-昨年9月の来日公演から5ヶ月という短いスパンで再来日を果たした訳ですが、昨日の大阪公演でも熱狂的なファンから温かく迎えられたことだと思います。二度目の大阪のショーはいかがでしたか?
Dennis(以下D):これまで3年間、俺たちはずっとライヴをし続けていたんだけど、久しぶりに2ヵ月半の休暇をもらったんだ。昨日のショーが、オフが明けて一発目のショーだったけど、みんな温かく迎え入れてくれて良かったよ。
-そのオフの間は、皆さん何をされていたんですか?
D:俺はビデオゲーム三昧だったよ!
Shawn(以下S):俺や他のメンバーは、ニュー・アルバムのレコーディングに向けて、新しいギタートラックを作ったりしていたよ。
-Dennisはどんなゲームが好きなんですか?
D:皆、マリオカートには凝っていたよ。俺はX-BOXとかPSPとか・・・特に気に入ってるゲームは「WORLD OF WARCRAFT」なんだけど、あまりにもこのゲームにハマっちゃって、俺たちの次のツアーの名前を「WORLD OF WARCRAFT」にしようと本気で考えていたくらいさ。
S:だけど、ゲーム会社に訴えられそうになったんだ(笑)だから、次のツアーの名前は「ゲームの名前を使っていないよ!ツアー」にしようと思っている(笑)
-(笑)それはどんなゲームなんですか?
D:小人を操って、オンラインで他の人と対戦するRPGゲームだよ。
-ニュー・アルバムの制作にも取り掛かりはじめているそうですが。
D:うん。今、そのヴィジョンをまとめ上げているところなんだ。まだどんなものになるかは分からないし、言えないんだよ。
-そうですか。年内にはリリースされそうでしょうか?
S:そうだね。今年のクリスマスあたりにリリース出来るように目指しているよ。
-前回の来日は強行スケジュールだったようですが、今回はオフなどもらえていますか?
S:オフどころか、俺たち日本にあと18時間しかいれないんだ。明日の朝、日本を発つことになってるからね。
D:そうそう(笑)
-「Scream Out」という今回のような趣旨の企画イベントは極めて稀です。ALESANAに加えてCHIODOSも来日だなんて、日本のファンからしたら一大事件とも言えるわけですが、本国ではCHIODOSとは以前から交流はあったのでしょうか?
D:うん。CHIODOSとはこれまでに何度か一緒にツアーをまわったことがあるよ。
-あなた方から見て、CHIODOSってどんなバンドですか?
D:ロック・バンド!
S:うん。本当に素晴らしいバンドだ。
D:そうだね。
-では、36CRAZYFISTSとはこれまでに交流は?
S:いや、彼らとは日本に来るまで会ったことが無かったよ。
D:だけど、実際会ってみたらすごくいい人達だと思ったな。いつも酒を飲んで、一緒に楽しい36時間を過ごしているよ(笑)
-最近、プロモーション写真が変わり、前回の真っ黒なデザインから一転し、白を基調とした爽やかな写真になりましたね。
D:うん。俺たちは機械じゃないんだってことを、あの写真を通じてみんなに見せたかったんだ。だから、俺たちの人間らしさを現した写真になっているんだよ。俺たちは音楽こそシリアスだけど、毎回写真もシリアスなんじゃつまらないし、ユニークな部分を見せてファンの皆にも楽しんでもらいたかったんだ。
-なるほど。アルバム・リリースなどもないこのタイミングでなぜリニューアルしたのですか?旧メンバーのShane(Ba)がバンドにカムバックしたためでしょうか。
S:いや、それとは全然関係ないんだよ。ただ、俺たちが持っているポップな面も出した写真にしたいなって思っただけでね。
-Shaneは、久しぶりにバンドに戻ってきていかがですか?
S:うん。バンドに戻ってくることができて最高に嬉しいよ。しばらくバンドを離れていたけれど、俺は本当はバンドを離れたくなんてなかったんだ。ただ、個人的な問題を抱えていて、その問題に取り組まなければいけなかったから。
-その問題というのは、もう解決したんですか?
S:うん。もう全て解決したよ。頭の中は問題だらけだけどな(笑)
一同:(笑)
-(笑)手に携帯電話を持っていましたが、あの写真のコンセプトは?
S:あの携帯電話に特に意味はないんだ。たまたま撮影の時に全員手に持っていたから、何かこれを使ってユニークなことをしようって思っただけさ。
-では、あの携帯は撮影用じゃなくて個人の持ち物なんですね。
D:うん、そうだよ。
S:だけど、俺はあれから携帯を新しいものに買い換えたよ。I-Phoneを買ったんだ。ただの携帯とは違うぜ!
-「Seduction」のヴィデオクリップも上がっていましたが、ALESANAとバスケットボールの組み合わせが意外すぎて驚いたのですが、とてもユニークな仕上がりだと思いました。あのヴィデオのアイデアはどこから生まれたものですか?
D:実は、Shawnは学生時代にバスケットボールのプレイヤーだったんだ。あのアイデアを持ってきたのはShawnだよ。
-ではヴィデオクリップもプロモ写真も、いずれもメンバー皆さんのアイデアから生まれているんですね。
S:そう。前回の写真なんかも同じくね。
-また、「Seduction」の楽曲は私達「激ロック」のプロモーションクリップにも使用させていただき、WEBで公開されているのですが、ご覧になられましたか?
D:まじで!クールだね。
S:これからチェックしてみるよ。
-gekirock.comで見れますよ。
S:オッケー。ゲキロックドットコムね。
D:gekiロック?geekyロック?・・・俺が一番geekyだぜ!(※俺が一番頭がおかしいぜ!という意味)
一同:(笑)
-(※geekyには「まぬけ」とか「様子がおかしい」という意味があることを通訳さんに教えてもらう) 私、geekyがそういう意味だなんて知らなかったので、ちょっとショックです(笑)
D:ハッハッハ!そんなに落ち込むなよ(笑)
-(笑)確かにgekiはgeekyに似てますけど、日本語でいう「激」はextreamという意味で、すごくクールな言葉なんですよ。
S:ゲキはクールなんだね。じゃあ、ゲキサイコー!とか使える?
一同:(笑)
D:ゲキサイコー!extream awesome!!(笑)
-いい感じです(笑)前回来日時のインタビューで「俺たちのライヴに一度でも来てもらえれば、なぜ俺たちがこういう音楽をやっているかをアルバムで聞くよりも理解してもらえると思う」と話してくれた通りに、あなた方のライヴを目の前で見てみて、あなた方の魅力がアルバムで聞くよりもよく伝わりました。
D:君なら分かってくれると思ったよ!
-本当にアグレッシヴなステージングでしたね。ヴォーカルのお二人は、ライヴ前のコンディションに気をつかっていることはありますか?
D:特にライヴ前に気を使うことはないんだ。俺は天性のものだから、ステージに上がれば自然と声が出てくるよ。
S:彼は自然と歌えるけど、俺はライヴ前にはハニー&レモンのキャンディーを舐めたりしているよ。
-確かタバコも吸わなかったと思うけど、喉のためですか?
D:いや、実は俺はタバコを吸うんだよ~。だけど、俺がタバコを吸うことは母親も知らないから、内緒にしておいてくれ(笑)
S:俺は吸わないよ。ライヴのためってのもあるけど、自分自身の健康のためにもね。
-日本のように、英語圏でない国でライヴをする際、MCに気を使ったりしますか?
D:どちらとも言えないかな。日本のオーディエンスは、他の国のオーディエンスよりも静かだから、その分、皆が注目してくれるのが伝わるよ。言葉を理解してくれているのか探りながらやる場合もあるけど、伝わらなくてもいいやって思いながら話すこともある。もし言葉が伝わらなければ、その分、曲を楽しめばいいんだしね。
-Dennisは日本通でしたよね。何か新しい日本語は覚えましたか?
S:ゲキ!!(※即答)
D:そうだな、ゲキを新しく覚えたよ(笑)あとは、ノミホーダイ、アリガトーゴザイマス・・・
S:ノミホーダイ 2hours サイコー!
一同:(笑)
D:あとはカンパイとか、アリガトーとかね。うちの近所にある日本料理屋の名前が「カンパイ」って言うんだよ。
-そうなんですね。ところで、メンバー皆さん前回の来日からファッションもへアスタイルも変わっているし、おしゃれですよね。せっかくなので一人ずつファッションのポイントを教えて下さい。
D:(※ひとりステージ用でない服装だったため、バツの悪そうなDennis)ええっとー、まずはこのパーカーはグラマーキルズからタダでもらったもので・・・
一同:(笑)
D:このゆる~いパンツは楽チンでいいよ。あとは、こっち側の紐がなくなってるスリッポンに・・・猫だかタイガーが書かれたよく分からないTシャツ・・・
一同:(笑)
D:髪は自分で染めたよ。あと、髭は剃ってない。あと、ゲキサイコー。
一同:(爆笑)
S:ゲキサイコー!(笑)
-(笑)Shawnはヘアカラーも変わりましたね。
S:そうなんだ。新しく、ブルーを入れてみたよ。以前はパープルを入れていたんだけどね。俺はJeremyと同じジーンズをはいているよ。スウェットと下着はアメリカンアパレルで買ったもの。これ楽だし、すごくいいんだよ。TATOOには、NCSH(North Carolina Sweet Heart)って書かれている。眼鏡も持っているけど、あれには低い度が入っていて、頭が痛い時だけかけているんだ。
D:ちなみに、俺はすげー目が悪いよ。
-Jeremyは特にお洒落ですよね。
Jeremy:僕は、まずタイガーのバックルがついたベルトと、これはタイガーが描かれたどこのか分からないTシャツだ。ニューヨークにあるTRIPっていうブランドが一番好きで、よく着ているよ。このジャケットもそこのものなんだ。フックの部分にスカルのアクセサリーを付けて自分でアレンジしてみたよ。
-Patの、そのハチマキ(日の丸のデザイン)は?
Pat:これは前回、日本に来た時にファンの子にもらったものなんだ。それを感謝していることを伝えるために、こうやっていつもつけているんだよ。でも、日本だけじゃなくて家でもつけてるんだぜ!
Where Myth Fades to Legend
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