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INTERVIEW

Grudge Against Personality

2019.06.07UPDATE

2019年06月号掲載

Grudge Against Personality

Member:Nao(Vo) Lisa(Ba/Vo) Nishiva(Gt) Sho(Gt) Kuro(Dr)

Interviewer:オザキ ケイト

-そして6月12日にニュー・シングル『The Monster』がリリースされます。リリース自体約2年ぶりですが、どんなことを意識して制作されましたか?

Nao:Sho君が加入してバンドが再始動するにあたり、インパクトのある楽曲がいいと思っていたし、勢いや激しさ、メロディも含めてGAPのすべてが詰まっていると感じます。

-これまでのGAPにもあった、どっしりとした重さに加えて、速さがあると感じました。

Nishiva:この曲自体は大阪にいた2012年頃から存在していたんですが、メンバーからの難しいという声やメンバーの脱退が重なり、後回しになっていた曲なんです。それに加えて歌詞も前のベースが書いたものだったので、このタイミングで今の自分たちが表現したいものに書き直そうということで、タイミング的にもこのときのためにとっておいたような巡り合わせのある楽曲ですね。

-2012年ということは、まだツイン・ヴォーカル編成になる前ですよね?

Nishiva:そうですね。なので当時ベーシストはベースに専念できたんですけど、Lisaは歌いながら弾かないといけないので大変だと思います(笑)。

Lisa:ライヴでちゃんとできるか不安です(笑)。

-カップリングの「Beating In The Darkness」は去年からライヴでは披露されていますよね?

Nao:ライヴでの手応えもあったし、「The Monster」と違った面も見せられると思ったのでカップリングに推しました。

-「The Monster」に比べると展開が多く、途中裏打ちになるセクションがフックになっていますね。

Kuro:スクリーム以外にラップを取り入れるなど、ニューメタル・サウンドをキャッチーに表現できてると思いますし、個人的にこの曲の低音感は好きです。

Nao:実はバンドにハマる前はヒップホップが好きで、初めて買った洋楽のCDがEMINEMの『The Eminem Show』なんです。と言いつつも、このバンドでラップをやることを求めてはいなかったんですけど、「Beating In The Darkness」が送られてきたときに、クリーンもシャウトもハマらないセクションがあって、ノリでラップを入れたらメンバーからいい感触を得られたし、シャウト以外にもいろんな声色を使って表現したいと思っていたので、またひとつバンドの幅が広がったと思います。

-また、今回のレコーディングは、NOCTURNAL BLOODLUSTやCrystal Lakeなどを手掛けてきた"STUDIO PRISONER"のHiroさんがプロデュースされたそうですね。

Lisa:私自身NOCTURNAL BLOODLUSTが好きなこともあって念願でしたし、初めてのレコーディングであるにもかかわらず、いろいろとアドバイスをいただけて、無事に形にすることができてHiroさんには感謝しています。

-そして、6月22日には渋谷Guiltyと共同主催という形でレコ発イベント[GRUDGE AGAINST PERSONALITY&GUILTY PRESENTS NEW SINGLE"THE MONSTER" RELEASE FEST「CARNIVAL OF LOST SOULS」]の開催が決定しました。これはどうようなイベントになりそうですか?

Nishiva:今回は異色のバンドに声を掛けました。いろいろなジャンルのバンドが続々出てくる、タイトルにもあるようにまさしくカーニバルのような空間を作りたいと思っています。

Nao:僕らの強みでもある世界観を打ち出すような、他のバンドのライヴでは味わえない非現実的なイベントにしたいと思ってるし、そのために凝った演出も考えています。誰も見たことのない面白いイベントになると思いますよ。

Kuro:今後GAPとして継続的に続いていくイベントにするための第一歩にしたいです。

-最後に新体制となり再始動を果たしたGAPが、これからどのような活動をしていきたいか聞かせてください。

Nao:ライヴの頻度を増やして、ワンマン・ライヴやフェスにも出れるような、将来的には海外でも通用するバンドになっていければと思います。

Kuro:メタル・バンドで男女混合のバンドは数が少ないですし、その中でもリズム隊が女性なので、こういう形態でもこういうバンドができるということを示していきたいです。

Nishiva:日本でメタルはあまり浸透してないですけど、僕たちの音楽をきっかけにメタルを好きになってくれる人が出てくるような活動をしていきたいです。