INTERVIEW
GOROD
2012.09.03UPDATE
2012年09月号掲載
Member:Mathieu Pascal (Gt) Julien "Nutz" Deyres (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-今作よりヴォーカルとギタリストが交代しましたが、どういった経緯でメンバー・チェンジに至ったのでしょうか?
M:ヴォーカルのGuillaumeとギターのArnaudは個人的な理由で10年の夏にバンドを脱退した。バンドをやっていたら自分たちのまともな生活ができないというのが理由なんだけどね。Guillaumeは自分の仕事をするために、Arnaudは持病でツアーを周ったりするのが難しいという理由だったんだ。彼らは2人とも素晴らしいミュージシャンだったし、バンドを去った理由も理解しているんだ。そして2010年夏にCATTLE DECAPITATIONやBEYOND TERROR BEYOND GRACEとツアーしている時にJulienが加入した。彼は過去に何度か代わりにヴォーカルを担当していたことがあったからヴォーカルとしても人としても信頼していたんだよね。Nicolasが加入したのはもう少し後だったんだ。何人かのギタリストに入ってもらって試していた期間があったからね。彼はミュージシャンとしても性格も良かったから10年11月に正式加入となった。JulienはGuillaumeよりもヴォーカルとしてできることが幅広いんだ。だからデス・メタルにありがちな単調なヴォーカルのバンドっていう枠から脱却することができるんだよね。Nicolasの若さと意欲はバンドを盛り上げる。演奏自体は俺より上手いと認めないといけないだろうね(笑)。この2人が入ってバンドが完成したと感じられるよ。
-新ヴォーカルとギタリストの経歴を教えて下さい。
M:Julienは2つのバンドに所属していて、1つはZubrowska (Samはこのバンドにいたことがあるんだ)で、CONVERGEとTHE DILLINGER ESCAPE PLANの間みたいな感じのバンド。もう1つはWONDERBARで、FOO FIGHTERSやQUEEN OF A STONE AGEみたいなバンド。このバンドではギターを弾いてるんだ。彼は美術史専攻の学生でもあるんだ。Nicolasは若くて才能のあるギター・プレイヤーだよ。彼はメロディック・スラッシュ・メタルバンドのARCANIAでもプレイしてる。過去にはシンフォニック系のバンドにも所属してた。俺もだけど、彼もギター講師をしているんだ。
-特に影響を受けたミュージシャンをロック、メタル・シーンから、とジャズ・シーンからとそれぞれ教えて下さい。
M:メタルで言うと90年代のものかな。DEATH、CARCASS、CORONER、それからギター・ヒーロー系!それから70年代のプログレッシヴ・ロックやラテン・ジャズ系のロック。CHICK COREA、KING CRIMSON、MAHAVISHNU ORCHESTRAとかだね。
-今後の予定は既に決まっていますか?フェスやツアーなどの予定が決まっていたら教えて下さい。
J:今後もまだまだツアーをやっていくつもりだよ。現時点で具体的に発表できるものは予定にないんだけど、決まったらアナウンスするから情報をチェックしてて欲しいな。
-日本のファンに向けてメッセージをお願い致します。
J:音源を気に入ってくれたら、イベンターの人たちに俺たちを日本に呼ぶようにお願いして!
M:うん、早く日本に行きたいよ!