
-2001年、2002年と2年連続で来日していますね?だいぶ前の話ですが、日本に来て印象的だったことで覚えていることがありましたら教えてください。
初めて日本に行ったとき、本当に心から感動したことを覚えてるよ。俺はずっと日本の歴史や文化が好きだったからね。だから東京に入ったとき、非現実的な感じさえしたよ。何が起こったのか分からなかった。クリスマスのときの子供みたいにね。凄く慌しかったんだけど、日本での一瞬一瞬に心躍らせていたよ。食べ物、人、ライヴ。全ての時間で素晴らしい経験が出来た。戻れるのが待ちきれないよ。
-3年ぶりのニューアルバムのリリースですが、アルバムを完成させて今の気分を教えてください。
誇らしげな気持ちだよ。少しの間現場からは離れていたけど、それは俺達が選んだことじゃなかったんだ。ハリケーン・カトリーナが俺達の住んでる場所や生活に被害をもたらした後は、自分達をもう一度立て直そうとすることに時間を費やした。それでもう一度プレイしたりレコーディングしたりできるのは本当に嬉しいよ。今回の新作もここ何年かで一番の努力作さ。
-今作もグラインド、デスメタル、ストーナーロックなど様々な要素が混在しているヘヴィミュージックをやっていますが、これはメンバーそれぞれの聴く音楽の趣向の違いから多彩な要素を持った楽曲が出来上がるのでしょうか?
俺達は皆音楽の趣味がバラバラだから、それが原因だと言えるね。だけど、俺って注意力が散漫でさ。だから、なるべくエキサイティングし続けられるような曲を書こうとしたよ。エクストリーム・ミュージックはどんなスタイルだって迎合できる、ってのが俺の信条なんだ。
-アルバムタイトルが「Invitable Collapse In The Presence Of Conviction」とは、まただいぶ長いネーミングですね?このアルバムタイトルに決めた理由を教えてください。
ああ、長いタイトルだね。でも、これは自分達が感じたこと、そして俺達の過去を表現するのにはぴったりのタイトルなんだ。ネガティヴなテーマだけど、まさしく俺の心にあったものだ。バンドとしても、人生としてもたくさんの不幸な出来事があった。それは感情の基本であり、希望なんかない。自分が何かやろうと思うとき、足を引っ張るものがそこにはいつもあるってことさ。
-ブライアン・パットンが「今作では混沌性は落ち着いた」と語っていますが、あなた方の他の作品に比べると若干楽曲がストレートになったと感じるのですが、なにか楽曲に対する意識の変化があったのでしょうか?
そうだね、作曲に関しては自然に身を任せただけだよ。それに、俺達を苦しませた全てのネガティヴなことを乗り越える時間が十分あったから、今回は子供のときに持っていたようなポジティヴな姿勢でもう一度曲作りをすることができた。俺達は今までテクニカル・バンドのようになろうと思ったことはないけど、リスナーになにか特別なことをしようとトライしたよ。今作は全くシンプルだとは思わないけど、アレンジに結構な時間を使った。俺達にとってアレンジはフックなんだ。それが脳に突き刺さるようなリフだったり、どれくらい難しいプレイであろうがなかろうがね。そして、それぞれ集まったパーツがカットされたり張り合わされたり聴こえないようなサウンドになるように、まとめていったんだ。
- 「In This Same Breath」は牧歌的といっても良いほどほのぼのとしたアコースティックサウンドからいきなりアグレッシヴなサウンドに変化しますが、この明暗の対比とも言える展開にはどのような意味があるのでしょうか?
いや、意味なんか全然ないよ。俺達は皆それぞれ違った音楽が好きだから、激しい音楽に対する対比として何か違ったものを入れてるんだ。これは別に今に始まったことじゃない。これまでのリリースで散々やってきたことだし、これからも続けるつもりさ。メタル以外の曲を書くのも好きだから、そういった面もSOILETN GREENに入れているんだ。
-歌詞の内容はどのようなものが多いのでしょうか? 2~3曲をピックアップして教えてください。
歌詞はベンが書いてるからねぇ。俺は単に曲を書くギタリストだし。俺が言えるのは、曲によってはアルバム・タイトルが提唱するテーマと関連してる、ってことくらいかな。ごめん、これ以上はわからないよ。
-日本盤にのみEXHORDERの1stアルバムから「Legions Of Death」のカバーがボーナストラックとして収録されていますね?この絶妙なセレクトは誰の案でしょうか?私も大好きなバンドだったので非常に嬉しいのですが。
俺達は皆この曲に誇りを持っている。トミーが最初に案を出したんだ。彼等は紛れもなく“ニュー・オリンズ・シーン”のアイコンの1つだよ。この辺の地域は大体スロウなブルーズの影響が強いってことで知られてるんだけど、俺達は殆どの奴等が知らないようなニュー・オリンズの歴史に敬意を表しているんだ。EXHORDERは俺達がバンドを始めた頃、大きな影響を与えてくれた。君がEXHORDERを知ってるなんて嬉しいね。彼等はニュー・オリンズの見落とされた宝石みたいなものだよ。
-今作も前作同様、HATE ETERNALのエリック・ルータンのプロデュースのもとタンパのMana Studiosで制作されたようですね?これは前作の「Confrontation」の出来に満足しての再登用ということでしょうか?
全くその通りだね。最初にエリックと出会ったのは、MORBID ANGELとツアーしたときだった。すぐ意気投合したよ。エリックは本当に仕事のしやすい、真のプロフェッショナルな奴だ。彼は俺達のサウンドを理解しているし、俺達の好きな自然なトーンを捕らえる術を知っている。このアルバムは彼が(HATE ETERNALから)プロデューサー業に戻って最初の作品だったんだ。レコーディングするとき、慣れ親しんだ環境に入っていくのはとてもよかったよ。次も彼と仕事が出来ればと思っている。
- HATE ETERNALも先日ニューアルバムをリリースしましたが、あなたがたはもう聴かれましたか?
スタジオにいたとき、数曲だけね。もちろん素晴らしかったよ。
-4月初旬からHATE ETERNALとツアーに出られますね!HATE ETAERNALとあなた方はかなり親密な間柄なのでしょうか?
さっきも言ったように、エリックとは数年前に出会ってから親友同士だよ。気の置けない仲間達と一緒にツアーできるなんて超良いよね。それが実現するってことになったんだから、今から楽しみでしょうがないよ。
-長年在籍していた「RELAPSE」と別れて、今作から「METAL BLADE」に移籍しましたね?「METAL BRADE」に移籍した理由を教えてください。
RELAPSEとは契約が終了したってのもあるし、もう彼らとは一緒に仕事をしたくないっていう感情もあった。RELAPSEは素晴らしいレーベルだし、色んな形で俺達を支えてくれた。でも、事情が厳しくなってきてね。そんな折、METAL BLADEが風のようにやって来たんだ。俺たちの可能性に入れ込んでくれ、がっちりバックアップしてくれている。移籍して嬉しく思っているよ。
-あなたがたは今年でデビュー20周年ですね?おめでとうございます!20周年という節目に当たりなにか特別な企画は考えていますか?
ありがとう!俺達にとって、このアルバムが今年やろうと考えていたものなんだよ。ツアーしてプロモーションするのも含め。今のところ何か特別な企画ってのは考えていないんだ。20周年を祝して自分達だけで小さなパーティーをするかもしれないけど、大掛かりなことはやらないよ。
-ブライアンは、EYEHATEGOD、ベンはGOATWHOREも掛け持ちしていますが、メンバーそれぞれの他のバンド活動はどうなっているのでしょうか?
トミーはCROWBARでプレイしているし、スコットもHOSTILE APOSTLEっていう3人組のインスト・バンドでプレイしているよ。俺はEYEHATEGODの他のメンバーと一緒にやっている、OUTLAW ORDERというバンドを掛け持ちしている。今週末に、新作のレコーディングを始める予定なんだ。
-あなたがたはいろいろと不運な事故や事件に巻き込まれていますが最近は順調に物事が進んでいますか?
全て上手くいっているよ。今は凄くポジティヴな姿勢で取り組めている。アルバムのテーマは間逆だけど。ツアーに出てバリバリやるのを楽しみにしているよ。ありがたいことに、過去数年、俺達を見舞った不運のおかげで気持ちが高揚したみたいなんだ。
-日本に来たのが2002年ですから約6年経ちますね?そろそろまた「EXTREME THE DOJO」などでぜひ来日していただきたいところですが予定はないのでしょうか?
俺が決められるのなら、明日にでも日本に行くよ。だけど、それは俺達が決めることではないんだよね。アルバムが出たら、是非行きたいと思っている。日本は大好きな場所の一つだし。前作では行けなかったから、今回は実現することを祈っているよ。
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
新作を気に入ってくれたら嬉しい。もし気に入ってくれたら、そして俺達が日本に行くことが出来たら、是非ライブに足を運んで欲しい。自分達はライヴ・バンドだという自負があるからね。もう一度君達の前でプレイするチャンスがあることを祈っているよ。ありがとう!
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Inevitable Collapse in the Presence of Conviction
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