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INTERVIEW

SUGARCULT

2009.03.04UPDATE

SUGARCULT

Member:Marko DeSantis(Gt)

Interviewer:MAY-E

-日本のメディアに出るのは久しぶりだと思いますので、バンドの近況を教えて下さい。


オーストラリア・ツアーや幾つかライブをやった他は、2008年はメンバー4人が個人プロジェクトに時間を費やしていたよ。そうする事によって、また皆で一つに戻った時により厚みが増すと思うんだ。だから2009年のシュガーカルトは、また新しい音楽を作れると思うよ。近況をザッとまとめてみると、こんな感じ。

Timは、注目の新人バンドに曲をプロデュース(僕の個人的なお気に入りはThem Terribles, Vogue In The Movement)。Airinは、謎のIMAロボットシンガーAlex Ebertをフィーチャーするエクスペリメンタル・バンドEdward Sharpe & The Magnetic Zeroesとアルバムを制作。Kennyは、LTD Drumsというカスタムドラムの会社を立ち上げ、自身のカントリーロック・バンドGood Man Downが素晴らしいアルバムをリリース。

僕Markoは、サイドプロジェクトのバンドThe Playing Favoritesがアルバムをリリースし、日本・USツアーをしていた。本のプロジェクトが進行中だし、超盛上がりのDJライブを行ったよ(2009年にDJツアーの可能性アリ。お楽しみに!)。

-結成10周年おめでとうございます。この度、ベスト・アルバム『Rewind 2001-2008』をリリースすることになったのは、やはり結成10年という節目だからでしょうか?また、なぜ日本限定なのでしょうか?


ドウモアリガトウ!10年間活動を続けられた事をすごく誇りに思ってるから、『Rewind 2001-2008』はSUGARCULTの10年間を祝うものでもあるし、当初の予想を遥かに超えた活躍を祝うものでもある。他の国のファンは、このアルバムが日本限定な事を嫉妬してるよ。これを日本限定にした理由は、日本が大好きって言う事と、USのレーベルとあまり上手く行ってない事がある。

-収録曲がリリース順に並んでいるのも、新しいファンには嬉しい配慮だと思います。楽曲のセレクトやアートワークの制作には、皆さんも関わっているのですか?


Yes。僕らは常にプロセスに深く関わっているんだ。僕がライナーを書き、皆でブックレットの写真を選び、全てのアートワークを承認し、そして何よりも曲のセレクトに大きく関わった。このアルバムは、過去の各アルバムのスピリットを一番象徴する曲に絞り込んだんだ。日本のレーベルAvexがカバーの案を考えてくれて、皆すごく気に入った。レーベルとコラボレーションする事は、バンドにとってとても良い事だよ。彼らは僕らと同じ位頑張っているし、皆で同じものを作り上げている風であるべきだよ。


-本作は完全日本企画盤ですが、アメリカや他の国でリリースする予定はないのですか?


皆でも話し合ったんだけど、日本のファンとはいつも特別な関係にあったから日本で最初に出したかったんだ。

-未発表曲「Melt With You」はいつ頃録られた楽曲なのでしょうか?


3~4年前に、カリフォルニア南部のFearless Recordsの友人の"Punk Goes 80's"トリビュート・コンピレーションの為に書いた曲だよ。ロックの歴史の中で80sのイメージが悪い事に、いつも皆で心を痛めたんだ。確かにすごくダメなバンドもいたけど、素晴らしい音楽も生まれた時代だよ。地元のバーで演奏し始めたころ、THE CARS、THE ROMANTICS、GARY NUMAN、VIOLENT FEMMES等の80sバンドの曲をカバーをしてた。幸いにも、僕らのオリジナル曲の方がお客さんにはウケてたけどね!

-メロディアスな新曲「Count Your Bruises」も気に入りました。これはサード・アルバム"Lights Out"用に録られていたものですか?他にも新曲はいくつか出来上がっているんでしょうか?


気に入ってくれて嬉しいよ!「Count Your Bruises」は特定のアルバムの為にレコーディングした訳ではないんだ。古い友人でプロデューサーのRick Parkerと、ハリウッドのど真ん中にある彼のスタジオSandbox Studioで、遊び半分でレコーディングした曲なのさ。

Black Rebel Motorcycle Clubも、最近のアルバムを幾つか彼と作っているよ。Rickとは、アルバム"Palm Trees & Power Lines"の日本版限定で収録されている曲「Blackout」もレコーディングした。僕らは「Count Your Bruises」をすごく気に入って、世界のどこでもリリースしてなかったから『Rewind 2001-2008』にピッタリだと思ったんだ。他の新曲も制作途中だけど、詳細はまだ秘密!

-DVDに収録されるオフショットも大変面白かったです。Timが駅の構内で「Hard Days Night」を弾き語っているシーンで、引っ込み思案な日本人に完全にスルーされる姿を見て思わず笑ってしまいました。来日したのがこれまでに8回と多いですが、せっかくなので、日本での一番の思い出を教えて下さい。


僕とTimがアコースティック・プロモ・ツアーをやる為に来日したの加えると、9回だよ!僕がThe Playing Favoritesで来日したのを入れたら、10回になる!一番の思い出は、2003年に初来日した時。空港、ホテルロビー、駅に大勢のファンが待っていて、凝ったお手製のプラカードを掲げ、あたたかい手紙やプレゼントをくれ、そしてすごいテンションで叫び声をあげていた!『僕ら日本でビッグなんだ』と言える事は、すごく光栄だよ。ありがとう!