INTERVIEW
SWORN ENEMY
2008.02.12UPDATE
Member:Sal(vo)
Interviewer:ムラオカ
-今作はあなた自身これまでのアルバムでもっともスラッシーとコメントしていますが、実際、SLAYERやTESTAMENTなどのスラッシュメタルの影響が色濃く反映されていますが、あなたがたは幼いころにハードコアだけでなくメタルも聴いていたのでしょか?
俺たちは今30代なんだが、10代後半からANTHRAX、MEGADETH、SLAYERなどのスラッシュメタルはもちろん通過してきたんだよ。だから今スラッシュメタルがどうこうとかじゃなくて若い頃に聴いていた影響が自然と反映されてきているんじゃないかな?
-あなたがたがSWORN ENEMYを結成した頃はまだハードコアとメタルというジャンルは水と油のように遠い離れた存在でしたが、いまやハードコアとメタルには境目がどこにあるのか分からないほど密接な関係になりましたがその経緯を見てきたあなた方として今のシーンに状況をどう評価しますか?
オレたちはメタルとハードコアがクロスオーバーしている音楽をずっとやってきたから、こうやってハードコアだメタルだと境界線を作らなくなった今の時代は凄くいい状況だと思う。オレたちの最初のEP「Negative Outlook」はAGNOSTIC FRONT、CRO-MAGS、TERRORなどのハードコアミュージックと比べてもらえれば一目瞭然だが、その頃からすでにメタルの要素をかなり多く取り入れていたんだ。
素晴らしい音楽であるならば別にジャンルで分けなくてもいいんじゃないかと思ったからね。 スキンヘッドだからってメタルを聴いてもかまわないし、長髪だからってハードコアを聴いたってかまわないんだしね。
-クロスオーバーがうまくいったことが現在のシーンの盛況につながったと思いますか?
もちろんだよ! 昔、AGNOSTIC FRONTのライブに行ったとき約3000人のキッズが集まったんだけど、そこにはハードコアファンはもちろんのこと、メタルヘッズや、パンクキッズまで分け隔てなく集まっていたんだ。それはなぜかというと彼らが素晴らしいバンドで素晴らしいショウをやっているからなんだと思う。そういう素晴らしいバンドが現在のシーンを作り上げてきたんじゃないかな!?
-新作のアートワークは非常にクールですね!あなたがたのアイデアも反映されているのでしょうか?
レーベルサイドからいろいろなデザイナーの名前やアートワーク案を送ってくれて、それを全部チェックしてそこから2人までふるいにかけたんだけれども、最終的にはモニュメントスタジオっていうところのパスカル氏のデザインが素晴らしかったので彼に決定したんだよ。
-素晴らしいアートワークですね! 私も彼で大正解だったと思います。
アリガトウ!!
-今はこうやって非常に紳士的にインタビューを受けていただいていますが、PVなどを見させていただきましたが、実際にライブになったらかなりアグレッシヴなライブをしてそうですね?
オレは多分二面性があると思うんだ(笑) みんなからもそう言われているしね! 普通にしゃべった後にライブを見た人はみんなさっきまでしゃべっていた人間と今ステージに立っている人間が本当に同一人物かと疑うほどだよ。ライブになるとスィッチが入って自分の中の様々な感情が溢れ出てきてアグレッシヴになることができるんだ。でもステージ以外では出さないようにしているけれどね(笑)
-今スィッチが入ってしまうのは勘弁してくださいね(笑)
ハッハッハッハ!! 大丈夫!それはないよ(爆)
-安心しました(笑)
-また今までの数多いライブの中でもっともショッキングなできごとを教えてください。
一番気に入っているショウってのは、今まで出一番ひどかったショウでもあるんだけれど、「IEEPA」というベルギーで開催されたフェスティバルでそこには3000人くらいのキッズが集まっていたんだ。オレたちメンバーはみんなひどく酔っていてホントひどい演奏をしていたんだけれども、会場には10個以上のサークルピットができていて、クレイジーで激しくてこいつらマジで殺しあっているんじゃないかってくらいの凄まじい盛り上がりだったな。オズフェスなんかの比じゃなかったよ。
オレたちはそのフェスのヘッドラインだったんだけれどみんなオレたちのことを待っていてくれて凄まじくクレイジーになってくれたんだ。こういう光景を見ると、美しいとしか表現できなかったね。
-今日のライブは約45分ですが、ニューアルバムからは何曲くらい演奏するのでしょうか?
「Time To Race」と「A Place of Solace 」の2曲をプレイするよ。 もっとたくさんやりたいんだけど、アルバムやEPをたくさん出しているから満遍なくプレイするつもりだよ。