- Antoine Bibent (Vo)
- Alex "Ash" Houngbo (Gt/Vo)
- Mikael Rumèbe (Ba)
- Jérôme Blazquez (Gt)
- Sydney Taieb (Dr)
地球の中心部、大西洋の奥深くから生まれたATLANTIS CHRONICLESが遠大で色鮮やかなデス・メタルを通して深海を探検する。これは暗闇の深淵を明らかにし、未知の世界へ導く、彼ら独特の方法だ。もともと“ABYSS”として活動していたが、2010年に著作権の問題で改名した。それと同時にヴォーカルも変わっている。そして彼らは今、奇妙な生き物たちや忘れられた神話を求めて水面下10マイルのところを旅している。ATLANTIS CHRONICLESは底なしの荘厳で冷徹な青い水の世界にあなたを誘う。
1934年、ノンサッチ・アイランド。William Beebeは、最初の大物海底探検家であった。彼は自分専用に設計した1人乗り用の潜水球で923メートルの深さまで潜った。『10 Miles Underwater』は現実とWilliam Beebeが計り知れない奈落の底を降下していくというフィクションを融合させたコンセプト・アルバムだ。彼は暗闇の中へスパイラル状に下っていき、潜水球の閉じ込められた狭いスペースから、恐ろしくも美しいファウナやフローラ(深海に生息する動植物)見ることになる。そのうち彼は高圧と閉所恐怖症によって心のバランスを失い、現実と幻覚が分からなくなってしまう。このアルバムは、シンプルで実存する様々な疑問と、フィクションの中の歴史的人物の目と心が混ざり合った幻想の潜水を表現している。
10 Miles Underwater
2013.4.24 On Sale!フランスはパリ出身ながら、ピロピロ&ゴリゴリのプログレッシヴ・デス・メタルを繰り広げるATLANTIS CHRONICLES。1人乗り用の潜水球で923メートルの深さまで潜った最初の大物海底探検家William Beebeの史実に、計り知れない奈落の底を降下していくというフィクションを織り交ぜた深海の世界を舞台としたコンセプト・アルバムとなっている本作は、緊張感に満ちたギターのフレーズが絡み合いながら、その設定から導かれる通り、スリリングに展開していく。テクニカルながら、デス・メタルやデスコアと比べてエクストリーム性は抑えられたサウンドで、より一般性を持った音楽性を成立させることに成功している。このピロピロしまくりのギターはぜひ1度生で観てみたい!現在のフランス・ローカル・バンドのポジションから世界ツアーを回るバンドに成れるか!?今後が楽しみなバンドだ。 米沢 彰