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INTERVIEW

"CAFFEINE BOMB TOUR 2017"座談会

2017.09.20UPDATE

2017年09月号掲載

"CAFFEINE BOMB TOUR 2017"座談会

HEY-SMITH:猪狩 秀平(Gt/Vo)
Dizzy Sunfist:あやぺた(Vo/Gt)
SHIMA:EGACCHO(Vo)
CAFFEINE BOMB RECORDS/CAFFEINE BOMB ORGANICS:MOPPY(社長)
インタビュアー:荒金 良介 Photo by ゆうばひかり

-それでDizzy Sunfistと契約しようと思ったのは?

MOPPY:なんだろうなぁ。猪狩もそうだけど、あやぺたもめちゃくちゃなんですよ。

一同:はははははは(笑)。

MOPPY:いい意味でね。あと、人が寄ってくる人が好きで。猪狩もそうだし、あやぺたも先輩にすごくかわいがってもらってて、RAZORS EDGEとも繋がってましたからね。EGACCHOもそうなんですよ。

-あぁ、なるほど。

猪狩:めちゃくちゃって、なんですか?

MOPPY:昔、バンドの運営の仕方で、東京、八戸、大阪、東京の4連チャンのライヴとかやってますからね。それ受けるんだ、めちゃくちゃだなって。

猪狩:はははは。あと、ツアー中に車からMOPPYさんを突き落としたりしてましたからね。

MOPPY:はい。

一同:ははははは(笑)。

猪狩:サービス・エリアでベロベロのMOPPYさんを囲んで、ずっと"オエー!"と言いまくって。

MOPPY:で、俺が吐くという。

EGACCHO:ははははは。

MOPPY:俺、あんまり社長という感覚をみんなに持ってほしくなくて。同志がいいですね。

猪狩:タコ社長!

MOPPY:そうそう。タコ社長と言われるから、あのタコ(今回のレーベル・ツアーのデザイン)にしたんですよ。

猪狩:えっ、そうなんですか!?

あやぺた:タコ社長って、どういう意味ですか?

猪狩:お前、ほんま頭悪いな。お前とツアー回るの、不安やわ。

一同:ははははは(笑)。

あやぺた:そういう言葉があるんですね。タコに似てるからじゃなくて?

MOPPY:じゃなくて、"タコこら!"って言うでしょ。そういうことです。

猪狩:クソってことや。

MOPPY:今の会話からもわかるとおり、こいつ(あやぺた)もめちゃくちゃで。普通の人が知ってることをまったく知らないんです。あぁ、これは天然記念物かもしれない、面白い! と思って。曲はもちろん好きでしたけどね。

-あやぺたさんから見たMOPPYさんの印象は?

あやぺた:最初にスカジャンを褒められて、この人はなんやろ? って。

MOPPY:俺、スカジャン好きだからね。ははははは。

-それからSHIMAとは2015年に契約するんですよね。出会いはどんな感じだっんですか?

EGACCHO:初めて出会ったのは長崎なんですよ。POP DISASTERの『Take Action』のツアー(※2009年開催)で、MISSPRAYがサポートして、そこに僕らも出てたんです。MISSPRAYのMOPPYさんに対する当たりが強くて。

猪狩:ははははは。

MOPPY:みんなそうなんだよ! どんだけ飲ませてくるねんって。

猪狩:酒がなくなったら、鍋とか投げ合ってましたもんね。

一同:ははははは(笑)。

MOPPY:楽しかったよね。EGACCHOとガチで話したのは佐賀だよね。

EGACCHO:そう、HEY-SMITHのツアーで。ひっきーさん(SHIMAのYUSUKE HIKIDA/Gt/Vo)に対して、"おっさん、なんでそんなに歌ヘタなん?"って言ってくれた日。

猪狩:俺が?

EGACCHO:うん。

一同:はははははは(笑)。

MOPPY:やっぱりすごいよねぇ、先輩に対して。めちゃくちゃやわ。

猪狩:今は言われへんわ(笑)。

MOPPY:ただ、SHIMAはレーベルが決まっていたんで、相談があるときは乗るよって感じで。

EGACCHO:僕も最終的に人って部分で、MOPPYさんと一緒にやりたいなと。

-MOPPYさんから見たSHIMAの印象は?

MOPPY:EGACCHOはいい奴で、考えることが面白いんですよ。MVのミーティングでも言ってくることがめちゃくちゃで、マジかよ? って。だから、EGACCHOの脳ミソを具現化させてあげたいなと。それがMV「PARISLOTTE」(2015年リリースの2ndミニ・アルバム収録曲)ですね。"「PARISLOTTE」って、どういう意味なの?"と聞いたら、"意味ない"と言うから、意味ないんだって。

一同:ははははは(笑)。


今回は恩返しをしに行くツアーでもありますね(MOPPY)


-それでレーベル・ツアーの話も聞きたいんですが、この3バンドがヘッドライナーを務める形になりますよね?

MOPPY:そうですね。お互いに切磋琢磨してくれたらいいなと。バチバチでいいライヴをやってほしい。各地のゲスト・バンドも今回は俺のワガママで、好きなバンドしか呼んでないので。

猪狩:レーベル・ツアーは好きやけど、群れてる感じが好きじゃなくて。そうならないようにしたい、と最初に伝えました。あと、"CAFFEINE BOMB RECORDS/CAFFEINE BOMB ORGANICS"に所属してますけど、レーベル・ツアーやるからと言われても、出るかどうかはバンドが決めたいと。最初は本数がもっと多かったんですよ。"それなら俺らは行きません"って断ったら、MOPPYさんが"断るとかって、あるの?"って。

-僕がMOPPYさんなら、同じセリフを言います。

一同:ははははは(笑)。

猪狩:根本は一緒で切磋琢磨したいからこそ、集中できる範囲でやりたくて。それで15周年だから、15ヶ所という本数になりました。一緒に頑張ろうというより、俺らはほかのバンドを置いていくつもりでやります。俺らが一番かっこいいやろ! というものを見せられたらなと。

-EGACCHOさんは?

EGACCHO:この2バンドに比べると、踏んでない場もありますが、その間、僕らは僕らにしかない経験をし、想いがあるので、SHIMA強いぞ、という部分をしっかり見せたいなと。レーベル・ツアーというものに単純にワクワクしてます、初めてですからね。

猪狩:ここまで関係値ができてる人とロング・ツアーを回ることもないですからね。

-あやぺたさんはどうですか?

あやぺた:下剋上したいですね。

猪狩:下剋上の意味、わかってるん?

あやぺた:下が上にいくこと。

MOPPY:それはわかってるんだよね。四面楚歌とかも知ってるんですよ!

あやぺた:ははははは。

MOPPY:おかげさまで全国ツアーさせてもらうと、お世話になる人もたくさんいて。前回、千葉LOOKを入れなかったんですよ。そしたら店長から"なんで入ってねぇんだよ"って電話がかかってきて。

猪狩:ははははは。

MOPPY:"次にやるときは絶対初日にしろ"と言われて、今回は初日にしました(笑)。あと、松山にアニキ(※元サロンキティ、現Double-u Studio)という怖い人がいて、"うち入ってないけど、どういうことかな?"って電話がきて。

猪狩:嬉しいっすよね。プレッシャーとかじゃなく、愛情の結果やなって。

MOPPY:そう、嬉しくて。今回はそれを加味しつつ、みんなに会いに行って、"ありがとうございます、これからもよろしくお願いします!"と言うためのツアーですね。あと、山口RISING HALLの公演はいつもお世話になっているliveroというお店の10周年共同開催でもあるんですよ。だから、一緒にお祝いしましょうと。今回は恩返しをしに行くというか、そういうツアーでもありますね。