－メンバーは結成当時とほぼ変わっているようですが、メンバーが変わったことも音楽性の変化とは関係があるのでしょうか？

何度かメンバー・チェンジをしているけど、音楽性の変化とは関係ないよ。僕が始めたバンドだし、すべての曲を僕が手掛けているからね！

－ニュー・アルバム『Predilections』は、テクニカルで重厚感のあるサウンドでありながらも、キャッチーなエレクトロ要素やシンガロング・パートなどもあり、バランスのいい作品になっていると感じました。作品を完成させた率直な感想は？

このアルバムは今現在の僕たちのベストなアルバムだね！ ほぼ2年かけて作る間に、僕たちの考えをすべて詰め込んだんだ。プロデューサーのJoey Sturgisと一緒に仕事をする機会にも恵まれて、本当に嬉しいよ！

－今作では、ASKING ALEXANDRIAやBORN OF OSIRISの作品を手掛けたJoey Sturgisがミックス／マスタリングを担当していますが、彼を起用した経緯は？ また、彼との仕事はどうでしたか？

彼とはもっと前から一緒に仕事をしたくて連絡をとっていたんだけど、そのとき彼には時間がなかったんだ。でも、このアルバムを作るときに僕が再び連絡を取ったら、偶然にも彼の時間が空いていたんだよ。彼は僕たちが望んでいるサウンドにしてくれたし、本当に嬉しいね！

－2011年リリースの2ndアルバム『Lost In Motion』収録曲は、まだエレクトロ・サウンドがちょっと浮いている印象もあったのですが、今作ではそれがすごく効果的に使われていて、楽曲全体が洗練された印象を受けました。楽曲の制作方法などに変化はありましたか？

『Lost In Motion』はDIMMU BORGIR、BRING ME THE HORIZON、IN FLAMESなどが使ってるスウェーデンのスタジオ"Studio Fredman"でレコーディングを行って、今作『Predilections』は自分のスタジオでレコーディングしたんだ。自分のスタジオを持つことで、ストレスも少なく、時間の制限もなく、いつでもリフに集中できるような環境にしたから、そういう部分で変化はあるね。

－今作はどのくらいの期間をかけて制作されたのでしょうか？ また、今作の象徴的な1曲でもあるTrack.2「Uchronia」はいつごろできた楽曲なのでしょうか？

ミックス、マスタリング、すべて含めて2年の期間を費やしたよ。「Uchronia」は今作の最初にできた曲で、ミュージック・ビデオはスペインで撮影したんだ。

－Track.5「Reminice Solace」に参加している女性ヴォーカルはどなたですか？ 力強いクリーン・ヴォーカルがいいスパイスになっていて、こういう曲もいいなと思いました。

"Artery Recordings"に所属しているCONQUER DIVIDEのKiarely Castillo（Vo）なんだ。彼女たちの曲を聴いて胸がときめいたんだ（笑）。CONQUER DIVIDEとコンタクトをとって、何度かメールの交換を重ねて一緒に作業をすることになったんだよ。僕もこの曲が好きだけど、君も好きって言ってくれて嬉しいよ。

－今作リリース後の予定は決まっていますか？ 再来日は期待してもいいでしょうか？

もちろん世界中で多くのツアーを回るよ！ 年末に日本へ行く計画ももちろん立てているから発表を期待していてくれ！ 僕たちのブラザーで最高の仲間、RNRのクルーと一緒にね！

－最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

いつも本当にありがとう！！ また日本でのライヴでみんなと時間を共有できることが待ちきれないんだ！ 日本は本当に素晴らしい国で一番好きなところだよ！ 日本のすべてを愛しているよ！