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INTERVIEW

NO WARNING

2017.10.12UPDATE

2017年10月号掲載

NO WARNING

メンバー:Ben Cook(Vo)

インタビュアー:澤田 修

NO WARNINGという名前を聴いて、20代後半~40年代前半のロック好きなら彼らの決定的な作品『Suffer,Survive』を思い出す人もいるのではないだろうか。その作品リリース後、12年という長い空白期間を経てついにNO WARNINGが本格的にシーン復帰を果たした。FUCKED UPのBen Cook、そしてTERRORのJordan Posnerが在籍したバンドという過去の存在となっていたNO WARNING、彼らの時を刻む時計の針が再び動き出した。10月13日世界同時発売となる『Torture Culture』は、様々なジャンルが内包する自由さと挑戦的な精神を持ちつつも、年齢を重ねたメンバーの懐の深さを感じる内容だ。昔の思い出なども含めてフロントマンのBen Cookに話を訊いた。

-前作は12年前(2005年)にリリースされた『Suffer,Survive』になると思うんですが、実は2005年の"SUMMER SONIC 2005"東京会場であなたにインタビューしているんですよ。

ハハハハハ! 本当かい? 君とそんな昔に会っているなんて最高だね! 『Suffer,Survive』は日本でも成功した作品だし、そのおかげで何度も日本に行くことができたよ。

-2005年2月と3月には、SUM 41のジャパン・ツアーのオープニング・アクトとしてさいたまスーパーアリーナや大阪城ホールのステージに立っていますよね?

SUM 41は同じカナダのバンドだし、仲がいいんだ。スタイルはちょっと違うのに、彼らのツアーに帯同できたことはラッキーだったね。NO WARNINGにとって日本でプレイしたことは最高の思い出のひとつだから、今作をきっかけに再訪できたらって思っているよ。

-復活作となる『Torture Culture』は3枚目のスタジオ・アルバムということになるんでしょうか?

そのとおり、『No Warning』(2001年リリース)、『Suffer,Survive』に続く3枚目のアルバムになるよ。

-随分と空白期間がありました。バンドは解散していたんですか?

いや、解散はしていない。活動停止していたんだ。

-その空白期間に、あなたはFUCKED UPや、VIOLENT MINDSのメンバーとしてハードコア畑を渡り歩いたと思っていたら、ソロ・プロジェクトとしてYOUNG GOVERNOR名義で活動したり、はたまたYACHT CLUBとしてシンセ・ポップをプレイしたり、次元の違うジャンルレスな活動をしていましたね。

俺はあらゆる音楽が好きだからね。ひとつのジャンルに縛られたくない。ヘヴィな音楽から、エモーショナルで繊細な音楽までジャンルにこだわらずに楽しみたいんだ。

-そういうことを口にするミュージシャンはたくさんいますが、あなたほど振り切ったことをしている人は本当に珍しいです。FUCKED UPとYACHT CLUBを聴いて同一人物がやっているとは思えません(笑)。

(笑)まぁ、普通ならビビってやらないだろうな。俺はあまり他人の意見を気にするタイプの人間じゃない。だから、自分が好きなことをやれているんだ。

-同じタイミングでまったく違うバンドをいくつも動かすことができるんですか?

あぁ、俺はマルチタスクな人間だと思う。一日中音楽に触れていたいんだ、俺は人生を音楽に捧げているからさ。死ぬまでに900組くらいのバンドをやって世界をメチャクチャにしてやりたいね(笑)。

-月曜日にNO WARNING、火曜日にFUCKED UP、水曜日にYACHT CLUB、木曜日に......。

そうそう(笑)。月曜日にスラッシュ・メタル・バンド、火曜日にスロウ・ジャム・バンド、水曜日はカントリー・ロックをやって、木曜日はラップにR&B、金曜日はパワー・ポップ・バンドをやるみたいにね! ハハハ(笑)!

-(笑)さて、今作『Torture Culture』に至るまでの経緯を教えてくれますか?

『Suffer,Survive』をリリースしたあと、俺はFUCKED UPに加入して世界中をツアーで回ったり、別のプロジェクトを動かしたりしていた。バンドのギタリストのJordan Posnerは2009年からTERRORのメンバーとして活動している。俺はバンドをやっていない時期、お茶のデリバリーをする仕事なんかもしていたよ(笑)。実は、その間も俺たちはみんなで集まってなんとなく曲を書いていたんだ。俺たちはガキのころからの友達だし、バンドをやっていなくてもファミリーなのさ。それであるとき、混沌とした現在の世界情勢にNO WARNINGの作品が必要とされるんじゃないかって思い始めた。よし、この地球上の混乱や苦しみを表現したアルバムを作ってやろう! って話になったのさ。

-今作のサウンドに関しては、こだわりはあったんですか?

そうだね。『Suffer,Survive』は、プロデューサーや多くの人たちが関わってきて様々な指示を受けながら取り組んだ。ある意味タイトルどおり、"Suffer=我慢"を強いられた作品なんだよ。今作は自分たちと友達の力だけで地元トロントでレコーディングした。その結果、俺たちの好きなヘヴィ・サウンドに仕上げることができたよ。