PANTERA、完全未発表音源「Piss」収録、『俗悪～20周年記念デラックス・エディション～』リリース決定！

PANTERA

2012年2月25日、この日は、メタル・シーンにおいて最も重要な作品であり、その後のシーンに多大なる影響を与えた作品、PANTERAの『俗悪』がアメリカでリリースされてからちょうど20周年を迎える記念日となる。この記念すべき年を祝福するべく、RHINOはこの作品の強靭な攻撃性の全てを、CD+DVDの2枚組のデラックス・エディションという形で『俗悪～20周年記念デラックス・エディション～』を再リリースすることが決定！

気になる内容は、DISC1となるCDは、オリジナル収録楽曲のリマスター音源を収録。さらになんと、つい最近発見された当時レコーディングされていながら今まで完全に未発表となっていた楽曲、「Piss」がボーナス・トラックとして収録される。この楽曲は、長い間失われたままとなっていたのだが、Vinnie Paul（Dr）がPANTERA音源のアーカイヴを掘り起こしていた時に発見された楽曲だ。

また、DISC2となるDVDには、こちらも今まで未発表となっていた、1992年9月、イタリアで行われたライヴ・パフォーマンスの映像と、今作から生まれた3本のビデオを収録している。この時期の彼らのライヴ映像は非常にレアとなっているため、こういったデラックス・エディションでこのライヴ映像を見られる事は、ファンにとってはとてつもない興奮を味あわせてくれることになるだろう。

未発表音源の「Piss」についてVinnieはこう語っている。

「"Piss"は、PANTERAの現存する音源で、唯一の完全な未発表曲だ。『俗悪』レコーディング時に録られたもので、PANTERA特有のアティテュードと、パワーグルーヴが100%詰まった楽曲さ。ミキシングを終えた今、なぜこの曲をアルバムに収録しなかったのか、俺には信じられないくらいだ。20年の時を越え、あの時のPANTERAのサウンドが産み落とされたってわけさ。一緒に乾杯しようぜ！」

このデラックス・エディションは、USでは、RHINOより5月15日に発売。日本では、もう一つの20周年である1992年7月に行われたPANTERAの初来日公演も同時に祝すべく、2012年7月11日に日本盤として発売。さらに、日本盤には、4月11日に行われたGOLDEN GODS AWARDSで初お披露目となった完全未発表曲「Piss」の最新ビデオ・クリップが、日本盤用ボーナスとしてDVDに追加収録される！

最新ビデオ・クリップ「Piss」は既にバンドのオフィシャルFacebook上、YouTube上のPANTERAチャンネルで公開となっているので要チェック！

Pantera - Piss

この映像はバンドのFacebookでの呼びかけに集まった世界各国のファンがPANTERAの楽曲に合わせて騒いでいる映像や、実際にLAで行われた撮影に集まったファン達が暴れまわる映像を、監督Zach Merckがまとめあげたもの。あの印象的なジャケット同様、顔を殴られる映像なども使われている。

今作の収録楽曲は、以下の通り。

俗悪～20周年記念デラックス・エディション～
CD:
1.「Mouth For War」
2.「A New Level」
3.「Walk」
4.「Fucking Hostile」
5.「This Love」
6.「Rise」
7.「No Good (Attack The Radical)」
8.「Live In A Hole」
9.「Regular People (Conceit)」
10.「By Demons Be Driven」
11.「Hollow」
12.「Piss」 - 完全未発表音源

DVD:
1.「Mouth For War」- Live In Italy
2.「Domination/Hollow」 - Live In Italy
3.「Rise」 - Live In Italy
4.「This Love」 - Live In Italy
5.「Cowboys From Hell」 - Live In Italy
6.「Mouth For War」 - Video
7.「This Love」 - Video
8.「Walk」 - Video
9.「Piss」 - Video - BONUS TRACK FOR JAPANESE VERSION