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INTERVIEW

Octaviagrace

2017.09.25UPDATE

2017年10月号掲載

Octaviagrace

メンバー:実稀(Vo) Youske(Ba)

インタビュアー:荒金 良介

男女混合の5人組、OctaviagraceがニューEP『Polyhedra』(読み:ポリヒドラ)を完成! 前作の1stフル・アルバム『Outward Resonance』発表後、あらゆる音楽シーンを掻き回し、知名度を徐々に高めつつあるタイミングで、従来のバンド像を刷新するチャレンジングな作風で勝負した今作は、クール且つマイナー調の哀愁サウンドを掲げながら、バラエティに富む楽曲が揃っている。メタルを主軸にプログレ、アニソン、ポップス好きをも魅了する音楽性は、多くのリスナーに突き刺さるに違いない。今回はバンドを代表して実稀、Youskeのふたりに話を訊いた。

-今作を聴かせてもらい、楽曲は緻密且つ丁寧に作り込まれてますね。変な言い方ですが、みなさんマジメな方たちなんですか?

Youske:マジメですね(笑)。作り込むという点で言えば、いままでいろんなアプローチをやってきたけど、前作でやったことを、今作でも引き継いだ部分もあります。前作でやったから、今作はまた違うことをやろうと、より綿密に工夫した部分もあるんですよ。前作でいろんなことをやって自分たちの手札が揃ったので、今作はまた新しい手札を加えたくて。

-良いところは引き継ぎつつ、新しい風を吹かせようと?

実稀:いままでは個人で持ち寄った曲を作品に入れていたけど、今回は事前にこういうアルバムにしようと、コンセプトを持って曲を作ったんですよ。

Youske:前作と違って今回は5曲なので、それを逆手に取るというか。30分ぐらいのライヴをやるコンセプトで、音源をそのまま再現してもライヴが成立するような作品にしようと。だから、完全に似た曲はないし、激しい曲あり、面白い曲あり、バラードあり、最後は王道のロックで締める、みたいな。それは意識しました。

-1曲1曲の完成度もそうですが、作品トータルの流れもいいですね。でも、なぜライヴをテーマに据えようと?

Youske:いままで30分のライヴだと、かっ飛ばして終わってたんですよ(笑)。

実稀:"代表曲を詰め込みました"みたいな。

Youske:2時間のワンマンだと、勢いがあり、どこかで落ち着くタイミングがあり、また盛り返すみたいな。その流れを音源に凝縮したかたちですね。

-そういう意味で今作はチャレンジだった?

Youske:はい。5曲の中で自分たちの魅力を伝えなきゃいけないから。

実稀:あと、Octaviagraceはポップでテクニカルみたいなイメージがあったけど、今回はアーティスト写真も含めて、ちょっとクールなところを目指しました。

Youske:衣装も白に統一して、何かのドラマみたいですけど。

-火サス(※火曜サスペンス劇場)みたいなイメージですか?

Youske:ははは、それはいろんな人に言われます。ほかにも"白い巨塔"とか。

実稀:そこもコンセプトにしつつ、収録曲もマイナー調の楽曲が多いんです。いままでもそういう曲はあったけど、そこをメインに持ってくることはなかったから、ここで新しいことをやってみたいなと。EPだからこそ、それができるかなって。

-ちなみに前作以降、周りの反応はどうでした?

実稀:前作をリリースする前は、Octaviagraceがどんなバンドなのかフワッとしか伝わってなかったけど、前作で"こういうバンドなんだ"と明確にわかってもらえたかなと。

Youske:ライヴに来てくださるお客さんはバラエティに富んでいると感じられるリスナーが多くて。当時やれることの最大限を出して、我々なりの王道や、"こういうこともやるんだ!"という曲調もあり、それとベース・ソロが多かったという意見もありました(※だんだん小声になる)。

-最後だけなぜ小声になるんですか。

Youske:はははは(笑)。僕がソロを入れたいと思って入れているパートと、ソロを入れてほしいと言われてやってるパートもあるので、自分のエゴだけじゃないです(笑)。こういう曲調の中で、ギター・ソロの前にベース・ソロを入れるのは特徴かなと。

-今作もベースの動きは激しいし、聴き応えがありますよ。そこは武器ですよね。

Youske:ありがとうございます。ベースはメロディ楽器だと思ってるんですよ。支えたり、裏メロをとったり、違うフレーズを弾いたり、ベースって印象的だよねと言われるベーシストを目指したくて。

実稀:みんなそれがわかってて、ベース・ソロの尺を取ってます(笑)。たまに大人しかったりすると、"えっ、なんで?"って。

Youske:たしかに今回言われたもんなぁ(笑)

-ヴォーカルと演奏、その両方を際立たせて?

Youske:実稀のヴォーカルが主役だけど、楽器の方にもフォーカスを当てられるかどうかはバンドの基礎能力にかかっているから。歌に付加価値をつけるためにも、バンドの魅力を出したくて。そこはメンバー全員が自覚してます。

-今のバンド・スタイルを形成するうえで影響を受けた人は?

Youske:Octaviagraceのスタイルとしては、みんなで曲をアレンジして作るけど、メンバーそれぞれルーツがあるから、できあがった曲は何かに影響を受けている気がしなくて。○○っぽいと言われることもないんです。

-そうなんですよね、特定のバンドが浮かばなくて。

Youske:そこは自慢ですね(笑)。