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LIVE REPORT

LOUD PARK 10|HELLYEAH

2010.10.16 @さいたまスーパーアリーナ

Writer 米沢 彰


元PANTERA, DAMAGE PLANのVinnie Paul(Dr)、現MUDVAYNEのChad Gray(Vo)、Greg Tribbett(Gt)、元DAMAGE PLANのBob Zilla、元NOTHINGFACEのTom Maxwell(Gt)とオールスターズのようなメンバー構成のHELLYEAHが遂に登場。

Vinnie率いるHELLYEAH、と言われている通りに、Vinnieの重く鋭いドラムから彼らのステージは幕を開けた。髭にバンダナというアメリカンなスタイルのVinnieは見た目にはドラムセットよりバイクの方が似合いそうないかにもな風貌。スラッシュメタル~ハードロック・スタイルのHELLYEAHのサウンドと絶妙にマッチした見た目がなんとも楽しい。Chad、GregのMUDVAYNEとしてのデビュー当初のメイク姿と今のHELLYEAHでの姿のギャップも非常に楽しくて、見ているだけでなんとも楽しくなってきた!「楽しまなきゃ損だぜ!」という空気がアリーナ全体を包み込んでいるような気すらしてくるから不思議だ。


ベテランのプレイヤー達にも関わらず、そのステージはパワフルかつサービス精神に溢れ、オーディエンスとアーティストの一体感が強いショーになった。熱くなりすぎたのか、Chad Gray(Vo)を始め、メンバー達が度々ペットボトルの水を飲まずに頭から被っていたが、何故かその度にオーディエンスは大盛り上がり。みんなして楽しみに来ているのが伝わってくる。そして、これだけの面々を揃えたHELLYEAHが生み出すサウンドは当然、迫力と一体感に溢れていて、体が勝手にノッてきてしまうほど。

ラストは「Stampede」、「Alcohaulin Ass」と緩急をつけた2曲で締めて終了。HELLYEAHのステージはまさに"ショー"と呼ぶに相応しいパフォーマンスに溢れ、オーディエンスも全身で楽しんでいた。

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