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LIVE REPORT

TOWER RECORDS presents "TWINTOWER" #001

2016.01.19 @代官山UNIT

荒金 良介

TOWER RECORDSが手掛ける新ライヴ・イベント"TWINTOWER"が開催された。北海道札幌発の4人組、NOISEMAKERがホスト役となり、3ヶ月連続で代官山UNITにて異種格闘技的な2マンを繰り広げる。その記念すべき第1回の好敵手として選ばれたのは、avengers in sci-fi。
 
ドンドンドン!と心臓に響く長谷川正法(Dr/Cho)のドラム・ソロで不意を突くように始まったavengers in sci-fi。それから木幡太郎(Gt/ Vo/Syn)、稲見喜彦(Ba/Vo/Syn)が姿を現し、「Tokyo Techtonix」で本編開始。RED HOT CHILI PEPPERSのごとき肉感的なスラップ・ベース、RAGE AGAINST THE MACHINEよろしくスラクッチ・ギターが飛び出すフレーズの妙にツボを突かれる。そこにギター・ロック勢にも負けない歌心溢れるツイン・ヴォーカル、シンセを多用したサウンドが折り重なり、骨太感と浮遊感を持ち合わせた独自の世界を鳴らす。最初はステージをジッと見つめる人たちが多かったが、途中から手を挙げてノる人たちが次第に増えていった。「Yang 2」、「Riders In The Rain」と続くと、会場もバンドの空気にどんどん染められていく。
"新年、一発目ですわ、あけましておめでとうございます! 長谷川のソロでいきなり始まったから、みんなアチャーッと思ったでしょ?"と木幡が言うと、次は新曲「Dune」を初披露。猫の鳴き声のごとき効果音的なギターで始まるインパクト大の曲調だ。大振りのビートで迫るミディアムな曲調にも身体が揺れ動いた。"NOISEMAKERとは初絡みなので、初めての人も多いですよね? 新曲もレコーディングしてるし、2016年は騒がしくなるから"と木幡が語ると、「20XX」、「Citizen Song」で鮮やかにフィニッシュを決めた。3ピースという最小の編成ながら、グルーヴィ且つスペーシーな音色で聴く者を異世界に誘うアプローチは見事だった。
 
そして、いよいよNOISEMAKERのステージだ。荘厳なSEと共にAG(Vo)、HIDE(Gt)、YU-KI(Ba)、UTA(Dr)のメンバー4人が揃い、"UNIT行くぞー!"というAGのかけ声と共に「Heads and Tails」で始まる。ド頭からウォーウォーの合唱フレーズを仕込み、観客も手を挙げてジャンプする光景が広がる。タテノリのヘヴィさが際立つ「THE NEW ERA」に突入すると、ハンドクラップと観客による合唱はさらに大きくなった。既にバンドとフロアは固い絆で結ばれ、右肩上がりに熱気は高まるばかり。
 
「Oblivion」を挟んだあと、"俺ら今日(1/19)リリース日なんですよ。新曲やっていいですか?"とAGが言うと、ニュー・シングル「Butterfly」をここでプレイ。よりシンプルさを意識したことで、観客にもダイレクトに突き刺さっているようだ。磨き抜かれた歌メロに加え、ドラマ性に長けた曲調にも関わらず、サビでは観客がジャンプする様が印象に残った。即効性もありつつ、以前と比べて深みとスケール感を帯びたサウンドは抜群にいい。その流れを受け継ぐように大陸的なメロディが耳に残る「Horizon」を演奏。それからどんなに苦しいときでも、長い人生から見返せば小さいものという意を込めた「DRIFTING CLOUDS」へ繋ぐ。ステージ上のメンバーの動きも激しくなり、歌と演奏により一層感情移入している様が伝わってきた。ダイナミックな疾走感で迫る「Her Diamond」で会場を掻き回すと、"ここにいる人たちを思って書いた曲"とAGが言うと、ニュー・シングルより2曲目に収録している「Point of Origin」を放つ。繊細なドラム・フレーズをバックに、エモーショナルな壮大感を存分に発揮する。新曲はどちらもライヴで予想以上のパワーを見せていた。本編を「SOMEBODY WANTS DAYS YOU CLOSE」で締め括ると、アンコールでは「PLATINUM SHOES」を投下!吹っ切れたエッジ感を叩きつけ、ラストまで観客を沸かし続けて終了した。今日の2バンドの激突に多くの観客が大満足したことだろう。2月18日のNOISEMAKER×Hello Sleepwalkers、3月17日のNOISEMAKER×BUZZ THE BEARSの2マンも引き続き本イベントに期待したいところだ。

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