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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

LIVE REPORT

LOUD PARK 09|LAZARUS A.D.

2009.10.18 @幕張メッセ -BIG ROCK STAGE-

Writer KAORU

アメリカ、ウィスコンシン州出身のスラッシュ・メタルバンド、LAZARUS A.D.の登場。
今年6月にアルバム『The Onslaught』を発表。モダンなスラッシュメタルというよりは、MOTORHEADなどのロックンロール的要素もある、渋味のあるオールドスクールなハードコア/スラッシュメタルという印象。ライヴのイントロに60年代の名曲のカヴァーを持ってくるあたりも、オールドスクールサウンドへのリスペクトなのだろう。メンバー全員がロン毛にパーマという風貌も渋い。

この日に演奏されたのは全7曲。
本編1曲目の「Last Breath」では、ギターの二人が真っ先に頭を扇風機のように振りまわしてオーディエンスのテンションを煽る。アメリカ独特の土臭さを感じる「1」は、全体的な演奏のキメの粗さが目立ったものの、楽しそうにギターの速弾きをする姿に、フロアが興奮しているのを感じた。やっぱりメタルのライヴの醍醐味って、ギターを弾く指がクローズアップされる瞬間だったりしますよね。
短いMCが挟まれた後、「Revolution」。Vo&BaであるJeffの統率力が発揮され、フロアには大きなサークルピットが完成!それから後はフロアも勢いに拍車がかかり、「Rebirth」、「Thou Shall Not Fear」、「Who I Really Am」の3曲は、メタルの祭典であるLOUD PARKに相応しい、素晴らしい盛り上がりとなった。

キメのポーズや動きなどが随所で披露され、常に天真爛漫な笑顔を浮かべていたメンバーの姿は、見ていてとても微笑ましかった。それと同時に、若いながらもプロ根性を感じる逞しい演奏。特に、DanとAlexのツインギターの絶妙な絡み合いが強く印象に残った。
今後の活躍にも期待が出来そうだ。

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