怒りの鉄槌のごとき強靭なサウンド、ヘヴィネス、メロディ、楽曲構成……その全てを研ぎ澄まし産み落とされた、新世代メタルの覇者、TRIVIUM。2000年、フロリダ州オーランドの地元では知る人ぞ知る名ギタリストだった高校生Matthew Kiichi Heafyと、初代ドラマーTravis Smithが中心となり活動をスタート、2003年には早くもレーベル契約を交わし、ドイツのレーベルより1stアルバム『Ember To Inferno』を発表する。その若さとメタリックな音像は一気に注目の的となり、その後バンドはRoadrunner Recordsとワールドワイドの契約を結び、アルバム発売前の段階でMACHINE HEADらと共に全米をサーキット、その名をメタル・シーンに広めていった。2005年、ワールドワイド・デビュー・アルバム『Ascendancy』を発表。メタル・シーンだけでなく“The New York Times”といった一般メディアにも取り上げられ、各国の音専誌ではベスト・ニュー・アクトに選出されるなど、彼らの名は一気に世界中を駆け巡っていった。
2006年には早くも3作目『The Crusade』を発表、ビルボード・チャート初登場25位を記録、ここ日本でもオリコン洋楽チャート20位(総合46位)を記録し、新世代メタル・アイコンとしての地位を確立した。バンドはその後IRON MAIDENやMETALLICAといった大御所バンドと一緒にツアーを回るなど、より大きな舞台へと羽ばたいていく。そして2008年、新たにNick Raskulineczをプロデュースに迎え、それまでの音楽性全てを融合させた名作との名も高い『Shogun』を発表、ビルボード・チャート23位、オリコン洋楽チャート6位(総合17位)を記録する。発表後もバンドは各国のフェスティバルのメイン・ステージでの出演を含むツアーを続けていき、さらに大きな存在感を見せつけていく。
その後オリジナル・メンバーのTravisがバンドを脱退、新たにバンドの元ドラム・テックでもあったNick Augustoを迎え、5作目『In Waves』を2011年8月に発表、その直後に“LOUD PARK 11”への出演も果たす。今作のツアー中にDISTURBED / DEVICEのフロントマン、David Draimanと今後のバンドの方向性を話し合い、最終的にDavidをプロデューサーに迎え、2013年1月よりレコーディングをスタート、より圧巻のサウンドを手に入れた最新作『Vengeance Falls』を完成させる。今回“KNOTFEST JAPAN 2014”への出演で“LOUD PARK 13”以来1年ぶりの来日を果たす。