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INTERVIEW

FAKE ISLAND

2017.09.14UPDATE

2017年09月号掲載

FAKE ISLAND

Member:YuuriBjoux(Vo) Erica(Vo) Matsumoto(Gt) HARIBOW(Ba) Reiji(Dr)

Interviewer:荒金 良介

-ツイン・ヴォーカルじゃなければできないアプローチを?

Yuuri:そうですね。次の制作から、Ericaのアイディアも入るだろうから。

Erica:加入して、2週間後にレコーディングですからね。ほんとに泣きました。

Reiji:ははははは。

Erica:今回の5曲はただ歌うだけで必死だったけど、次は5人全員の個性を入れられるかなと。

HARIBOW:僕はL'Arc~en~Cielとか90年代のヴィジュアル系が好きだから、メタルがわかるようになったら、また新しいベースが弾けるんじゃないかと。次回作は頑張りたいです。

-今作はメタルコアの枠組みはありつつ、多彩な曲調が揃いましたね。

Matsumoto:ギターのリフから作る曲が多くて、これ言わない方がいいかな......キーもほとんど同じなんですよ。違う部分で変化を出さないと、同じ曲に聴こえてしまうから。2、3、4曲目は特にこだわって、変拍子にした部分やコード感で幅の出る弾き方を心掛けました。

Reiji:テンポを速くしがちになるんだけど、Matsumotoがいろいろ練ってくれて、「Small Island」なんてBPMが118でかなり遅いんですよ。そういうテンポのドラムは考えたことがなかったから、自分の幅も広がったなと。「0→1(Zero to One)」については、MEGADETHの「Symphony Of Destruction」とか8ビートでリフもザクザクだけど、メロディはすごくポップじゃないですか。俺の中ではそのイメージがあるんですよね。

-そうだったんですか(笑)。

Reiji:あと、ヘンに難しくしないように心掛けました。DREAM THEATER、MESHUGGAHとか全然嫌いじゃないけど、自分がやってて楽しくなくて。「Connected」もノリのいい8ビートだし、「Small Island」は行進しているようなリズムだし、そこまで複雑にしてなくて。聴きやすさ、ポップ感を大事にしたいんです。単純にアガれる曲を作りました。

-バンド名も意味深だし、歌詞にも"嘘"という言葉が多いですよね?

Yuuri:今、ケータイをほとんどの人が持つようになって、例えば家の電話で何時に待ち合わせみたいな風習もなくなって、それに対して警鐘を鳴らせたらいいなと。恋人同士が柱1本で擦れ違うこともないと思うし。簡単に人と繋がることができるぶん、精神的なものが薄れている気もするんです。それはアルバム全編で伝えたいことですね。

-最後にこのバンドの夢を聞かせてもらえますか?

Reiji:来年、再来年に"KNOTFEST"に出るつもりでやろうと。このバンドで海外のいろんな土地でツアーしたいですね。

Erica:"Wacken Open Air"にも出たい!

Reiji:うん、"Download Festival"にも出たいし、とにかく全世界に発信していけるバンドになりたいですね。