INTERVIEW
EIKOSTATE
2011.11.07UPDATE
2011年11月号掲載
Member:Eloi(Prog) David(Vo&Gt)
Interviewer:ムラオカ
-どの曲も非常にメロディアスで楽曲が粒ぞろいですね!楽曲を作るときに意識していることを教えてください。
D:メロディは大切にしているよ。俺たちは特に作曲に関して決まりごとはないんだ。俺たちが書いた曲が好きになったり、俺たちを揺り動かすものだったら正しい方向に進んでいるだからね。時々メロディを作っている時に泣きそうになることがあるんだけど、それはいい曲が出来る兆候なんだ。
-あなた方の楽曲は国内テレビ番組のテーマソングにも起用されているとのことですが、その件について詳しく教えてください。
カタロニアには3XLというアニメとバラエティー中心のチャンネルがあるんだけど、俺たちがカナダであったアニメコンベンションに出演した時に、そこのディレクターが来ていたらしく、俺たちの曲を気に入ってくれたんだ。そしてこのチャンネルのオープニング・ソングに俺たちの「Riot」という曲が使われることになったんだ。
-ミキサーにDrew Mazurekを起用していますが、彼がミックスすることになった経緯を教えてください。
D:このアルバムはどうしてもいい音にしたかった。でも俺たちの予算は決して十分ではなかったんだ。俺たちはたくさんのプロデューサーと話をしたよ。俺たちの音楽を愛してくれて、お金には融通を利かせてくれる人に出会う為にね。そこでDrew Mazurekに出会ったんだけど、彼はとてもいい条件を提案してくれたんだ。彼は素晴らしい耳を持っているし、とてもクリーンでパワフルなサウンドにしてくれたんだ。彼との作業はとてもスムーズで、的確なアドバイスももらえたし、最高だったよ。
-日本盤には「Theory Of A Lifetime」、「My Shelter」の2曲がボーナス・トラックとして収録されていますが、この2曲もほかの収録曲と同じくらい完成度が高いですね。この2曲をボーナス・トラックにした理由を教えてください。
E:ありがとう。俺たちのスペインのレーベルがこの曲は配信だけでにしたいって言ってたんだ。でもZESTONE RECORDSから日本盤が出るって話になって、この2曲をアルバムに追加する案を聞いて、素晴らしい案だと思ったから賛成したんだ。
-最近メタルコアやエレクトロを取り入れたような刺激のすこぶる強いジャンルのロックが若者の間で流行っていますね。スペインのシーンも同じような流れでしょうか?スペインのシーンについて詳しく教えてください。
D:多分俺たちの国はもっとクラシック・ヘビメタ王国だよ(笑)。ゴシック風のシーンが多いな。勿論メタルコア・シーンもあるよ。
-また仲良くしているバンドはいますか?
E:ツアーで知り合った友達はたくさんいるよ。もうすぐCOBRAというバンドと一緒にツアーに出るんだけど今から楽しみだよ。彼らは仲のいい友達でもあるんだ。後は、2箇所一緒にツアーしたSÔBERというスペインで有名なバンドだったり、バルセロナのCUT THE END 、フランスの GENERAL LEE、オーストリアのCENTAO と仲良くしているよ。
-目標とするバンドがいましたら教えてください。
D:たくさんあって困るな(笑)。俺たちのサウンドは結構どんなバンドでも一緒に出来ると思うんだ。 FINGER ELEVEN、GREEN DAY、ALKAINE TRIO、FOO FIGHTERSみたいなバンドから、 RED、FILTER、KORN、NONPOINTみたいなバンドまでたくさんいるよ。
-あなたがたが想像する日本の印象を教えてください。
E:おっと、それはとても難しい質問だね。日本にはたくさんの対極的なものがありすぎて、1つのイメージというのが持てないからね。日本には大きく分けて2つのイメージがあるかな。芸術、音楽、文化において伝統的な文化をもつ一面、そしてモダンで近代的、いや近未来的とでも言うべき一面がある。だから俺は日本が大好きなんだ。この2面性はあらゆる場面で見受けられるよ。例えばMONOとWORLD'S END GIRLFRIENDはどちらも天才だけど、全く違うアプローチをしている。MONOは最低限の音で感情を最大限に表現しているし、WORLD'S END GIRLFRIENDはもっと技術を駆使してカオティックな世界観を表現しているんだ。
-最後に日本のロック・ファンにメッセージをお願いします。
E:やあ、日本の皆さん、俺たちが大好きな日本で俺たちのCDがリリースされることを心から嬉しいよ。いつかライヴしに日本に行けるように頑張るね!