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INTERVIEW

極東ロマンス

2019.09.27UPDATE

2019年10月号掲載

極東ロマンス

Member:Shindy(Vo) 琢磨(Gt) Yo-1(Gt) 柳山ユウト(Ba) Tetsufumi(Dr)

Interviewer:藤谷 千明

果てしなく遠いかもしれないけれど、"極東ロマンス系"というジャンルを作りたい


-10月から、3ヶ月連続のワンマン・ライヴ"3 Steps to the ultimate BLACK"が開催されます。それぞれ"BLACK HALLOWEEN NIGHT"(10月22日に高田馬場CLUB PHASEで開催)、[ROMANTIC BLACK NIGHT【"BLACK" Dress Code】](11月24日に代官山SPACE ODDで開催)、"BLACK CHRISTMAS NIGHT"(12月21日に渋谷CHELSEA HOTELで開催)というコンセプトが設けられていますね。

Shindy:シーズン的にハロウィンやクリスマスがあるから、そういう部分でも楽しみたいですよね。最近Instagramを始めたんですけど、"インスタ映え"というか、僕らのライヴを楽しい場所にしたいと考えていて。その場所に行けば楽しい、そしていい音楽があるという空間を作れたらいいんじゃないかな。3ヶ月連続ワンマンはそんなふうにしたいですね。

-近年ロック・フェスに顕著ですけど、ある種レジャー的な楽しみ方をする人は増えてきましたね。


琢磨:夏フェスとか超楽しそうですもんね。

Tetsufumi:何が出てても楽しいよね。

Shindy:フェスって、食べ物もおいしいしお酒もあるじゃないですか。そういうのって大事なのかなって。そういう要素も盛り込んでいきたいですね。

-音楽を主軸にと言いつつ、他のことは一切やらないわけではなく、柔軟にやっていこうという。

Yo-1:やっていることは硬派でいたいと思うけど、全体を見たら、頭を柔らかくしたいというのはある。

琢磨:どんな時代でもやっぱり新鮮に感じられる音楽をやりたいし、新鮮に聴ける環境を作っておきたい。そういうことはやっていきたいですね。

Shindy:根本で筋が通っていたら大丈夫だと思う。アレはダメとかこれはダメとか、いろんなことを制限するのも違うと思って。自由でいないといろいろなものが衰退していくだろうし、自由に楽しくやっていきたいですね。

-新しい試みの一環として、今回の3ヶ月連続ワンマンで、"GEKIROCK CLOTHING"とブランド"acOlaSia"とのトリプル・コラボ・グッズを販売されるそうで。

Shindy:そういう機会をいただいて、せっかくだからやってみようと思って。今後もいただいたお話は全部やっていきたいと考えています。ひとりでも多くの人に僕たちのことを知ってほしいですし。

-第1弾はTシャツとのことで、デザイン案はどのようにして作ったのですか?

Shindy:最初に、"ロマンス"だからハートのモチーフを作りたいと"acOlaSia"のデザイナーさんに提案して、ただのハートだとかわいくなりすぎるからとみんなで相談して、アレンジをしてもらいました。僕らも普段でも着れるものがほしかったので、カッコいいデザインになっていると思います。あとは "acOlaSia"さんからの提案でバックプリントには「天才奇才」のトラック・タイトルより、世界的な天才の肖像を使用してます。

-そして、ShindyさんはライヴのMCでも、"極東ロマンス系"というひとつのジャンルを作りたいとおっしゃっていました。実際それは実現できそうですか?

Shindy:果てしなく遠い話ではありますね。日本の音楽シーンは、なにかとすぐカテゴライズしてくるというか、そういうところがあるので。どんな活動をしていても、芯が通っていればいい。最後は人間性だと思うんです。そしたら、ヴィジュアル系が好きな人も、アイドルが好きな人も、ラウドが好きな人も集まってくれると思うし、そんなバンドになりたい。このメンバーである理由はそこにあるんだと思います。

-ちなみに、出てみたいイベントってありますか?

Shindy:"ROCK IN JAPAN FESTIVAL"

琢磨:フェスは出たいですねー!

Tetsufumi:野外はやりたいですね、好きなんで! 他には身近なところだと"A.V.E.S.T project"。やっぱりジャンルが多岐にわたったイベントがいいですね。

ユウト:今のでだいたい出たいイベントの名前は出たかな。

Shindy:あとは"a-nation"とか。僕ら、Anli Pollicino時代に2016年の"VISUAL JAPAN SUMMIT"に出たんですけど、また開催されたら出たいですね。でも、そういうことも"極東ロマンス系"ができあがってないと絶対に実現しないと思う。今のヴィジュアル系って閉鎖的というか、昔は不良っぽいカッコいい男の子も聴いていたのに、最近は地下に潜ってて、外のジャンルから見たらわかりにくくなっているというか。そういうところで風通しが悪くなっているんじゃないかな。

-それは否定できないところもありますね。

Shindy:でも、さっきも言ったけど、みんなロック・バンドをやってるんだし、音楽が好きでやってるんだし、いろいろな横の繋がりを作っていきたい。そうしたら自ずと太陽の下に行けるんじゃないか。だって、そういうのを作らないと5年後、10年後、シーンがどうなっちゃうんだろうって。

-そうですね。では最後に、読者に対してひと言コメントお願いします。

琢磨:極東ロマンスはこんなバンドです。ライヴ来てください(笑)。

Tetsufumi:これからはいろいろな場所に出ていくはずなので、記憶の片隅に留めておいてもらえたら嬉しいです。

ユウト:僕らは異色だと思うんで、今後ブレずにやっていけたら、"極東ロマンス系"と呼べるジャンルを作ることも実現できるはずなので、ぜひライヴを観にきてください。

Yo-1:とにかくライヴを観てもらえたら、いろんな固定観念がなくなると思うんです。

Shindy:変わったバンドだと思うんです。だから、興味本位で観にきてもらえたら嬉しいなと。次に激ロックに出るときには、もっと過激なコメントを残したいな(笑)。

LIVE INFORMATION
"ONEMAN LIVE 「3 Steps to the ultimate BLACK」"

10月22日(火・祝)高田馬場CLUB PHASE "BLACK HALLOWEEN NIGHT"
イープラス ローチケ
11月24日(日)代官山SPACE ODD [ROMANTIC BLACK NIGHT【"BLACK" Dress Code】]
12月21日(土)渋谷CHELSEA HOTEL "BLACK CHRISTMAS NIGHT"
OPEN 17:00 / START 17:30
¥4,200(D代別)