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FACT | 激ロック インタビュー

FACT:Tomohiro / Takahiro / Kazuki

インタビュアー : TETU★KID

FACT Official-Site

FACT

-まず簡単な自己紹介をお願いします。

Tomohiro(以下To):はじめまして、Ba.をやっているTomohiroです。よろしくお願いいします。
Takahiro(以下Ta):はじめまして、Gt.のTakahiroです。
Kazuki(以下K):どうも、Gt.のKazukiです。

-最近チェックしたバンドとかありますか?

To:まだ聴き込んではいないのですが、一番最近にチェックしたのはPROTEST THE HEROですかね。それ以外は最近はハウスとかの打ち込み系の音楽を聴くことが多いですね。激しい音楽はあまり聴かなくなりましたね。
Ta:Tomohiroと同じで最近はあまり激しい音楽は聴かないですね。
K:(メンバーが聴いている音楽が)ロックじゃなくてすいません。そんな俺も最近は録ったばかりのプリプロのドラムパターンばかり聴いています(笑)

-1999年バンド結成ということですが、バンド結成のきっかけ、現在までの簡単な経緯を教えてもらえますか?

Ta:9年間やってるから・・・うーん、簡単に言うならなんだろうな・・・?
K:まぁ、ゆっくりマイペースでやってきてます。
一同:(爆笑)
To:結成のきっかけは、たまたまみんなバンドが解散したり、脱退したりっていうタイミングが重なって、お互いに声を掛けたり掛けられたりっていうのが始まりですかね。
K:別に狙ってこの人とやりたいって言う訳ではなく、自然に楽器をやっているメンバーが集まったって感じですかね。

-メンバー内で最初に出会ったのは誰と誰だったんですか?

K:本当に遡れば俺とTakahiroは中学の頃からの友達でずっと一緒にバンドをやってきた仲なんですよ。
Ta:そうですね。FACTを結成するだいぶ前からの付き合いになります。
To:結成当初は今のVo.はいなくて、途中で加入して現在のメンバーになったって感じですね。

-STRUNG OUTにDILLINGER ESCAPE PLANの狂気をプラスしたような音と紹介されていますが、それに関して御自身ではどのように感じますか?

K:そうですね。その二つのバンドにはかなりの影響は受けてますね。目標にしているわけではないですが、FACTが作る音楽の一部にはなっているとは思いますね。

-影響を受けたアーティストを教えてください。

K:俺はVAN HALENかな。あのバンドを聴いてギターが格好良いなと思ったんで思い出深いですね。
Ta:俺も楽器を始めたころはブライアンセッツァーからはかなりの影響を受けましたね。

-そうなんですか!?お二人とも今のFACTさんの音楽性からは想像できませんね?

K:そうですよね。特定のバンドが好きでしょうがない、かなりの影響を受けたっていうよりも本当に様々な音楽を聴いてきましたね。そこからこれは格好う良いなと思う部分をある意味選んで吸収してきたという感じですね。
To:僕の場合、ヘビィーな音楽を聴くきっかけになったのはRACER-Xでしたね。そこから洋楽を聴くようになってという流れになるので、今思うと影響というよりは洋楽の入り口になったバンドですね。

-TomohiroさんはRACER-Xを聴く前は何を聴かれていたんですか?

To:RACER-Xに出会ったのは中学生だったのでそれに出会う前というとやっぱりJ-POPですね。チャゲ&飛鳥とか聞いてました(笑)
K:俺は島倉 千代子を聴いてましたよ!

-島倉 千代子からどうやってVAN HALENに興味が移ったんですか?

K:両方とも友達の影響ですね。島倉 千代子は厳密に言うと友達の母親からの影響なんですが(笑) VAN HALENは友達の兄貴がビデオを持っていて見せてもらったのが初めてたんですが、ボーカルよりもギターが目立っているっていうことが衝撃でしたね。ギタリストの名前がバンド名ってところにもビックリしましたね。

-FACTの最大の特徴として絶叫ヴォーカルとクリーンヴォーカルの掛け合い、大胆な曲展開にあると思うのですが、曲は主にどなたが作っているのでしょうか?
各自アイデアを持ち寄ってくるのでしょうか?

To:ギタリストコンビが中心になって楽曲を作って来て、それをスタジオで全員で合わせながら作ることが基本的に一番多いですかね。
K:そうですね。でも最初に持ってくる楽曲は俺が一人で作ることもあるし、Takahiroが単独で持ってくることもあるんですよ。

-他のメンバーが楽曲を持ってくることはないんですか?

To:あまりないですね。
Ta:でも誰が持ってきた楽曲でも最終的にはメンバー全員で判断して仕上げるので問題はないですね。ただ最初の起点になるのは僕とKazukiが一番多いっていう話ですね。
To:でもせっかくジャムって作ってもメンバー全員が忘れてしまうことが多いんですよね(笑)
K:そう、スタジオで作って格好良いって思った曲がもうかれこれ10曲位は飛んじゃってますね。録るのを忘れていたり、録っても音質が悪くて耳コピができなかったり、録ったMDが壊れていたりと・・・

-では世に出ていたかもしれない名曲が10曲ほどあったんですね。

K:名曲だったかもしれない、曲が数々産まれては消えて行きましたね(笑)

-ギタリストのお二人に質問です。二人のギターパートはどういったわけ方をしているのでしょうか?

K:相談はあったりなかったりですね。
Ta:そうですね。
K:シャウトに関しても狙って入れているというよりも、曲の流れのなかで一番ベストな選択をするようにしてます。そこにはメロディを入れる方がいいのか、もしくはシャウトでいった方が自然なのかを考えながら作ってます。

-ギターのリフに関しては?

K:ギターリフに関してもどっちがリード、バッキングっていうのは全然決めてなくて、曲によって俺がバッキングする場合もあればリード、まぁリフを弾く方に回ることにあるっていうようにしています。常に曲の流れを意識して詳細も決めている感じですね。

-2008/3/26発売のBEAT CRUSADERS主宰のAC/DCトリビュートアルバムV/A[THUNDER TRACKS]にFor Those About to Rock(We Salute You)のカバーで参加されていますが、どういった経緯で参加となったのでしょうか?BEAT CRUSADERSとバンド同士の親交があるのでしょうか?

To:そうですね。2年くらい前にBEAT CRUSADERSのツアーに2本ほど参加させて頂いて、それから仲良くさせてもらっていたんです。そういう流れがあって今回もBEAT CRUSADERSさんからお話を頂いて参加させてもらうことになりました。
K:また生顔が見れるから楽しみです(笑)

-AC/DCのサウンドとFACTではサウンド的にはあまり共通点が見当たりませんが、昔はハードロック、へヴィメタルも聴いていたのでしょうか?

K:Tシャツとかロゴとかはすごく有名で、ヤングギターやギターマガジンなんかを読んでいたらAC/DCは絶対に通る道だと思うのですが、正直なところ全然聴いたことがなかったんですよね。王道のハードロックは聴いてはいたのですが。
To:逆に今回カバーするにあたって、余計な知識がないということが面白い結果に繋がったのかもしれないですね。
Ta:このアルバム自体AC/DCをあまり知らない人に向けて、もっとこのバンドを知ってもらいたいという意味合いも含めていたそうなんですね。だからAC/DCを知らなかった代表じゃないですけど・・・
K:このアルバムに参加することになって俺自身もFACT自身もAC/DCに出会えたっていう感じですね。
To:他のメンバーもほとんどAC/DCは通ってないですからね。
K:ここ最近はAC/DCばかり聴いてました。
To:今回のこのアルバムに集録されている楽曲はすごく斬新な感じになっていますよ。
K:そう、でも今回はどこまでがカバーでどこからがコピーなのかという境界線に悩まされながら作りましたね。人それぞれ境界線はあると思うのですが、結果はまたやっちゃいましたって感じになってます(笑)
To:流れとしてはアルバム最後の曲っぽいよね。
K:そう最後の14曲目で良かったよね。

-Myspaceにて公開されているWalk(new demo)という曲はニューアルバムに収録されるのでしょうか?

To:そうですね。あれはNETだけで音源としてはまだ出してないですね。実はあのDEMOもちゃんとしたスタジオではなく友人の自宅で録ったんですよね。
K:ライブではガンガンにやってるんですけど、あのDEMO音源では打ち込みのドラムを使って録ったので実際にライブでやるとなった時には少し苦労しました(笑)
To:ニューアルバムに入る予定ですので楽しみにしておいてもらえればと思います。

-では教えていただける範囲で結構ですのでニューアルバムについて教えてもらえますか?

K:今現在はプリプロ中なのでなんとも言えないところではあるんですが・・・
To:かなり今までのFACTに比べればかなり聴きやすくなっていると思いますよ。

-曲数はどれくらいを考えているんですか?

K:プリプロは17曲ほど録っているのですが、全部が使われるかというのはまだ未知なところではありますね。
でも楽しみにしてもらって損はないと思いますよ。

-楽器の質問に移らせてもらいます。

-ギター&ベースを始めたきっかけを教えてください。

K:俺は14歳か15歳で始めました。たぶん中学2年生くらいのときかな。そのくらいの年齢の男の子ってとにかく目立ちたくて、ヤンキーになる奴もいれば部活をすごく頑張って活躍する奴もいたんですね。そんな中で俺はうまくギターに出会えて、まぁ女の子にモテたいからなんかやんなきゃなぁって気持ちもあったんですが(笑)
Ta:始めたのは高校に入ってからですね。高校に入って自分でバイトして前から欲しかったギターを購入したって感じですかね。最初のころはクラッシックギターでMETALLICAのリフを弾いたりしてましたね。
To:高校で部活が終わってやることがなかったのでって流れですね。周りがみんなギターをやっていたのでじゃあベースかな?って感じでベースを始めました。高校を卒業してからなんで一般的には少し遅いかもしれないですね。

-また最初に始めた楽器もギター&ベースだったのでしょうか?

K:初めて触った楽器と言われれば、たて笛かな?
To:そんなことを言ったからカスタネットとかになっちゃうんじゃないの?

-(笑) 自分の意志で初めた楽器はギターとベースだったんですね?

K:そうです(笑)

-シェクター社とエンドースモニターになったきっかけを教えてください。

K:きっかけは前に所属していたレーベルさんから紹介してもらったのがきっかけですね。でも前から一本使っていたり、自分の好きなバンドがシェクターを使っていたりと憧れていたメーカーだったんでかなり嬉しかったですね。

-現在使用している楽器の気に入っているポイントを教えてください。

K:第一にスタイル、見た目が一番気に入ってますね。ギタリストをやっていながらギターの細かい知識とかが全然なかったって言うのもあるんですけど、やっぱり見た目のカッコよさっていうのが一番だと思うんですね。
Ta:俺も最初は外見から入りましたね。入口はみんなやっぱりそこじゃないんですかね?そのギターを使って自分の求めている音にどれだけ近づけていくかっていうのが重要なんじゃないのかなって思っています。
To:俺が一番気に入っているところはシンプルで使いやすいところですね。あと重要なのはボディ鳴りが良いってことです。弾いていてとても気持ち良いんです。色んなベースを弾いてきたんですがやっぱりその中で一番ボディ鳴りが良いですね。

-あなたがギター&ベースに求める一番大事なことを教えて下さい。

K:さっきも言いましたが、見た目がまずは重要かな?使い心地とかは回数、年数を重ねれば慣れて行くとは思うのですが、やっぱり見た目は変わることはないので、ファッションと一緒でやっぱり気に入ったものを持ちたいじゃないですか。
To:個人的にはボディ鳴りが気持ち良くないと、何をやってもしっくり来ないんですよね。見た目ももちろん重要な部分だと思うんですがやっぱり今のベースが音も見た目もベストですね。

-これからプロのギタリスト&ベーシストになろうと努力しているキッズにアドバイスがあればお願いします。

K:まずは長く続けることじゃないですかね。同じギタリストでも様々だとは思うんですよ。ギターを弾くこと自体が好きなのか。それとも曲を作ることが好きなのか、自分は楽器を使って何をしたいのかということを早い段階で気づくことが大切じゃないかなって思います。
Ta:あとは明確な目標を持つことが大切かな。目標があれば続けやすいと思うし。でもやっぱり続けて行かないと何も見えないですよね。だから目標を持って頑張ってもらいたいですね。
To:あとは楽しんでいこうって気持ちが大事なんじゃないかな。小さいことでもいいから楽しいことを見つけていければ続いて行くんじゃないかなって思いますね。

-ありがとうございました。


Fact

INCUBUSやLIMPBIZKIT、STORYOFTHEYEARらを手掛けたMichael ‘Elvis’ Bascketteがプロデューサーとして起用された他、ミックスをChris Lord-Alge(GREEN DAY、MY CHEMICAL ROMANCE、BAD RELIGION)が担当するという豪華布陣で制作されたFACTのメジャー・デビュー作品。高速且つ変則のリズムで畳み掛ける展開をはじめツインギターによる破壊力あるFACT節はそのままだが、メロディの抑揚感とコーラス・ワークが強まった分、包容力がうんと増している。さらにダンス・ミュージックの要素が新たに加わったことで科学的なポップさも兼ね備わった。「プログレメタル発ディスコ行き」とでも言うようなドラッギーな新種サウンドは、頭で考えるより体で感じるべきだ!(MAY-E)

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