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LIVE REPORT

京都大作戦2014 【2日目】

2014.07.06 @山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ

羽村 萌

MONGOL800
"遊びましょ~♪"そう言って始まったトップバッターMONGOL800。フロム沖縄の彼らの名曲「あなたに」が、晴天の会場によく似合う。"熱いぞ京都~!"と叫びながら「愛する花」でモンパチ節全開!"京都大作戦2014~束になってかかってきな祭~"2日目、いざ開幕。

FOUR GET ME A NOTS
牛若ノ舞台にもどしどし人が集まり、フォゲミのライヴが始まった。目を見開いて歌う高橋智恵(Vo/Gt)の声は力強くて、スポーンと勢い良く耳の奥まで入ってきて気持ちよい。ステージを降りて端から端まで動き回る高橋にオーディエンスも前のめりにダイヴ!

MOROHA
数々のバンドがパフォーマンスをする中、異彩を放っていたのは、MOROHAだ。「恩学」でフロアから手拍子が始まると"ごめんね。相方のギターを信じてやってきたから......"と優しくフロアの手拍子を止めさせて演奏を始めたシーンにグッときた。ギター1本の音色にのっかる、ディスりでもキレイごとでもないアフロ(MC)の歌詞には偉大な説得力があった。雨が斬りつける中で聴いたMOROHAの音楽......実にエモい時間を過ごした。

Ken Yokoyama
"東京から来たKen Yokoyamaです。パンク・ロックをやろうと思ってさ!"と、とてつもなくラフな導入から、「Ricky Punks」「Punk Rock Dream」。お馴染みの中腰スタイルでギターを鳴らす。オーディエンスからは"パンク・ロック!パンク・ロック!"の掛け声が絶え間なく続いた。ステージには東北ライブハウス大作戦の旗が風になびいていた。"震災後、日本が好きだと思った"と語ったKenは、日本の国旗を肩に掛けながら演奏し始める。それに応えるように、会場で至るところに国旗が掲げられた。日の丸で埋め尽くされた会場をみて"いろんな摩擦がある中で、日本の旗を振っていたい。ライヴにこんな光景があってもいいと思うんだよね"と語った後の「Save Us」は、深い意味を持っているように思えた。

Northern19
さっきまで弱かったはずの雨が本格的に降り出してきた。そんな悪天候の中、牛若ノ舞台で繰り広げられたのはNorthern19による戦だ。「GO」に始まり、「MORATORIUM」、「YES,I CAN FLY」とライヴが続くが、ステージの屋根から雫が滴り落ちるのが1つの演出かと思える程に風情があった。気づけば会場の奥の方まで人で敷き詰められ、ステージの両脇には続々と関係者やバンド仲間が集まっていた。最後は「STAY YOUTH FOREVER」。雨に打たれ、ぐっしゃぐしゃになりながら、満面の笑みでダイヴしてゆくキッズたち。泥だらけの姿こそ、勲章である。

ROTTENGRAFFTY
1発目に披露したのは、本日の主催、10-FEETの楽曲「その向こうへ」。同郷かつ同年代である彼らの曲をロットンがカヴァーするのは、"あれ、これロットンの曲だっけ?"と言わざるを得ないくらい、良い意味で違和感がなかった。お次は「STAY REAL」。源氏ノ舞台の奥の奥まで続くヘドバンの絶景。さすが地元、京都でのライヴなだけあって、MC中のメンバーの関西弁がしっくりとくる。新曲「世界の終わり」では、リリースされて間もないにも関わらず、観客がメロディに合わせて踊りまくり、ダイヴにモッシュに盛り上がりをみせた。ラストは、これを聴かずには終われない「金色グラフティー」! 関西ロック・バンドの偉大さを思い知らされた。

Dragon Ash
2日目も後半戦に差し掛かって登場したのは、京都大作戦には皆勤賞のDragon Ash。ワールド・カップ・イヤーの今年、なんとも旬な「AMBITIOUS」(スカパー!2010サッカーテーマソング)でぶち上げる。 "ミクスチャー・ロックは好きですか?!"「FANTASISTA」のイントロが流れるや否や、次々に人が前列へ押し寄せて密度が増してゆく。それとは打って変わって一気に静まり返った、雨で潤う京都宇治の地でKj(Vo)が歌う「Lily」は、彼が敬う"百合の花"の如く純粋で、晴れた気持ちになれた。

10-FEET
壮大なSEが鳴り響き、会場一面に"10-FEET"と書かれたタオルが掲げられた。我らが10-FEETのお出ましだ。NAOKI(Ba/Vo)のベースが唸る「super stomper」でスタートが切られた後は、泥んこまみれになりながら高くジャンプ、全速力ででサークル・モッシュと、オーディエンスは思い思いにその場を楽しむ。「RIVER」ではステージにKj(Dragon Ash)が登場し、"さあみんなここに 愛の庭に......"と自身が客演参加したSugar Soulの「Garden」のフレーズを交えながら熱唱。バンドマン企画のイベントならではの贅沢なパフォーマンスを目にして満腹感でいっぱいだ。続いて、先程のROTTENGRAFFTYにお返しをするように「その向こうへ」を披露した。響き渡るアンコールに応え再びステージに登場した10-FEET。「CHERRY BLOSSOM」では、色とりどりのタオルが宙を舞った。ラストはKOUICHI(Dr/Cho)の一本締めで"京都大作戦2014"の幕が降りた。

カンカン照りの太陽に汗を拭い、大雨に打たれ、終いに涙を流した。会場で"これ(京都大作戦)があって、祇園祭があって......これが夏のはじまりやんなぁ~"という会話がふと聞こえた。ある人にとっては、このイベントが夏の風物詩みたいな感覚なんだ。終演後にTAKUMA(Vo/Gt)がこう語った。"自分たちは、出てほしいバンドに出てくれってブッキングしただけ。そこから開催まで実現させてくれた全ての関係者、来てくれた人への感謝を、いつまでも忘れたらあかんと思うんです" と。アーティストもファンも、そしてスタッフも相思相愛のイベント、そんな場にいられることに誇りを感じる。

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