INTERVIEW
ALLEGAEON
2012.05.09UPDATE
2012年05月号掲載
Member:Ezra Haynes (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-前作から今作のレコーディングまでの間のバンドはどういった活動をしていたのでしょうか?
前作ができてからは、ツアーに行ったり、あとは基本的にずっと今作の準備をしていたよ。
-今作の曲は大体いつ頃から作り始めたのでしょうか?
2011年夏のアメリカ・ツアーから戻って来てから直ぐに始めたよ。
-ALLEGAEONのそれぞれのトラックは複雑なフレーズが絡み合いながらもシンプルな展開も取り入れた二面性を持っているように感じます。具体的に、どういったプロセスで作曲されているのでしょうか?
Ryan(Gt)とGreg(Gt)がパソコンで曲のデモを作って、それをリハーサルに持って来て、メンバーで色々調整して行くんだ。
-メロディアスで非常に印象的なギター・ラインはRyan とGregのどちらが主に書いているのですか?
RyanとGregどちらもメロディアスなラインも激しいリフも書くし、リードもリズム弾くんだ。割合も同じくらいだろうね。クラシック・ギターの部分の作曲と演奏はGregの担当だけどね。
-Track.10「Secrets of the Sequence」の冒頭の展開はすごく面白いですね。本格的なクラシック・ミュージックの要素を持っていて非常に印象的です。その後の展開も非常にヘヴィながらもキャッチーなフレーズで、このトラックだけ異色にも感じられます。このトラックはどのようにして産まれたのですか?
これはGregが書いたヤツだね。彼は結構理系のトピックの詞を書くんだけど、この曲の詞は俺とGregで書いたものなんだ。曲の内容は“遺伝子操作で年を取らなくなったらどうなってしまうのか?”っていうクールなトピックなんだ。曲作りでは、主な構成やギターのリフやソロのフレーズをGregが考えてきたんだけど、GregもRyanも、まずリフなりサビなり何か思い浮かんで、そこから前後をバランス良く繋げていくっていう作り方をしているよ。俺たちはそれぞれの曲に特徴を持たせることが重要だと思っているんだけど、これはその個性の部分が特に強い曲なんだと思う。
-リリース後のALLEGAEONの予定を教えて下さい。
固定メンバーになるドラマーを決めて、ツアーの計画を決定することになってる。"Behold"のリリック・ビデオとメイキングのビデオ、「Twelve」のミュージック・ビデオがそろそろできあがる予定だ。
-バンドとして目標にしていることや、究極の到達点として定めていることがあったら教えて下さい。
俺たちは今回のアルバムで成功して、ファン・ベースを拡大したいと思ってる。フェス・ツアーなんかの大規模なツアーにも参加していきたいし、今回はできそうなんだ。現実的なところで言うと、俺たち究極のゴールはそこなんだよね。