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LIVE REPORT

SWITCHFOOT

2010.04.27 @渋谷duo music exchange

Writer MAY-E

"アルバム『Hello Hurricane』をそのまま再現する"と宣言したSWITCHFOOT。一夜限りの日本公演の会場となった渋谷DUO MUSIC EXCHANGEには外国人客も目立つなど多くのファンが集まった。
大歓声の中、アルバムのオープニング・トラック「Needle and Haystack Life」が鳴り出すと、フロントマンのJon Foremanが、なんとステージでなくフロア横に特設されたお立ち台に登場。誰も予期しなかった演出にファンも相当に驚いていたようだが、次の瞬間には皆、Jonに向かい手を差し伸べてシンガロング。スタート早々、温かな一体感に包まれた。ファンにもみくちゃにされながらステージに移動し、続いて「Mess Of Me」「Your Love Is a Song」と予告通りにアルバムの曲を順番にプレイ。曲の間にはJonが楽曲に込めたメッセージを語り、時にゆるやかに、時に激しく繰り広げられていく。

ダンサブル且つハードなグルーヴ感が存在するアルバムのリード・トラック「The Sound (John M Perkins' Blues)」では、ギターを置いて拳を振り上げるJonの激しいアクション、長めのブレイクが緊張感を一層増していて素晴らしかった。終始オーガニックな躍動感に満ち溢れていたが、ハーモニカやタンバリンなどを用いたり、ドラム缶のようなパーカッションを叩けばオーディエンスは拍手喝さいに包まれる。ファンの手をぎゅっと握り締めて歌う場面も見られた。『Hello Hurricane』のアートワークと同様のステージ後方に大きく掲げられているのだが、照明が変わるたびに、それが青空にも嵐にも見えたりするから不思議だ。ラスト・ナンバー「Red Eyes」で、『Hello Hurricane』再現ライヴは大きな感動を呼んで終了した。

その後は過去のアルバム6枚から「Stars」「Oh!Gravity」他、人気曲8曲がプレイされ、計20曲にも及んだ約90分。ファンは勿論、バンドにとっても特別な夜になったに違いない。

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