－全体のサウンドとしてはハードコアとメタルにパンクをミックスした非常にBIOHAZARDらしいサウンドが更に深く突き詰められているように思います。今作の制作に当たってサウンド面ではどういったことを意識しましたか？

それぞれの曲に異なった方法でアプローチしていったよ。全ての曲が同じサウンドだったら嫌だからね。曲のサウンドは、それぞれのテーマや雰囲気、動きや曲に込める気持ちによって変わるべきなんだ。プロデューサーのToby Wrightと仕事をできたのはとても素晴らしい経験だった。彼はその純粋で汚されていない、一度に1曲ずつという方法に集中させてくれたんだ！

－Tobyとのアルバム制作作業はいかがでしたか？大物との経験が豊富なことを感じられるエピソードなどあれば教えて下さい。

信じられないくらい素晴らしかったよ。彼は俺のスタジオのFirewater Studiosに来て、彼のヴィンテージ・ギアを持って来てね。もちろん俺がもともと持っていたものがあったから。そこはもうエンジニアやプロデューサーの天国と化したんだ！そのスタジオに3ヶ月くらい住んでいたよ。彼ともっと一緒に仕事をするのが待ちきれないよ！

－Track.7「Come Alive」の持つパンク的な疾走感は日本でもハードコア・ファンだけでなくパンク・ファンにも響くだろうと思います。Facebook上で「Come Alive」を含む3つのトラックをフリー・ダウンロードでリリースに先駆けて公開されていますが、反応はいかがですか？

素晴らしいよ。みんな新曲をとても良いと言ってくれているよ。俺もあの曲たちは大好きだけど、それはそれ。誰かに誉められたくて曲を作っている訳じゃない。ただ俺の内側にあるものを表現しているだけなんだ。

－オリジナル･メンバーが10年以上を経て再び集まって一緒に制作する、というプロセスはいかがでしたか？

多分それはアルバムを聴いてくれれば、俺たちがまた集まったことがどれだけ嬉しかったか分かるはずだよ！俺たちは全員アーティストとして、人間として、ミュージシャンとして、それぞれ成長した。俺の場合、離ればなれになって別のプロジェクトを行うことは、例えばSUICIDE CITYやENDRAHだけど、 俺をヴォーカリストとして、ソングライターやプロデューサーとして成長させてくれたんだ。何か変えられるとしてもそうしようとは思わない。俺は俺が今まで積み上げてきた全てのもので構成されていて、それがこの1人のハードコア男を作り出したのさ！

－Scott Roberts(Ba&Vo)がEvanの穴を埋めるべくツアー・メンバーとして加入していますが、正式な加入ではないのですよね？

Scottは俺たちの大事な仲間だよ。彼はBIOHAZARDの過去2作ともツアーを共にしたしね。彼と演奏するのは大好きだよ。日本でお披露目するのが待ちきれないよ！

－Evanの脱退を受け、11月にはヴォーカリストを大々的に募集されていましたが、反応はいかがでしたか？日本のファンの中からも応募したいというtwitter上での声が聞こえていましたが、ベストな後任は見つかりましたか？

すごい量の応募があったよ。俺が前より歌うようになったけれど、BIOHAZARDのヴォーカルは俺たちのサウンドの一部だし、大好きな部分だよ！Scottは最高によくやってくれているし、俺たちの声はすごくお互いにマッチするんだよ！世界中から応募をもらったことにとても感謝しているし、多くのミュージシャンに驚かされたんだ！

－Evanはこの音源の制作後に脱退となってしまいましたが、あなたから見てEvanはどんなプレイヤーでしたか？ハードコア・メタル・バンドのヴォーカルにして俳優、更にはポルノ男優でもあるEvanのメンバーから見た姿を教えて下さい。

彼は彼の道を突き進んでいるのさ。 俺たちは、彼が良い人生を送ってくれるよう祈っているだけだよ！

－BIOHAZARDのオフィシャルFacebook上でお気に入りのページとして一番にグレイシー柔術が上がっていましたが、これは誰かメンバーが柔術をやっているということなのでしょうか？誰かがやっていてもおかしくはないイメージはありますね。

俺は1995年からグレイシー柔術のトレーニングをしているんだ。俺をいろいろな意味で人間的に成長させてくれている、人生の大事な一部だよ。柔術は今日の俺を形作ってくれたし、とっても感謝しているよ！

－1月にはヨーロッパ・ツアーが組まれているようですが、その後も大規模なツアーの予定はありますか？

1年はツアーしている予定だよ。最低でも2013年半ばまではね！それに新曲も既にいくつかレコーディングが終わっていて、もうすぐ発表される予定だよ。だから、バンドページのfacebook.com/biohazardDFLや俺個人のfacebook.com/ billyBIOHAZARDをチェックしていてくれ！