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INTERVIEW

OLDCODEX

2017.09.12UPDATE

OLDCODEX

メンバー:YORKE.(Painter)

インタビュアー:荒金 良介

-本編の「Milestone」のときにペイントされたフラッグが吊り上げられるなど、凝った演出も施してましたよね。ライヴにおけるペイントの見せ方やアプローチも変わってきました?

それはありますね。よりわかりやすく伝えたいと思うようになりました。特にワンマンはね。ただ、フェスになると、逆に違和感を残したいんですよ。"あいつ、何やってるの?"って、ざわつかせたいから。ワンマンはYORKE.という存在を肯定している人たちが集まっているから、よりハッピーになる演出を心掛けてます。絵の中に、ファンになって良かった! と思うものを残したり、僕らを追い掛けてないとわからないものを入れたりして。

-ライヴ中はどんな気持ちでペイントを行っているんですか?

手法や技法はそこまで意識してないんですよ。バーッと叩きつけるようなペイントのときは、水しぶきや血をイメージするとか。また痛みだったり、星が散りばめられた空だったりを思い描いているときもあるね。OLDCODEXのペインターとしては、歌詞やメロディじゃないものをライヴでどう表現すればいのか、それはいつも考えてますね。

-今回の舞台セットに関してはどうですか?

"FIXED ENGINE"というテーマから外れないように心掛けました。ただ、武道館のときはセットをひと回り大きくして、前回の武道館と同じカラーリングでギアを塗ったんですよ。そしたら繋がりも出るんじゃないかと思って。来た人はなんか見たことがある! と感じるだろうし、セット自体の熱量でワクワクするものを作ろうと。しかもアナログで、全部人の手が入ってますからね。だからこそ、僕は絶望から始まるんですよ。

-はははは。今作はメイキング・ムービーを観たあとだと、また本編の見方も変わりますよね。メイキングの映像も愛に溢れた内容だなと思いました。

あぁ、そうかもしれないですね。

-楽屋でYORKE.さんは料理も作ってましたけど、あのシーンも印象的でした。

食べたいものがなかったから、自分で作っただけなんですよ。今日も朝作って食べましたからね。絵を描くのと料理するのは五感の使い方が似ているみたいで。絵を描かないときは、料理を作った方がいいよって、先輩に言われたことがあるんですよ。あまり入り込みすぎると、ピリピリしちゃうから、気分転換に料理をすることはありますね。そうすると、ふとアイディアが浮かぶことがあるんですよ。

-なるほど。改めて映像を見返して、何か思うことはありましたか?

やっぱりオープニングですね。それを観て、この映像は大丈夫だと思った。要はライヴが始まる前の演出で、大きなギアが動いて、過去の曲たちがSEで流れる。そこで客席の女の子が一瞬抜かれるんだけど、YORKE.、Ta_2(Vo)と出てきたときに涙を流してるんですよ。あのシーンがすごく好きで。それを観てもらえたら、俺たちのライヴがどういうものか、理解してもらえるかなと。自分はステージにいるし、俯瞰で観ることはあまりないですからね。当日の空気感と映像はまた違うし。カメラワークもサウンドに合ってるし、すごくかっこいいなぁと思いました。まだライヴに来たことがない人でも、今回の映像で一気にOLDCODEXに入り込めるんじゃないかな。あと、今回はパッケージもすごく好きなんですよ。今までよりかなりシンプルに攻めて、クールな形に持っていったから。ヘンに背伸びしてない感じが出せたなと。あと、写真集のセレクトには僕はかなり指摘しました。映像とまた伝わり方が違うから、誤解されたくないんです。写真1枚にもこだわってます。そういう静止画と映像の違いも感じてもらえたらなと。Blu-rayはこれまでも出してるけど、そのなかでも今回は手応えがありますね。ギミックなしでシンプルにやったから。

-シンプルなモードに傾いているのはなぜですか?

すっきりしたからじゃないですかね。ツアーをやったことで過去を受け入れて、前に進むことができましたからね。

-それは自信がついてきたからでしょうか?

自信というか、『Fixed Engine』の楽曲を、ツアーを通して身体に入れられたという感じかな。だんだん筋肉質になってきたんですよ。身体を鍛えている人って、タンクトップをよく着るじゃないですか。

-ははははは。

筋肉が一番のお洒落みたいな。OLDCODEXもそうなってきたのかなと。削ぎ落とされて、シンプルなのが最高のお洒落でしょ! って。ツアーをやって、同じ曲でも捉え方が変わってきたから、それが面白くて。曲もより大切にできるようになりました。『Fixed Engine』を出して、日本武道館でライヴをやってるときはそれまでよりもっと曲を好きになったんですよ。余計なことを考えずに、この曲好き! って純粋に思えるようになりました。

-わかりました。そして、来年は初のアリーナ公演(※1月13日神戸ワールド記念ホール、2月8日横浜アリーナにて開催)を控えてますね。それに対する意気込みを聞かせてもらえますか?

単純に2日間ともソールド・アウトさせたいですね、絶対に。それしか考えてない。その先は俺たちに任せてと思う。でも、ソールドさせるために、まだまだやれることがありますからね。武道館はおかげさまでたくさん人が来てくれましたけど。今回はアリーナをいっぱいにしたい。そのために、届いてないところに、届ける努力をしなければいけないなと思います。アルバムのツアーを積み重ねて、そのあとにアリーナが控えてますから、ツアーで、アリーナで観たい! と思わせるライヴをやらなきゃいけないし、アリーナが似合うバンドであることを証明したいですね。OLDCODEXにしか魅せられないショーをやりたいと思ってます。最近はフェスに出ることも増えて、露出が多くなってきたから、お客さんは違和感を感じなくなってきたんですよ。俺はいろんなシーンをざわつかせようと思ったのに、それが受け入れられ始めると、またこっちも見せ方を変えなきゃいけない。アリーナはすべての人が来て良かった! と思えるものをやりたいんです。あっ、まだアルバムのツアーが終わってないから、あまり大きなことは言えないかな(笑)。ペインターという存在で、アリーナでライヴをやるのも前代未聞ですからね。楽しみにしてもらえたらなと思います。