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INTERVIEW

SON OF AURELIUS

2010.12.07UPDATE

2010年12月号掲載

SON OF AURELIUS

Member:Cary Geare (Gt)

Interviewer:米沢 彰

-「Olympus Is Forgotten」「Facing The Gorgon」「Pandora’s Burden」など、神話を連想させるトラック・タイトルが並んでいますが、アルバムを通してのコンセプトを教えて下さい。

アルバム全体が古代ローマとギリシャの神話に基づいていて、そこに歴史とフィクションを混ぜ込んだような感じなんだ。神話のテーマで統一したかった。歌詞は全部、ヴォーカルのJosh Millerが書いてるんだ。Joshはインパクトがある歌詞のテーマやイメージを思いつくのがうまいんだよね。古代ローマをテーマにしたのもあいつのアイデアで、全員気に入ったからやってみたんだ。古代ローマの神話や歴史はすごく興味深いから。

-アートワークは非常にインパクトがあります。こちらのコンセプトを教えてください。

(アーティストの)Joshにとにかく何でもぶちこんでくれって言ったんだ。鮮やかな色がほしかったし、あっさりしてないスケールの大きなものにしたかった。ほかとは違っていて、目立つものにしたかったんだよね。それにローマ神話のエッジがあるのも大事だった。ジャケットの絵は、パンドラが箱を開けて中からカオスがあふれ出てくるところなんだ。

-あなた方は非常にオリジナリティ溢れるサウンドを確立していますが、これまでどういった音楽を聴いてきたのでしょうか?尊敬している、もしくは影響を受けたアーティストやプレイヤーがいましたら教えて下さい。

もちろん、DECREPIT BIRTH、GOROD、CEPHALIC CARNAGE、ARSIS、SPAWN OF POSSESSIONみたいなデス・メタル・バンドもそうだし、SYMPHONY XやSPASTIC INKみたいなプログレ・バンドからも大きな影響を受けていて、バンド名を挙げるときりがないくらいだよ。俺達の音楽は、自分達が好きなメタルや音楽を全部くるみ込んでレコーディングしたようなものだからね。

-Santa Cruzを中心に活動と聞いていますが、Santa Cruzと聞くとどうしても西海岸のイメージやスケートやパンクのイメージが強く、あまりあなた方のようなデス・メタルやメタルのイメージがありません。Santa Cruzのデス・メタル、メタル・シーンはどのようになっていますか?

実際この街からは、デス・メタルのいいバンドが結構出てきてるんだよ。DECREPIT BIRTH 、BRAINDRILL、FLESH CONSUMEDもここを拠点にしてるし、ODIOUS MORTEMも昔そうだった。だからSanta Cruzにはメタル・ヘッズが大勢いるんだけど、実際のシーンはいろんなものの寄せ集めで、メタルをやってるといい会場でやるのは大変なんだ。ヒップホップとかレゲエが好きな人達がほとんどだからね。

-日本盤にはボーナス・トラックが3曲収録されますが、どういったトラックになりますか?タイトルや、曲のコンセプトなどを教えて下さい。

「Throne Of Broken Gods」「Slaughter The Immortals」「Feast Of Feminine Flesh」の3曲が収録される。アルバムがUSでリリースされてからレコーディングした曲なんだ。すごくクールな曲がいくつもできたから、スタジオ入りしてレコーディングしたいってレーベルに相談して、それをオーケーしてくれて、レコーディングができたんだよね。歌詞は、アルバム『The Farthest Reaches』のテーマの続きになってるんだ。

-最後に、日本のキッズ達にメッセージをお願いします。

メタルを聴き続けて、影響を受ける音楽をできる限り広げていってくれ! もうすぐ日本で一緒にパーティーできることを願ってるよ!