今年で3回目を数え、既にエモ・スクリーモ、ラウドミュージックフェスとして日本に定着しつつあるtaste of chaos Japan Tour。出演した全アーティストを改めてご紹介。
RISE AGAINST/The Sufferer & the Witness (4th) | |
2006年に『Geffen』にリリースされた目下最新作の4THアルバム。 基本的には彼らのスタイルをさらに推し進めた作品であり、作品毎に少しずつだがソリッドでメタリックになってきている気がするが、個人的にはこのサウンドの変化の流れは大歓迎だ。また過去のどのアルバムよりも名曲がひしめいており、彼らの最大の魅了である男泣きの哀愁メロディは過去最高に扇情的だ。アルバム全体が最後まで弛緩することなくハイクオリティで緊張感に溢れているが、M6「Prayer of the Refugee」、M7「Drones」、M8「Approaching Curve」の三連コンボは特に素晴らしい。またM2「Injection」は彼らの持っている魅力のすべてが最高レベルで詰まっている時代を超える名曲だ。(ムラオカ) |
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RISE AGAINST/Siren Song Of Counter Culture (3rd) | |
遂にメジャーレーベルであるユニバーサルに殴りこみ!!オムニバスやコンピでは数え切れないくらいのアルバムに参加しているRISE AGAINSTではあるがフル・アルバムとしては通算3枚目(デビューEPを数えれば4枚目)の作品である。このアルバムでは持ち前の哀愁たっぷりの硬派なメロディがさらに前面に押し出されている。M3「Life Less Frightening」はメロディックパンクファンのみならずラウドロックファン、SCREEMOファンまで取り込むことが出来るであろう普遍的な素晴らしいトラックだ。(ムラオカ) |
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RISE AGAINST/Revolutions Per Minute (2nd) | |
2003年に『Fat Wreck Chords』よりリリースされたセカンドアルバム。ファーストアルバムの荒々しさ、疾走感などをうまい具合に残しながらもティムの表現力や楽曲能力が格段にアップしている。M4の「Halfway There」の緩急を付けた楽曲構成は、ドラマティックな曲が増えてくるサードアルバム「Siren Song Of Counter Culture」、4thアルバム「The Sufferer & the Witness」への架け橋となる重要なトラックだ。彼らの作品中、最高傑作とあげる人が最も多いアルバムだ。(ムラオカ) |
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RISE AGAINST/The Unraveling (1st) | |
2001年に『Fat Wreck Chords』よりリリースされた記念すべきファーストアルバム。 ファーストアルバムからすでにRISE AGAINSTサウンドが確立されているので、現在の彼らが好きな人であればこのアルバムも気に入ることと思う。あえて今の彼ら(メジャー移籍後)と比較してみるとサウンドプロダクションのせいもあってかシンプルなサウンドの中にも荒々しくアグレッシヴなメロディックパンク色が前面に押し出されている。 2005年にはリマスター盤が発売されており、こちらはここメジャー移籍後のRISE AGAINSTが気に入っているひとはこちらのほうが聴きやすいかも!?(ムラオカ) |
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