INTERVIEW
THE COLOR MORALE
2015.01.30UPDATE
2015年01月号掲載
Member:Garret Rapp (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-プロデューサーにはPIERCE THE VEIL、BREATHE CAROLINA、NEW FOUND GLORY、ALL TIME LOWらを手がけてきたMike Greenを迎えて制作されていますが、どういった意図で彼をプロデューサーに据えたのでしょうか?
俺たちのシーンにいるバンドをそれほど手がけたことのない、フレッシュなサウンドを持っている人とやりたかったんだ。自分たちにとっても新しいフレーバーで、そしてもちろん学んで成長できる経験をさせてもらえるような人とね。
-Mikeの初期のころの実績であるOVER ITやWAKING ASHLANDの透明感のあるサウンド・プロダクションが今作の空気には近い感覚のように感じられましたが、具体的にMikeに期待した役割や音楽性はどういったものだったのでしょうか?
Mikeは俺たちが違和感を覚えるタイプのサウンドの経験が豊富だと知っていたから、俺たちをアーティストとして押し進めてくれると思ってね。俺たちを成長へと押し進めながらも、THE COLOR MORALEであり続けさせてくれる人、そういう人を求めていたんだ。
-『Hold On Pain Ends』は本国では既にリリースされていてツアーも回っているところだと思いますが、各地での反応はいかがですか?
素晴らしい反応をもらっているよ。目を閉じながら自分の声にみんなの歌が重なっているのを聴くときの気分は、今まで感じた中でも指折りに心強くて美しいんだ。毎日新曲を聴くたびに追体験しているよ。
-海外メディアでの反応も好評なようですね?
初めての場所に行けるようになってとてもワクワクしているんだ。ヨーロッパに数回行ったきりだけど、この前のツアーでの反応が素晴らしかった。新しい場所にできるだけ多く行って、そこに何度も戻って行けるようになりたいと心から思っているんだ。このバンドにはキャリアがあるけど、その前に目的がある。俺にとって1番重要なのはそこだからね。
-本国では今作のリリースからレーベルの移籍となりましたが、環境ややり方に変化はありましたか?
Fearless Recordsとの関係には今のところ超満足しているよ。時間を守ってくれるし、所属アーティストを誇りに思っていてくれるのが俺たちの大きなモチベーションになっている。レーベルの所属バンドをひとつ残らず最大限にサポートしてくれるんだ。まさに俺たちの求めていた場所だね。
-自分たちの作品が海を越えて日本でリリースされるに至った今の気持ちを教えてください。
本当にワクワクしているよ! ここアメリカで、FACTやONE OK ROCKとか、日本のバンドととても仲良くなったからね。FACTは俺たちとこっちでツアーしたし、ONE OK ROCKとは"Vans Warped Tour"で夏中一緒だったんだ。今度は俺たちが日本に行ってやつらと一緒にやらないと!
-今のバンドの動きや今後の予定を教えてください。
実はヨーロッパ・ツアーから帰ってきてすぐに、7週間の全米ツアーに直行したんだ。クリスマスは休みを取るけど、2月にはオーストラリアの"Soundwave Festival"に出る。残りはツアー、ツアー、ツアーだ!
-日本のキッズたちへのメッセージをお願いします。
子供のころはアメリカどころか、イリノイ州を出ることすら考えたことがなかった。日本に行くというのは俺たちのバンドにとって、ポジティヴな心、共感、それから音楽に対する純粋な愛情と情熱を広げるためのまったく新しいプラットフォームができるということになるんだ。今回のインタビューみたいな素晴らしい機会を与えてもらえることにいつも感謝しているよ。今まで出会った日本人はみんな心優しくて、謙虚で、地に足の着いた人たちばかりだった。一刻も早く日本に俺たちの音楽を届けたいという熱い思いを持っているよ! 新年の写真や最新のニュースはFacebook、Twitter、Instagram で@thecolormoralをフォローしてくれ。俺のアカウント(@garretrapp)もよろしく! 本当にありがとう。近いうちに会おう!