70年BLACK SABBATHのヴォーカルとしてデビュー。78年に脱退し、79年よりソロ活動を開始する。 80年の1stアルバム『Blizzard Of Ozz ～血塗られた英雄伝説』、81年の2ndアルバム『Diary of a Madman』と2作品続けて高評価を得て、早くもヘヴィ・メタル界の帝王としての地位を不動のものとする。これらの作品でOzzyのサウンドを決定づけファンを虜にしたのが、クラシックのエッセンスを持つメロディアスで華麗なギター・プレイを披露した故Randy Rhoadsで、Ozzyとの名コンビネーションにより彼もまた一躍世界的なギター・ヒーローとなる。Randy亡き後も、Jake E. Lee、Zakk Wyldeといった若き名ギタリストを輩出する一方で、鳩やコウモリを食いちぎるなど、ロック史に残る数々の奇行も話題となる。
96年にOzzyと妻Sharonが立ち上げた旬なヘヴィ・ロック系バンドを集めたフェス・ツアー“OZZFEST”（オズフェスト）が大成功を収め、現在も世界の主要ロック・フェスの1つとして定期的に開催されている。また、Osbourne一家のハチャメチャな私生活をさらけ出したリアリティ番組“The Osbournes”（02年～05年）によって、ロック・シーンを超えたお茶の間での人気も獲得する。
10年発売の現時点での最新アルバム『Scream』が全米4位・全英12位を、13年発売の再結成BLACK SABBATHのアルバム『13』が全米・全英共に初登場1位を記録するなど、“プリンス・オブ・ダークネス”としてロック界のトップに君臨し続けている。

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