Text by TETU★KID
EPITAPH RECORDSは81年にBAD RELIGIONのギタリストBrett Gurewitzが自らのレコードをリリースするため、設立したインディ･レーベルである。その後THE OFFSPRING、NOFX、RANCID、PENNYWISEなど今じゃ大型フェスのトリを飾るクラスのパンク・バンドを多数輩出し、押しも押されぬ巨大インディ・レーベルへと変貌を遂げた。
最近のEPITAPH RECORDSは今までのレーベル・カラーともいえるオーセンティックなパンク・ロック・バンドだけなく、メタルコア、デスコア、エモ・スクリーモなどエピタフ第二世代とも言える幅広いジャンルのアーティストが所属し世界中で人気を博している。
今回はBAD RELIGIONニュー・アルバム・リリース、そしてレーベル30周年を機に所属バンドを一挙紹介しよう。余談だが、レーベルが巨大化した今でも当初のスタイルは崩さず、未だに一軒家でWebサイト・ラジオ・音楽編集などを行っているEPITAPH RECORDS。ちなみに裏庭ではいつでもBBQが行えるようになっているそうだ（笑）

87年の『PMRC Can Suck On This』から09年の『NOFX Cokie The Clown』まで、13枚のEPのおいしいところを1枚のアルバムに収録したアルバム。

今年のSUMMER SONICでの来日を記念して発売された日本企画盤。カヴァー曲や自らのレア・トラック、ライヴ・トラック、リミックス・トラックなどが収録された豪華盤。

前作より6年振りにリリースされた7作目のオリジナル・アルバム。元THE USEDのBranden Steineckert（Dr）がバンドに加入してからの初音源でもある。

かねてからリリースされると噂が絶えなかったRANCIDのMatt（Ba）の幻のプロジェクトDEVILS BRIGADEが本格始動、ついにリリースされたファースト・アルバム。

DROPKICK MURPHYSの初代ヴォーカリストMike兄貴率いるボストンのストリート・パンク・バンド。トレンド的な洗練されたフォーク要素もありつつ、相変わらずのアツ苦しいパンク・サウンドも健在。

前作でEPITAPH RECORDSに移籍しリリースされた通算4枚目となるアルバム。メロディアスでミドル・テンポやバラード調の曲がアルバムの軸となっているのが印象的。

長年在籍したGeffen Recordsを離脱、今年Epitaph Recordsと契約し、話題となる。シンプルだが心に染みるメロディがたくさん詰まった作品。

RAGE AGAINST THE MACHINEのZack de la Rocha (Vo) と元THE MARS VOLTAのJon Theodore (Dr) による超強力プロジェクトのファースト・アルバム。

メンバー全員が親日家の彼らが、日本語を歌詞にちりばめた今作は、純粋で、不器用で、パワフルで、切ない、ポップなメロディと誠実なリリックに満ち溢れた最高傑作！

NOFXなどの硬派なメロディック・パンクとNEW FOUND GLORYのエモーショナルさとオールド・スクール・ハードコアの獰猛さを兼ね備えたSYGのセカンド・アルバム。

先月のBULLET FOR MY VALENTINEとの来日公演も記憶に新しい、名実ともに若手ナンバーワン・デスコア・バンドに登り詰めた彼らが、更なる進化を遂げたサード・アルバム。

10年以上に渡りパンク・ロックシーンを牽引し続け、ここ日本でも絶大な支持を得る人気メロディック・パンク・バンドNFGのEpitaph Records移籍第一弾アルバム。