今年で3回目を数え、既にエモ・スクリーモ、ラウドミュージックフェスとして日本に定着しつつあるtaste of chaos Japan Tour。出演した全アーティストを改めてご紹介。
THE USED / Lies For The Liars (3rd) | |
アメリカンハードロックを基調とした「Handsome Awkward」、大胆なコーラスワークを取り入れ神秘的で壮大なバラードソング「Earthquake」、オーケストラのような分厚いサウンドに思わず圧倒させられる「Worm」など、これまでのイメージを打破するような斬新な楽曲の数々であるが、どんなアレンジも昇華しつくし、全てが彼らのカラーに染め上げられた完璧なTHE USEDサウンドであることに感動すら覚える。そしてさらに注目すべきはバートの歌声だ。悲哀系スクリームを多用せずともその歌声で様々な表情を表しており、ボーカリストとして一段も二段もレベルアップしていることを感じさせる。カリスマスクリーモバンドから真のロックバンドへ…、そしてバートは真の実力派カリスマボーカリストへ…、彼らは「THE USED」としての進むべき道を見出した。時代のカリスマが、またひとつ新たな時代を作るときがやってきたのだ。(MAY-E) |
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THE USED / In Love And Death (2nd) | |
激ロックでもお馴染みの必殺!ブチ切れチューン「Take it away」で幕を開けるセカンドアルバム。ヘヴィーな楽曲はイカれるほどにより鋭く尖っているかと思えば、ギターもドラムも丁寧に紡ぎ合わせた純度の高い珠玉のバラードソングまでも収録。ファーストアルバムで見せてくれたポップネスもヘヴィネスもどちらをも突き詰めた極上の仕上がりに。<とんでもないバンドが誕生したんじゃないか?>そんな2年前の予感が、確信に変わった瞬間だった。(MAY-E) |
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THE USED / The Used (1st) | |
叙情のメロディと類稀なるポップセンスは無論、ロックヒーローと呼ぶにはあまりにも無邪気で無防備なボーカリストから発せられる自己を破壊するような絶叫に、胸の中を引っかきまわされながら涙した方も多いだろう。この作品で初めてスクリーモがメインストリームへ浸出し、その勢いは世界各地へ飛び火した。紛れもなくシーンを作り変えた衝撃作であり、傑作よりも名盤と呼ぶに相応しいアルバム。(MAY-E) |
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THE USED / Maybe Memories (EP) | |
デモ音源&ライブ音源に加え、「Alone This Holiday」「Just a Little」などフルアルバムには収録されていないレア音源までも。デビュー前のデモ音源で彼らの過去も紐解けるということも含めて、ファンならマストの内容だ。メイキングも含めたプロモーションビデオが収録されたDVD付の2枚組。(MAY-E) |
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THE USED / Berth(LIVE etc) | |
プロジェクトレヴォリューションツアーでのLINKN PARKのショーにバートが飛び入り参加した名シーンを含む約2時間半に渡る充実のライブ&メイキング&ミュージッククリップ集。03年のライブ音源「Maybe Memories」に比べると飛躍的にライブのクオリティが上がっているのが見て取れ、ライブバンドとしての彼らの成長の様子が伺える。 |
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