MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

The Darkness of LUCIFER

2012.07.04UPDATE

2012年07月号掲載

The Darkness of LUCIFER

Member:AKIO (Ba) ATSUSHI (Gt) Kamille (Dr) KAZU (Gt) KOTA (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-まずは簡単にバンド紹介をお願いします。

AKIO(以下AK):2009年より名古屋を中心に活動を開始したメタルコア・バンドです。このたび地元名古屋に新しくできたAwaking Entertainmentというレーベルより7月18日にミニ・アルバムを発売することになりました。

-ちなみにThe Darkness of LUCIFER(以下TDoL)というバンド名は北欧のメロディック・デス・メタル・バンドを髣髴させますが、活動初期にはそういったサウンドから影響を受けていたわけではないのでしょうか?

ATSUSHI(以下AT):メロデスは全然聴きますが、特にガッツリ影響を受けてたわけではないと思います(笑)。

KAZU(以下KA):活動初期はどちらかといえば、KILLSWITCH ENGAGEやAS I LAY DYING等の正統派なメタルコア・サウンドに影響を受けていました。

-『The Battle of Matryoshka』リリース決定おめでとうございます。初の全国流通でのリリースですね。自分たちの音源が日本中で発売されるということはやはりかなり嬉しいのではないでしょうか?今の気持ちを教えてください。

KA:ありがとうございます!単純に嬉しいですね。自分たちのCDが店頭に並ぶことを想像するとなんとも不思議な気持ちになりますが(笑)。

AK:もちろんすごく嬉しいです!ただここがゴールではなくやっとスタート・ラインに立てたと思っているので、ここからより気合を入れて頑張りたいですね!

-2010年に激ロックFESに出演してもらった頃はもう少しエレクトロ要素が強かったのではないでしょうか。今作においてエレクトロ要素がなくなったわけではないですが、味付け程度になり、その分ブルータル感が倍増したと感じたのですが作っている側としてはいかがでしょうか。

KA:自主制作音源の『Emptiness Inside You』を出してすぐ、次にCDを作るならどの様にしようかと考えたときに、真っ先に頭に浮かんだことが"今やっていることとは違うことがやりたい"って気持ちでした。そこで自分なりに聴く音楽や視野を広げてみて、やりたいことや今まで自分たちがやってきたことを形にしたものが今回のミニ・アルバムの基盤になっています。

AT:次にやりたいことってなったときに日本にあまりいない音楽がしたいって思いました。そこでエレクトロ要素を入れつつも、よりブルータルにすることでスクリーモやメタルコアやハードコアのいい部分をうまい具合にミックスして聴きやすく、且つ重たいといった他にあまりないサウンドにできたと思います。

-グロウルとクリーン・パートを使いこなすKOTAさんのヴォーカルはTDoLの特徴の1つだと感じましたが、今のようなヴォーカル・スタイルになった経緯を教えてください。

KOTA(以下KO):前作はクリーンも多かったのですが、今作はかなりクリーン・パートを控えめにしています。経緯といっても難しいのですが、いろんなパートを取り入れたいと思うことから始まったと思います。今はハードなパートやセクションが好きなので、今作でもそういう部分を多く取り入れています。今回からピッグ・スクイールなどの吸いにも挑戦しています。

-個人的にはTHE GHOST INSIDE、A DAY TO REMEMBERなどのモダンなメタルコア・バンドの影響を強く感じました。実際あなたがたはどういったバンドやスタイルに影響を受けていますか?

KO:かなり的を得ていると思います(笑)。当初はやはりメタルコア、スクリーモ・バンドの影響が強かったですが、メンバーそれぞれ聴くバンドやスタイルが枝分かれしていきました。曲はKAZUと僕が基本作っているのですが、最近はKAZUがスクリーモやメタルコアの要素、僕がニュースクールやハードコアからの要素を入れて曲作りする形が多いです。これからも変わり続けるだろうし、何らかの形で進化はしていくと思います。

Kamille(以下Ka):僕はUNDEROATHやSAOSIN等のポスト・ハードコア・バンドから影響を受けてます。

-バンド資料に"「ハードコアとスクリーモの隙間産業」と称される音楽性"と書いてありますが、なかなかに面白い比喩ですね。この比喩について詳しく教えてください。

KA:要するにわがままなだけなんですよ(笑)。ハードコアのようなビートダウンもしたい、スクリーモのようなフレーズもしたい、エレクトロな要素も入れたい。"だったら全部やっちゃえばいいじゃない!"という自分たちの心を的確に表現してると思ってます。

AK:音楽性だけではなくて、活動の面でも僕らは特にそういうバンドだと思ってます。国内外問わずハードコアのバンドと一緒にやることも多ければ、もちろんメタルコアやスクリーモのバンドにも仲いいバンドが多いし、両方の音楽のファンにこいつらイケてるなと思ってもらえれば最高ですね。