INTERVIEW
DEAD AND DIVINE
2012.04.10UPDATE
2012年04月号掲載
Member:Chris LeMasters (Gt)
Interviewer:ムラオカ
-歌詞はどういった内容のものが多いのでしょうか?あなた方自身が気に入っている曲を2,3曲ピックアップして説明していただけませんか?
歌詞に関しては様々な内容があるよ。それは全部Mattyの個人的なことさ。彼は正直に包み隠さず歌詞を書く才能があるんだ。彼が歌詞を書くときは、何も隠しごとをしないで正面からぶち当たってくるから、バンドも彼のそんな姿勢をサポートするんだ。何曲かはとても具体的な内容だけど、象徴的なものもある。タイトル・トラックの「Antimacy」それから「Carcinoma」は間違いなくみんなのお気に入りだよ。
-プロデューサーであるJordan Valerioteははじめて聞いた名前なのですが、彼は今までどういった作品を手掛けてきた方なのでしょうか?
Jordanは最高だよ。彼は若く、新鮮なアイディアがあるという点が俺たちには魅力的なんだ。彼はカナダのほんの一握りの若いバンドしか録っていないんだけど、俺たちのホームタウンのすぐ近くに住んでいるんだ。それで俺たちは彼と組んで『Antimacy』を制作するのがいいと思ったんだ。彼は友達のバンドのSILVERSTEINの制作にも参加しているよ。今頃彼は、また新しいプロジェクトを始めてるんじゃないかな。
-カナダはアメリカに隣接するとはいえ、アメリカとはまた異なる独自のメタル・シーンが存在しているイメージがあるのですが、実際のカナダのメタル・シーンは現在どういう状況でしょうか?
バーリントンやオンタリオには元々良い音楽のシーンがあったんだけど、ここ最近は衰退してしまったよ。 BOYS NIGHT OUT、THE FULLBLAST、ALEXISONFIRE、JERSEY、FINGER ELEVENなんかが活躍していた頃は、例外なく毎週盛り上がっていたんだけどね。俺たちを含め、そういったバンドがツアーをして地元を離れて、帰ってくるとシーンはどんどん衰退していたんだ。新しいバンドが減ったってことなのか、キッズがもうロックには興味がないのか、原因は分からないけど、すごい寂しいね。昔みたいなシーンに戻ればいいなと思うよ。
-アルバムのサウンドから想像するに非常にアグレッションの満ちたパワフルなライヴを行っているのではないかと想像するのですが、実際にはどういったライヴなのでしょうか?
ライヴをするってことが俺たちがまだ活動している全ての意味さ。常に本気で熱いパフォーマンスを心がけているよ。もしツアーが出来なかったら、まだバンドが出来てるか分からないよ。1年の内、殆どの時間を遠く離れた町で過ごしていると、お客さんの為にライヴ出来るということの喜びがどんどん育っていくんだ。ツアー中にはとにかく待ち時間が長くて、ステージに立つためだけに1日中ずっと待ってるんだぜ。俺たちはいつもライヴ・バンドであるし今回のアルバム『Antimacy』はそれを放つための引き金なんだ。今までこんなに曲を演奏するのが楽しかったことはないよ。
-あなたがたが尊敬しているバンドを教えてください。
前の質問でも言ったと思うけど、THE SMASHING PUMPKINS、SILVERCHAIR、DEFTONES、FOO FIGHTERS、WEEZERとかだね。それに俺たちはもっとへヴィな音楽CONVERGE、HOPESFALL、POISON THE WELL、GLLASJAW、MASTODONとTHRICEとかも好きだね。 John Mayer, JIMMY EAT WORLD、ALKALINE TRIO、PROPAGANDHIやLIFETIMEはいつも機材車の中ではヘビロテしているよ!要するに俺たちは何でも聴くんだ。
-8月にリリースしてから、今日に至るまでどういった活動をしてきたか教えてください。
ツアーやフェスに出たりで忙しくしているよ。ちょうど「Evil Tiger Vulture Tour」というツアーでNORMA JEAN、THE CHARIOTそれからAdmirals Armsとヨーロッパツアーを終えたばかりさ。最高だったよ。去年は何本かのヘッドライナー・ツアーをしたし、ヨーロッパ・ツアーに行く前にいくつかのサプライズ・ライヴもしたし最高だったね。今年はカナダのフェスと、ヘッドライナー・ツアーを予定しているよ。今把握しているのは、そんなところだね。
-最後に日本のメタル、ハードコア・ファンにメッセージをお願いします。
いつも応援してくれてありがとう!言葉では表せないくらい感謝してるよ。4月4日に『Antimacy』がZESTONE RECORDSから発売されるから、みんな絶対買ってくれよ。最高の作品だから後悔させないよ!俺たちも今年日本に行けるように全力で頑張るよ!