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INTERVIEW

TASTERS

2011.09.05UPDATE

2011年09月号掲載

TASTERS

Member:Tommy Antonini(Gt)

Interviewer:ムラオカ  Translator : Yuga

-Nuclear Blastとワールドワイドの契約に至った経緯を教えてください。

まさに時計の針が動く仕組みのようだったよ。素晴らしいタイミングですべての物事がきれいにあるべき場所にまとまったんだ。Nuclear BlastのAndy Siryと、俺たちのマネージャーのDeville SchoberやChrischa Fasslerや、俺たちTASTERSを信じてくれた全ての人が、この契約を可能にしてくれたんだ。本当に感謝しているよ。

-今作のプロデューサーを手掛けたのはどなたでしょうか?

ヴォーカルのDaniele NelliとリヴォルノにあるAdrenaline Studioのサウンド・エンジニアのDavide Bitozziだよ。

-メタルコア、エレクトロからデス・メタルなど様々なジャンルからの影響をTASTERS流に咀嚼したサウンドでアメリカやUKのバンドにはないオリジナリティを感じます。あなたがたが今作で目指したサウンドはどういったものだったのでしょうか?

モダンでビッグでパワフルなサウンドを最大限に表現したかったんだ。エレクトロや細かいアレンジを含めてね。俺たちは一秒一秒このアルバムに捧げるように努力したし、だから、ひとつひとつの音がそれぞれの理由を持って存在しているんだよ。

-地球を二人の女神が舐めるようなイラストが描かれているアルバム・ジャケットですが、このイラストは一体何を表しているのでしょうか?

女性からの愛で身を滅ぼしたり自分の周りの世界を壊してしまうこともあるという意味で、可愛いくて愛らしい姿が一変、悪の蔓延や破壊を生み出すことを象徴しているんだ。女性が悪だと言っている訳じゃないんだけど、美しさと悪を同時に表すことのできる象徴として使ったんだよ。

-PVの作成予定はありますか?もしありましたらどのようなものになるのか教えてください。

1stシングルの「Please Destroy This World」のビデオがもうあるよ。このPVはSalvatore"Xavy"Perroneが監督をしたんだ。この秋には新しいビデオをもうひとつ作ると思う。でもまだ、どの曲かとかどんなアイデアかは秘密にしておきたいんだ。まあ、楽しみに待っててくれよ!

-CANCER BATS、30 SECONDS TO MARS、SONIC SYNDICATE、EVERGREEN TERRACE、TERROR、AIDENらのイタリアン・ツアーのオープニングを務めたとのことですが、エモ、メロディック・デス・メタル、ハードコア、スクリーモと様々なジャンルのバンドと対バンしていますね。様々なジャンル、サウンドのバンドと共演することで学ぶことはありますか?

もちろん、そういったバンドとプレイすることで僕たちは毎回必ず“何か”を学ぶと思う。毎回のショウを通して学んだそれらのことが、僕たちを育ててきたんだ。

-イタリアはリヴォルノ出身とのことですが、リヴォルノの音楽シーンはどのような状況でしょうか?

ほとんどないと言ってもいいかな。リヴォルノでメタル系統の音楽を聴いてる人は100人か200人くらいしかいないと思う。

-イタリア出身のバンドでいうと先日私たちが招聘したDESTRAGE、HOPES DIE LASTなどが日本で有名ですが、イタリアで一般的に人気があるバンドを教えてください。

LACUNA COILの後は、小さなバンドしかいないと思う。さっきも言ったけどイタリアのメタル・シーンは本当に小さいんだ。俺たちがここ最近のツアー6つを全部イタリアの外でやったのもそれが理由だよ。

-イタリア出身ということはワールドワイドで活動するにはどちらかと言えば不利になるのではないかと思うのですが、実際はいかがでしょうか?

うーん……。ベストを尽くしてアメリカのバンドたちと同じ土俵に乗れるよう頑張るしかないと思うよ。いろいろな種類のバンドをプレイすることは一切怖くないし、大きなバンドとプレイできることは良いことだと思うんだ。毎度いろいろなことを学べるからね。

-あなたがたが目標にするバンドはいますか?

そうだな、ここ何年かで俺たちを感動させたバンドはPARKWAY DRIVE、BRING ME THE HORIZON、ARCHTECTS、PERIPHERY、THE GHOST INCIDEやTHE DEVIL WEARS PRADAだね。

-『Reckless Til The End』リリース以降の活動予定を教えてください。

リリースの後にしたいことは……ツアー、ツアー、ツアー、ツアー、ツアーだ(笑)!!