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LIVE REPORT

LOUD PARK 10|AVENGED SEVENFOLD

2010.10.17 @さいたまスーパーアリーナ

Writer KAORU


09年末、バンドのタイトでパワフルなリズムを支えていたドラマーThe Revを失うという悲劇に見舞われながらも、サポート・ドラマーに元DREAM THEATERのMike Portnoyを迎え、渾身の新作『Nightmare』完成させたAVENGED SEVENFOLDが、2年ぶりにLOUD PARKへ来日を果たした。
ライヴ前にはThe Revのメモリアル映像が流れており、ファン全員が、改めて哀悼の意を表していたことだろう。
ステージ背景には『Nightmare』の背景が描かれている。メンバーが登場し、歓声が沸き起こる。一発目はアルバムのセルフ・タイトル・ナンバー「Nightmare」からスタートした。オーディエンスはキメのところで拳を上げて応戦。ZachyとSynyterのツイン・ギターの絡みもばっちりだ。そして「Critical Acclarm」では、M.Shadowsの迫力あるスクリームが炸裂!更に、サポートと言うには憚られるほど、バンドのサウンドを完全に熟知しつつ、圧巻のドラミングでオーディエンスを完全に圧倒の渦に巻き込むMike Portnoyのプレイに、ただただ感動。そして、待ってました!の「Beast & The Harlot」!ここでは、M.Shadowsのヴォーカルは、『City Of Evil』リリース後のライヴと比べて、格段に成長したのだということを、顕著に窺うことが出来た。しかし、M.Shadowsは、どんどんGUNS'N ROSESのW.Axl.Roseに似てきている気がするのだが。もちろん、全盛期のAxlに。


「俺たちはThe Revを失ってしまったが、変わらずに応援してくれているファンに感謝している。」とういう旨のMCの後の「So Far Away」は、あまりに深く、胸に染み渡った。
そこから先は、勢いのあるナンバーで一気に駆け抜け、「Almost Easy」でライヴは終了。残されたメンバーが悲しみを乗り越え、更に前へ進もうとしている気持ちが、演奏力、表現力の向上という形で現れていた。そんな彼らの姿に、誰もが勇気付けられたことだろう。

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