INTERVIEW
VALENTINE
2010.01.13UPDATE
2010年01月号掲載
Member:Emily Ellis(Vo) Clayton Ryan(Gt&Dr)
Interviewer:MAY-E
-アルバム・タイトル『Today It Begins...』に込められたメッセージは?また、コンセプトやテーマがあれば教えて下さい。
E:『Today It Begins...』のメッセージは、再出発して、新しい人生が始まるということ。何年も私達はバンドで演奏してきて、いろんなことを経験してきたわ。これからはVALENTINEと共に、このアルバムから始まって、これから私達の前にある全てのものと一緒に生きていくということね。
歌詞の中で"I'll bury this now" と"if your reading this I'm already gone" という言葉があるのだけど、それは"今までの人生を終わらせて、新しい人生を始める"という意味よ。このアルバムは、私達の残りの人生が今始まるってことなの。
-2007年、2009年のWarped Tourに参加していますね。ポップなバンドが多く出演しているフェスですが、戸惑いや違和感はなかったですか?
E:戸惑いや違和感はなかったわ。Warped Tour中にいつも面白いなぁと感じていたのは、私がステージに上がると、観客のみんなはまず私達をPOPなバンドなんだと思うじゃない?でも、ステージに上がってEricがシュレッドなギターを弾き始めて、私達が演奏を始めると、観客の顔の表情が思いっきり変わっていくのよ。それを見るのがサイコーなの!私達は、変わっているということが好きなのね。誰も期待していなかったものを演奏できたときはすごく素晴らしい気分になるわ。
-2009年にはTaste Of CHAOSツアーにも参加されたようですね。ツアーはいかがでしたか?何かエピソードがあれば教えて下さい。
E:Taste Of CHAOSツアーは、想像以上に素晴らしかったわ!!私達はBRING ME THE HORIZON、THIRSDAY、PIERCE THE VEIL、FOUR YEAR STRONG、CANCER BATSたちとプレイしたの。ショーが始まる前には、外に出て彼らと話をしたりしたの。
彼らは自分達の楽屋に私たちを入れてくれて、一番前でショーを見せれるようにと手配してくれたりしたの。私は、MADONNAのカヴァー「Like A Prayer」を演奏しているときに、ステージから飛び降りて観客に飛び込んで、みんなでその曲を一緒に歌ったのよ。素晴らしい気分だったわ!
他にも楽しい話があるわ。バンドの販促グッズのテーブルの側にいたとき、CANCER BATSのヴォーカルと私が、自分達のポスターにヒゲを書いて、サインが欲しいといった人たちに配り始めたのよ。 彼らがあのヒゲに気づいているかどうかわからないけどね(笑)
-Emilyはモデルのような美しい容姿をしていますが、その容姿に注目されることに矛盾や抵抗を感じることはないですか?
E:あら、本当?ありがとう!嬉しいわ!でも、そこだけに注目されてしまうと、確かにすごくイヤなのよね。矛盾しているけど(笑)そんなこともあって、長い間、私はDickiesのズボンとTシャツを着て演奏していたいことがあったの。そうすると誰も容姿のことだけに注目しないのよ。その時は、私は本当に男みたいだったわね。私にとって一番大切なことは音楽なのよ。だから、ショーの後でヴォーカルについて褒めてもらったりするほうがよっぽど好きよ。"ヘイ、HOTだな!!"なんて言われるよりね!(笑)
ちょっと攻撃的だけど、私はバンドに音楽を演奏するためにいるのであって、あなたの目の保養のために存在しているんじゃないのよって言ってやりたい気分になるわ(笑)
-女性ヴォーカリストがいるロック・バンドの中で目指しているバンドや共感できるバンドがいたら教えて下さい。
E:NO DOUBTとPARAMOREは、まさに私が目指している女性ヴォーカリストがいるロック・バンドと言えるわね。彼女たちはズバ抜けているわ。2人共、他の男性がフロントをやっているバンドの隣に立っても見劣りしないもの。PARAMOREのヴォーカリスト、Haley とNO DOUBTのGwenは、パワーを持ったとても強い女性たちで、私もいつかそうやって見られたらいいなと思っているの。
-VALENTINEの今後の野望を教えて下さい。
E:今後は、まずツアーをしたいと思っているわ。このアルバムを作るためにツアーを中断していたし、また戻りたいと思っているの。バンドとしてのゴールは、音楽を演奏して、みんなをVALENTINEに目覚めさせることね!そして、もちろん日本に行くことよ!!!!
-インタビューありがとうございました。
E:こちらこそ、どうもありがとう!