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INTERVIEW

THE SOUNDS

2011.05.06UPDATE

2011年05月号掲載

THE SOUNDS

Member:Maja Ivarsson(Vo)

Interviewer:MAY-E  Translator : 有馬 健一郎

-COBRA STARSHIPの「Bring It (Snakes On A Plane)」やALL TIME LOWの「Guts」にゲスト参加するなど、アメリカのミュージシャンらとも親交が深いようですね。どういう経緯で実現したのでしょうか?

COBRA STARSHIPについては、Gabeが映画“Snakes On A Plane”の主題歌用にオールスター・バンドを結成して楽曲を制作しようと考えていたところから始まるわ。彼が色々なバンドのシンガーに声をかけていて、私たちにも誘いがかかったってわけ。Gabeがデモを送ってくれて、もし気に入ったなら一緒にレコーディングに参加してくれって言ってきたのよ。私はそのデモを聴いて、とても気に入ったからイエスって彼に伝えたのよ。スウェーデンのヨーテボリのスタジオで、私のパートをレコーディングして、それからロスアンジェルスでPVの撮影をしたの。とっても楽しかったわ。ALL TIME LOWも、COBRA STARSHIPのときと似たような経緯ね。メンバーが女性ヴォーカルを探していて、私に声がかかったのよ。デモを聴いたらすごく良かったから、そのときもイエスって言ったわ。

-THE STROKESからPARAMOREまで、様々なスタイルのバンドと共演出来るのがTHE SOUNDSの強みのひとつでもあると思うのですが、その点はどう捉えていますか?

THE STROKESやPARAMORE、それにNO DOUBTとのツアーは、とても楽しいものだったわ。どのバンドのメンバーも素敵な人たちだったし。ああいったバンドからのラブ・コールを受けるのは、とてもうれしいことよね。確かにたくさんのセレブが、私たちのファンを公言してくれているわ。最高にクールだと思う。でも、私たちが一番大切にしたいのは一般のファンよ。彼らがいてくれるおかげで、私たちは前に進めるんだから。

-今作はインディーからのリリースですが、周りの環境やバンド内の心境に何か変化はありましたか。

みんな気付いていると思うけど、5年から10年前と比べたら今のミュージック・ビジネスって悲惨な状況よね。私たちがデビュー・アルバムをリリースしたときは、とても良い環境に恵まれていたと思うの。ビジネス的にとても良い頃だったわ。実際たくさんのセールスを上げることができたからね。だけど、セカンド・アルバムをリリースした頃から、少しずつ私たちの環境も変わってきたわ。そして気付いたのよ。どのレーベルと契約するかは、とても重要なことだって。だから私たちはSide One Dummyとサインしたの。私たちを支えてくれるレーベルが、私たちと同じように情熱を持って音楽に接しているかどうかって、とても大切なことなのよ。いくつかのメジャー・レーベルってそうじゃない人が多いのよね。レーベルにいるのに、音楽に対して情熱を持っているんじゃなくて、別の何かを追いかけているのよ。お金がすべてって感じでね。その点、Side One Dummyは違ったわ。私たちと同じように音楽に対して熱い情熱を持っているから。情熱を持って音楽に向き合う。私たちにとっては、それが全てよ。

-今後のTHE SOUNDSの目標を教えてください。

バンドを結成してから、幸運なことにたくさんの夢を叶えてきたわ。世界中を何度もツアーして廻ったしね。世界中を旅して廻るってことは、私の小さい頃からの夢だったの。今まで経験してきたことは、とても素晴らしいものだったし、満足しているわ。でも、まだこれで終わりたくはないの。THE SOUNDSをもっと大きなバンドにしたいのよ。可能なら、あと10年は続けたいわ。運が良いことに、このミュージック・ビジネスの中でも私たちはバンドを続けることができている。だからまだまだ頑張っていきたいの。次の目標は、このアルバムを多くの人に聴いてもらうように努力すること。そして、これからもアルバムを制作し続けて、今よりも有名な大きなバンドになることよ。