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INTERVIEW

PLAIN WHITE T'S

2008.12.31UPDATE

PLAIN WHITE T'S

Member:Tom Higgenson - (guitar / lead vocals)

Interviewer:MAY-E

-ライヴで新曲をプレイする際には、アルバムとは少し違った雰囲気も楽しめそうですね。

うん。出来るだけ正確に曲をプレイするようにしているけど、全ての楽器を使うのはさすがに不可能!いくつかサンプリングを使うかも知れないけど、基本的にはバンドらしく思いっきり生演奏するよ!リアルでなきゃ、ね!

-1970年以前の楽器ばかりを使用したそうですが、扱いづらい楽器などありましたか?

ほとんどの楽器は高価なビンテージものだったから取り扱いには気を付けたけど、それでもパッションとエモーション全開で演奏したよ。クラシックなサウンドのアルバムを作りたいなら、クラシックな機材を使った方が良いと思ったんだ。

-ライヴ・レコーディングだったそうですが、それはこれまでのレコーディングの方法と全く違っていたのでしょうか?

ライヴ・レコーディングは、いつものやり方と全然違ったよ。通常は全てを綿密に計画し、トラック毎に進めて行くんだ。ギターを重ねたり、ボーカルはオート・チューンしたり...。でも、このアルバムはどれもやらなかった!一つの部屋に集まって、みんなで一斉にプレイして最高のテイクが収録曲になった。そして小さな修正をし、ボーカルを歌い、楽器を追加して、このアルバムが完成した。でもパフォーマンスをきっちりキメなきゃいけなかったから本当に大変だったよ。一人が間違えたら、そのテイクは台無しになるからね!否応なしにリハーサルを重ねて、目をつぶっていても出来るまで練習したんだ。このレコーディング法を取り入れたことによって、僕らが目指したクラシックでシンプルなフィーリングが出せたと思う。

-「Sunlight」はとても素晴らしい楽曲ですが、この曲の背景(Tim Lopezの離婚)を知って驚きました。世界的にビッグなバンドになると犠牲はつき物なのかな、と思ってしまったのですが、実際、犠牲を払っていることは多いですか?

僕らは皆、普通の生活を送ることはもう諦めてるよ。家族や友達にも頻繁に会えないけど、夢を現実に生きてる!そして、毎晩熱狂するファンの前でステージに立ててる!いつもツアーを周る生活をしていると、恋人との関係を保つのもほとんど不可能だけど、それでもメンバー皆が今の生活を選択しているんだ。沢山のものを犠牲にしているけど、僕らは夢に見た生活を送れている!それは、何物にも変え難いんだ。

-また、この曲ではDe'Mar Hamiltonのお父様であるWilliam Hamiltonがオルガンを弾いているとか。William Hamilton氏とはどんな人物なのか教えて下さい。

彼はシカゴのゴスペルクワイヤーのリーダーで、僕らみたいにグラミー賞にノミネートされた経歴の持ち主なんだよ!ピアノとオルガンが弾けるから、Tim(ギタリスト。"Sunlight"を作った)が、曲にオルガンが欲しいと言った時、De'Marがお父さんと連絡を取り、僕らのスタジオでその才能を披露してもらったのさ。彼は素晴らしい仕事をしたし、オルガンはこの曲のムードにピッタリだよね!

-Tomは特にたくさんの恋愛を経験しているようなので、最後に、恋に悩む日本の若者に向けて励ましのメッセージをお願いします。

んー...、やってみるしかないよね。縁があるなら実を結ぶだろうし。女の子は手に負えない時もあるけど、僕も結構バカをやって来たからなぁ。とにかく全力を尽くし、それで上手く行かなくても、大丈夫。もっと良い事が先には待っている。本当だよ。大変であればあるほど、もっと良い事が待っている。運命の相手は必ずいるけど、それを探し出すまでに運命じゃない相手を通らなければならないのさ!