮影でした。緊張もしましたし向かい合ってのシーンなんかはとにかく恥ずかしかったですが、自分たちのMVの中では間違いなく一番メッセージもストーリーも濃くて、見応えのある作品になったと思っています。そして女優さんが本当にかわいかった。
-ライヴやツアーなど、これから予定されている活動はありますか?
8月10日にレコ発("LOOKLIKE「LOGBOOK」release tour「Writing tour 2024」")初日を大阪 新神楽にて開催。今までのような本数、そして全国各地すべては回り切れないですが久しぶりのツアーを行います。11月23日 新高円寺LOFT Xにてツアー・ファイナルを行うので今の等身大、そしてこのアルバム・ツアーの集大成を目撃しに来てほしいですね。
-現体制で改めてライヴをしてみたい場所はありますか? 具体的な場所や、音楽シーンでも構いません。
野外フェスに出ていけるバンドになりたいですね。先輩後輩もジャンルも関係なくいろんな現場で必要とされ、いろんな人たちに力を与えられるような、そんなライヴ・シーンに生きていきたいですね。
-今後の展望や目標とする場所はありますか?
GENの加入後、LOOKLIKEの新看板イベントとして"響鳴(キョウメイ)"を立ち上げました。いつかはライヴハウスの屋根を取っ払ってバンド主催の野外フェスをやる。そんな夢を乗せてやり始めたイベントなので、絶対に叶えたいと思っています。
-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。
出会いに早いも遅いもない。今、この機会に知ってもらえたのも何かの縁だと思います。これをきっかけに今までのLOOKLIKEも知ってほしいし、これからのLOOKLIKEといろんな景色の中で一緒に響かせて鳴らし、歩んで行けたら嬉しいです。
RELEASE INFORMATION
LOOKLIKE
FULL ALBUMM
『LOGBOOK』
CRSNT-00001/¥2,500(税込)
[CROSSENT RECORDS]
NOW ON SALE!!
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