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INTERVIEW

odd five

2017.10.11UPDATE

2017年10月号掲載

odd five

メンバー:中 拓史(Vo) 今来 淳平(Gt)

インタビュアー:山本 真由

2015年、SiM主催"DEAD POP FESTiVAL"にてオープニング・アクトを務め、一躍注目を集めた民族系"仏"バンド、odd fiveが、初の全国流通ミニ・アルバム『奇奇奇奇』リリースから約1年、再びシーンに衝撃を与える新作を完成させた。今作、3rdミニ・アルバム『Road to the Temple』は、まさに壮大な"道"を究める物語の1ページというような、彼らの貪欲な音楽への探求心が表れた作品となった。そんな新作を完成させた彼らに、その独特なセンスの秘密や、ライヴ・シーンで存在感を増している好調なバンドの現在の状況について語ってもらった。

-前作『奇奇奇奇』のリリースから1年ちょっと経ちましたが、初の全国リリースだったということもあって、多くの反響があったんじゃないでしょうか?

中:リリース時点で1年は経過していたんですが、2015年にO.A.として出演したSiM主催の"DEAD POP FESTiVAL"のときに僕らを知ってくれて、全国リリースで改めて聴こうと思ってくれた人が多かったように思います。"DPF("DEAD POP FESTiVAL")でのライヴがすごく印象深くて、ずっと気になっていたんです"なんて声も多くて、正直"あぁ、もっと早く出せれば良かったなぁ......"なんて思ったりもしましたね(笑)。しっかり記憶に残る名刺代わりの1枚になったかなと思っています。

-前作リリース後には、全国ツアー("odd five MINI ALBUM [奇奇奇奇] RELEASE TOUR ")も行いましたが、各地でのリアクションはいかがでしたか?

中:これまでの活動で一番大きい規模のツアーだったので、初めて行く土地もたくさんあったのですが、ありがたいことに、どの街にも僕らをチェックしてくれている人がいて嬉しかったです。リリース後一発目の東京でのライヴは、対バンがほぼ大阪のバンドだったのにもかかわらず、たくさんの人が足を運んでくれたことが印象深いですね。このツアーで知り合えたバンドもたくさんいます。

今来:地方でも、各地で出会ったお客さんが今も観に来てくれるし、そのとき対バンしたバンドと仲良くなってお互いのイベントに呼び合うような関係性がたくさんできました。何もないバンドにそこまで繋がってくれることはないと思うので、意味のあるものを残せたツアーだったと思います。

-coldrainのツアー・サポート(※2016年に開催された"原点回帰全国ツアー"10月17日東京公演、10月19日大阪公演)など、それまでとは違うファン層のライヴも経験して、ライヴに対する意識や、実際のプレイに変化はありましたか?

中:"対バンがどんなジャンルのどんな相手でも変わらず自分たちの色を出せるバンドになりたい"という気持ちが強くなったので、メンバーそれぞれここ1年で相当意識は変わったと思います。1本1本のライヴに全員でしっかり目標を立てて、小さなところでも一喜一憂するほどストイックになりましたし、絶対にブレさせない部分と、状況に応じて柔軟に変えていく部分の使い分け、チームプレイをより意識するようになりました。また僕個人としては、自分自身の特徴を定期的に見つめ直すようになりました。ちょっとした悩みも楽しんで考えられるようになったと思います。

今来:去年1年はそれこそcoldrainのツアー・サポートなど、今まででは考えられないほど大きな舞台に立たせていただく機会が多くなってきて、そのぶん悔しさを感じる場面も多かったんです。その悔しさが心に残っていて、それを回収していくように、今年はどんどんプレイや意識がレベルアップしてる実感があります。去年の経験が確実に糧になってると思いますね。

-そして、今年に入って新しいアーティスト写真が公開されましたが、サポート・ドラムの塚川由祐さんが加わりましたね。正式メンバーになる予定はないのでしょうか?

今来:一応サポート・ドラムという体なんですけど、本当にメンバーの一員っていう感覚で接しています。曲作りとか打ち上げなんかにもバンバン参加してくるので、サポートの域を超えてると思います(笑)。あとは彼次第だとは思いますが、僕がその決断をするかしないかはどっちでもいいと思っていて、楽しく前向きに音楽やれていることが一番いいことだと思います。


ジャングルの奥地で原住民が太鼓叩いて踊ってるあの感じが音楽のルーツだと思って曲を作っているので、そういう境地に一歩近づけたかなと


-先日、"JAPAN EXPO THAILAND 2017"(※9月1日~3日に開催。odd fiveは2日と3日に出演)にも出演していましたが、タイでの反響はいかがでしたか?

中:初の海外公演でどうなるのかドキドキしてたのですが、完全に余計な心配だったなと思います。緊張しながら飛び出したステージの前には会場いっぱいのお客さんがいて、ライヴ中こちら側が思わずニヤッとしてしまうほど、純粋に拳を上げて声を上げて音楽を楽しんでくれました。おかげさまでありがたい海外公演デビューになりました。ライヴ直後"写真を撮りたい!"とわざわざメンバーを探してくれた人や、後日SNSに英語やタイ語で熱いコメントを残してくれる人がいて、音楽は言葉の代わりのコミュニケーション・ツールになると確信しましたね。3日間だけでしたが、メンバーと異国の地での生活を共有できたのも今後の活動にプラスに働いていくと思います。

今来:言葉を超えた音楽でのコミュニケーションっていうものに触れられて、多国籍ミクスチャーを名乗ってる身としては本当にいい経験になりましたね。僕はそれこそ、ジャングルの奥地で原住民が太鼓叩いて踊ってるあの感じが音楽のルーツだと思って曲を作っているので、そういう境地に一歩近づけたかなと。あと個人的には、グリーンカレーがめっちゃ美味しかったです! エスニック料理大好きなので(笑)。