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INTERVIEW

FEAR FROM THE HATE

2011.08.10UPDATE

2011年08月号掲載

FEAR FROM THE HATE

Member:Lidy(Vo)  Kouichi(Gt&Prog)

Interviewer:MAY-E

-確かに、良い意味で歌謡テイストなメロディが多いですよね。

L:はい、他のバンドとは違うことがやりたくて。

-サウンドの面では、プログラミングを担当しているKouichiさんが今作では大きく貢献しているとも思ったんですが、ソング・ライティングのプロセスはこれまでと変わりましたか?

K:1st EPの頃は、まずギターのリフやシンセのリフを作って、そこから膨らませていったんですけど、今作は曲の情景だとか、曲を聞いた時に思い浮かぶ風景をまずイメージして、それを音で表すようにしました。雰囲気やイメージを重視しましたね。

-様々なスタイルの曲が揃っていますが、特に思い入れが強い曲はどの曲でしょうか?

K:僕は、「R.I.P」です。これは1st EPの延長で作っていた曲なんですけど、それまでの自分たちの方向性に限界を感じていて。それで、もっと思い切って自分たちらしさを意識して作った曲が、この「R.I.P」なんです。

-1st EPをリリースしたばかりで、しかもシーンに名が広まり始めた頃なのに、バンドの中では既に限界を感じていたんですか。

K:そうですね。今の音楽性のままバンドを続けていって、この先自分たちは成長出来るんだろうかって考えて……、ずっと悩んでいました。“本当に自分がやりたい音楽って何だろう?”って。

-なるほど。

K:だけど、初めてふっ切って曲が作れたので満足です。音楽面で方向転換をするきっかけの曲になったので。

-スクリーモに限らず、幅広いロック・ファンにアピール出来るアルバムに仕上がりましたね。リスナーに、今作『Birthday of 12 Questions』をどんな風に楽しんでもらいたいでしょうか。

L:全ての曲にカラーがあって、個性があって、感情があって。これまで以上に僕ららしさを追求したし、伝えたい思いがたくさん詰まっています。歌詞にも拘っているので、そこにちょっとでも何かを感じてもらえたらいいですね。聞き流すだけでもいいからとにかく聞いてもらって、僕らに感想を聞かせてほしいです。好きでも嫌いでも、批判でも、どんな意見であっても僕らは全て愛として受け止めるんで。

K:1st EPの頃のイメージを持っている人や、「Paint a Trip Party」で知ってくれた人を、良い意味で裏切るアルバムになっていると思います。とにかく全ての曲を聞いて欲しい。

L:うん。この全てが僕たちです。