INTERVIEW
SKELETONWITCH
2011.10.11UPDATE
2011年10月号掲載
Member:Scott Hedrick(Gt)
Interviewer:米沢 彰 Translator : Yuga
-過去の作品も含めて、あなた方のサウンドからは幅広い音楽性が感じられます。これまでに影響を受けてきたアーティストや意識してきたアーティストを教えて下さい。
MERCYFUL FATE、OVERKILL、IMMORTAL、AMON AMARTH、DEATH、JUDAS PRIEST、LED ZEPPELIN、DISMEMBER、PANTERA、昔のMETALLICA、DANZIG GRAVEとか…ありすぎて挙げきれないよ。メタルじゃないものもあるし。本当にいろんなジャンルだよ!
-本国のレーベルProsthetic Recordsとはかなり長い関係になりますが、関係は良好ですか?また、仲の良いレーベルメイトはいますか?
Prostheticとはとても仲がいいよ。常に完璧な仲という訳ではないけれど…俺が言いたいのは、彼らはレコードレーベルだし俺たちはミュージシャンだ。たぶん基本的にミュージシャンは、レーベルのことで文句を言わなきゃいけない立場にあると思う(笑)。でもProstheticはこれまでいつもフェアで、正直で、バンドと同じくらい熱心に働いてくれるんだ。
レーベル・メイトだと、俺たちはLANDMINE MARATHONやWITHEREDと良い友達だよ。彼らとはたくさん一緒にツアーをして、すごく楽しかったんだ!1349も同じかな、素晴らしいバンドとそれにふさわしいメンバーだよ!
-直近の予定はほぼ毎日ツアーで埋まっているようですね?DEVIL DRIVER、CHTHONICらとも一緒に回るようですが、休み無く回り続けるのは正直大変ではないですか?
全く。この仕事のために生きているからね。
-あれだけ個性豊かなアーティストが参加するOzzfestに全日程参加すると、色んなエピソードが生まれそうですが、その中でも一番インパクトのある出来事を教えて下さい。
ボストンのライヴで、その日はものすごい雨が降っていて、ステージはきちんとカバーされていなかったんだ。いくつかのバンドは、機材が濡れたり壊れたりしたくないのか何だか知らないけれど、演奏しないことに決めた。それぞれのバンドが自分でどうするか決められたんだよ。だから俺たちアンプにゴミ袋をかぶせて演奏することにしたんだ。ステージでは演奏中ずっとびしょ濡れだったけど、すごく楽しかったよ!お客さんもとても楽しんでくれた。たぶん俺たちが演奏をやめて逃げたりしなかったことが嬉しかったんだと思うよ。俺たちはお客さんに対して義務があるし、それを果たすためならできる限りのことを何でもするんだ。Rob Halfordに会えたこともすごく良かったよ。
-Ozzfest とは別にCHILDREN OF BODOM、AMON AMARTHらともツアーを共にしたことがあるようですが、彼らとのツアーは如何でしたか?
すごく良かったよ!彼らのバンドやクルーには誰一人として悪いヤツはいなかった。このツアーのおかげで世界中に友達ができたよ!アメリカやカナダでファンを増やすのにも、すごく良い経験だったと思う。もう一度チャンスをもらえるなら、すぐにやりたいって言うよ!
-オハイオ州アセンズ出身ということですが、地元のメタル・シーンはどのようになっていますか?
アセンズは小さなカレッジタウンで、ここですべてが始まって、俺たちの中でもまだここに住んでいるメンバーがいるよ。今はあまりメタルバンドはいないかもしれない。ここには元々あまりバンドがいないけれど、メタルではなくてもっとパンクだったりロック、ガレージロックのバンドが多いかな。
-メロディック・デスメタル、スラッシュ・メタルのジャンルにはベテラン・中堅も含めて多くの素晴らしいバンドがひしめいていますが、SKELETONWITCHは今後このシーンに於いてどういったポジションを目指していきますか?
俺たちはただ、自分たちの好きなことをやって生きていきたいと思っているよ。俺たちのシーンの中でのポジションはどうでもいいんだ。ただ俺たちの音楽を楽しんでくれて、ライヴに来て頭を振ってくれる人がほしいだけだよ。世界中にある何にも替えられないよ。
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
SKELETONWITCHを応援してくれるみんな、ありがとう。本当に感謝しているよ。俺たちのツアー日程をチェックしていてくれ、来年には日本に行きたいと思っているんだ。