PIA | 激ロック インタビュー
PIA:Yohan(Vo) Hullang(Gt) Kibum(Ba)
SimZ (effects - Turntables, Samples, Keyboard, etc) Hyeseung(Dr)
インタビュアー : TETU★KID
-はじめてのインタビューになりますので、まずは自己紹介をお願いいたします。
Hullang(以下:Hu):Hullangです。
SimZ(以下:S):SimZです。お願いします。
Hyeseung(以下:Hy):Hyeseungです。よろしくお願いします。
Kibum(以下:K):ベースのKibumと申します。よろしくお願いいたします。(日本語)
Yohan(以下:Y):私はYohanと言います。よろしくお願いします。(同じく日本語で)
-日本語が本当にお上手ですね!まずは基本的なことをお伺いします。PIAは1998年にバンドを結成されましたが、バンド結成の経緯を教えてもらえますか?
Y:今のメンバーは元々みんな友達だったんです。98年にPIAを結成した時のオリジナルメンバーは僕と、Kibumと、Hullangの3人です。それから2000年にSimZとHyeseungが加わって今のラインナップになりました。
-PIAというバンド名には『YOU&ME』という意味が込められているそうですが、このバンド名にした理由を教えてください。
Y:僕たちのバンドの一番の持ち味はファンと一体になるっていうことなんです。どんな活動も自分たちのためだけじゃなく、僕たちとファンたちのために行動しているんです。ですからこの『YOU&ME』、あなたと私という意味を表す『PIA』という言葉がピッタリだと思ったんです。
-ファンとの繋がりを強く意識しているということは、ファンと直接接するライヴは特に力を入れていらっしゃるんじゃないですか?
Y:そうですね。その通りです。ライヴはたくさんのファンと一体になれる空間ですから、特に重点を置いてますね。
Hy:ライヴに挑む気持ちは世界中のどのバンドにも負けないと思ってますよ。
K:ライヴが本当に好きなんです。韓国だけじゃなくてもっともっと世界中の人たちの前で演奏したいですね。
-そのライヴの前に色々と準備をされると思うのですが、ライヴ直前に必ず行うことなんてありますか?あれば教えてください。
S:ライヴの前にかならず楽屋でギャグを言うようにしています(笑)
Hu:SimZのギャグは全然面白くないのですが、ライヴ前の緊張感でピリピリしている楽屋の雰囲気が和むんですよね。
-皆さんギャグを言うのですか?メンバーの中では誰が一番面白いんでしょうか?
Y:Kibumが一番面白いです。
K:そんなことないですよ!(日本語で)
-ありがとうございます(笑)PIAのライヴは非常にアグレッシブで観客も思わずモッシュしていまいそうなライヴなのですが、やはりあれだけの運動量を必要とするので相当な体力が必要なのではと思います。普段から意識的に体力作りはされているのでしょうか?
Hy:僕は普段からBMXに乗って運動することを意識していますね。
Y:メンバーみんなスポーツが大好きなんですね。本格的なものではなくても体を動かすことが好きなんです。基本的にバンド内で決め事を作って運動したりとかは無いのですが、各自自由に体を動かすことを楽しんでいますね。HyeseungがBMXに乗っているように他には水泳だったり、サッカーだったりをしています。
Hu:僕は一番好きなミュージシャンがパク・チソンなので彼のサッカープレーを観戦して体力作りをしています(笑)
-本国でのライヴを見る限り男性のファンより女性のファンが多いように感じたのですが、その点は如何ですか?
S:元々は女性のお客さんより男性のお客さんの方が多かったのですが、今は女性のお客さんの方が多いですね。全体のファンの男女比は判らないですがライヴに足を運んでくれるのは女性の方が多いです。
-韓国の音楽シーン、特にロックシーンについてお聞きしたいのですが、韓国のロックファンは男性と女性どちらが多いのでしょうか?
K:全体的にも女性の方が多いと思います。というのも韓国の男性は音楽その物を楽しむというよりはお酒を呑みながらBGM的に楽しむ方の方が多いんですね。だからライヴをやっても実際に足を運んでくれるのは女性の方が多いんです。もしかしたらCDを買ってくれているのは男性の方が多いかも知れませんが、僕たちから見える人達は女性の方が多いですね。(すべて日本語で)
-日本ではCDの販売よりもインターネットでの配信などが増えてきています。まだまだCDを購入して聴く人の方が多いとは思うのですが配信がすごい勢いで増えているのが現状です。韓国は日本よりインターネットの普及が進んでいますよね。ですからその点日本よりインターネットで音楽を楽しむ人が多いのではと思うのですが、如何でしょうか?
Y:確かにCDを買う人はかなり減っているのが現状ですね。それは日本と同じですよ。ただお金を出して音楽をダウンロードするという形は爆発的に増えていますね。仰るとおりインターネットの普及は韓国では物凄いので、音楽の楽しみ方も変わってきています。
-CDショップなどの数も減っているのですか?
Y:そうですね。韓国で一番有名だった大型CDショップも軒並み閉店していっていますね。だから日本に来て街ごとにCDショップがあることに少し感動しました。
-なるほど。少し話をかえますね。2003年11月、LINKIN PARK韓国公演のオープニングアクトを勤められましたね。LINKIN PARKとのメンバーとは現在も交流があったりするのでしょうか?
K:あの時のライヴは凄く良く覚えてますよ。彼らのオープニング・アクトを勤められたことを本当に誇りに思っています。
Hu:ライヴが終わってからもメールなどのやり取りはあったのですが、今は交流は無いですね。
-PIAの皆さんがバンドを始めるきっかけになったアーティストがいれば教えてもらえますか?
S:THE SMASHING PUMPKINSとMichaelJacksonですね。
Y:ALICE IN CHAINS、PEARL JAMですね。
K:特定のアーティストというよりはメタルの文化に影響を受けましたね。音楽ももちろんですが格好や演奏の仕方などを真似し始めたのが一番初めかもしれません。
Hy:KOTTONMOUTH KINGSが初めですね。あとは311です。首に311のタトゥも入ってます。
Ha:さっきも言ったようにパク・チソンですね。(笑)
-ロック専門の巨大メジャーレーベル“SEOTAIJI COMPANY(ソテジ”カンパニー)”と契約するきっかけになったのは?
K:一番のきっかけになったのはETP FES.に出演したのがきっかけですね。以前からSEOTAIJIさんは僕たちのことを気にしてくれていたみたいだったんですね。それでETP FES.の第一回目に僕たちをブッキングしてくれたんです。それがきっかけでレーベル契約をしてもらえたんです。ETP FES.は毎年出演しています。
-昨年のETP FES.ではMarilyn Mansonと共演していますね。
K:そうですね。楽屋で彼に会ったときに、すぐ側で見たのですが本当に怖かったです。殺されるかと思いました(笑)韓国でもMarilyn Mansonは凄い人気なんです。彼と共演できたことは純粋に嬉しいですね。
-現在、4枚のアルバムをリリースされていますね。そろそろ次のアルバムが見えてくると思うのですが、曲作りや、レコーディングは行っているのでしょうか?
Ha:本格的に始めている訳ではないのですが、構想はありますよ。絶賛作曲中というところですね。凄いアルバムを作る予定なので楽しみにしていてください!
-先日は日本初ライヴとなる湘南音祭に出演されましたね。このフェスで唯一の海外からの参加バンドでしたが、言葉の壁など苦労されることもあったんじゃないでしょうか?
Y:特に言葉の壁を感じることは無かったですね。ライヴを行う前は不安に思う部分もあったのですが、いざ始まってみればそんな不安なんて微塵も感じませんでした。
K:周りの共演したバンドも凄い素晴らしいバンドばかりでしたので、本当にいい経験になったと思います。
-日本のオーディエンスの反応は如何でしたか?
K:MCのときに凄く静かになるので少し寂しいなと思いました。けど、それが普通なんですよね?だから特にびっくりはしなかったですね。
Ha:演奏しているときは凄く盛り上がってくれてとても暖かかったですよ。感謝しています。
-楽器の質問に移りたいと思います。楽器を始めたのはいつ頃ですか?
Ha:中学生の頃ですね。15歳くらいからだったと思います。
K:僕は高校生からですね。同じ学校の仲間とバンドを結成しましたのが始まりですね。
-はじめから現在の楽器(ギター&ベース)を手に取ったのでしょうか?
H:ギターを手に取りましたね。以前から音楽に興味はあったので迷わずギターを選びました。
K:僕も最初に手にした楽器はギターだったんです。
-Kibumさんがベースに転向したきっかけは何だったのでしょうか?
K:当時、というか今もそうですけどベースをやっている人の人口はギターをやっている人の数に比べて少ないじゃないですか。僕の周りを見てもギターをやっている人が殆どだったんです。だから敢えてベースを選びました(笑)
-現在使用しているSCHECTERギターのお気に入りのポイントを教えてください。
H:ヘヴィな音を出すときにSCHECTERはとてもストレートに音を表現してくれるんです。PIAはとてもヘヴィな音を追求しているバンドなのでとても相性が良いんです。気に入っているポイントはたくさんあるんですが、一番重要なポイントはそこですね。
K:僕もSCHECTERを気に入っているポイントはたくさんあるのですが、一番はライヴでもレコーディングでも中音、低音がはっきり出るところなんです。ライヴとレコーディングに両方対応できるのは本当に凄いと思いますし、本当に有難いですね。
-わかりました、ありがとうございます。今から楽器を始めようとしている人にアドバイスするならばどんな言葉を掛けますか?
H:SCHECTERギターを使っていっぱい練習してください!
K:何といってもステージに立つことだと思います。どんな練習よりもライヴで経験を積むことに勝ることは無いと思います。
-では最後に日本のファンにメッセージをお願いします!
Y:僕たちの音楽を聴いて少しでも関心を持ってくれたら凄く嬉しいです。
Ha:1人でも、良いなと思ってくれたら嬉しいですね。
Hy:韓国語に馴染みはないと思いますが、難しく考えずに聴いてもらえればと思います。
K:そう、難しいことは考えずに体で僕たちの音楽を感じてもらいたいです!
Key:愛してるよ!(笑)
-ありがとうございました(笑)
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SCHECTER JAPAN | |
EX-Ⅱ-PH CTM VTR /UBB/HR | |
SPECIFICATION | |
BODY : | Flame Maple Top & Ash Back |
NECK : | Maple |
CONSTRUCTION : | Angle 4-Bolt |
FINGER BOARD : | Honduras Rosewood |
FRETS : | 22 (Jescar Fret Wire) |
SCALE : | 25 1/2" |
INLAY : | Dots |
PICKUPS : | Seymour Duncan SH-1n x1 Seymour Duncan SH-11b x1 |
BRIDGE : | Gotoh 510TS-FE1 CR |
CONTROL : | Volume / Tone(Split Tone Control) / CRL 5 Way / Coil Split Switch 5-way Mega Switch |
BINDING : | Natural Binding |
COLOR : | UBB |
PRICE : | 420,000 yen (Include Tax) 400,000 yen (Without Tax) |