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INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏×MAKE MY DAY

2017.08.10UPDATE

2017年08月号掲載

Zephyren代表GEN氏×MAKE MY DAY

Isam(Vo) Julian(Gt/Vo)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 結城 さやか

-2013年、前身バンドのときには、メジャー・デビュー決定後にヴォーカリストが脱退、リリース延期を余儀なくされ、そのあとにIsamさんが合流し、翌2014年にMAKE MY DAYとして再出発、と紆余曲折を経てきましたが、同じ年にブランドを新たに立ち上げて再出発をしたGENさんと共感する部分もあるのではないでしょうか?

GEN:そのときって会ってたっけ?

Julian:会ってたと思いますよ。そのあたりで1回撮影してるんじゃないかな。

GEN:そんときはまだMAKE MY DAYじゃなかったんだっけ?

Julian:ギリ違いましたね。

Isam:で、同じ年に再スタートしたってことですね。

GEN:そうなんだね。俺が辞めるころなのかな。

Julian:お互い、復活組!

GEN:俺もやっぱり、やらなきゃいけないっていう使命感もあったし、自分でシーンを引っ張ってきた自負もあるから。やっぱりね......俺も大変だったけどなぁ......。でもお互いに復活できたってことは、支えてくれる仲間がいたからだと思うんだよね。仲間がいないとどうにもならないことってあるからね。

-MAKE MY DAYの場合、バンド名を変えるということは外から見ても大きな決断ですし、大変なことや不利なこともいろいろあったのではと思いますが、実際はいかがでしたか?

Julian:自分たちも、最初はそういうこともあるかなって思ってはいたんですけど、実際はさほど感じなかったですね。MAKE MY DAYになって、始めのころは前のバンドの曲もやってましたけど、もうそれからはやってないし。 Isam:最初の『Relentless』(2014年リリース)っていうアルバムのツアーをやって、そのファイナルまでは前のバンドの曲もやってたんですけど、"次のライヴ以降はもうやめよう"ってJulianが言って、俺らもそのつもりだったので、"じゃあ、そうしよう"ってことに。

Julian:それほど影響はなかったよね。

Isam:今となってはね。最初は考えすぎだったのかもね。

GEN:MAKE MY DAYってメジャーだったよね?

Julian:やってました。最初はメジャーでした。

GEN:俺はそのころに観に行ってたんだよね。

Julian:観てますね。アシュリー(ASHLEY SCARED THE SKY)のときに、マイファスとWWWでツーマンをやったことがあって。そのときにいましたよ。

GEN:あぁ、そうだよね! 最初のころだ。

Julian:そうですね。そのあともアシュリーはマイファスと、ちょいちょいやってましたからね。

GEN:そう考えると、やっぱり縁があったんだね。嬉しいね!

-いろいろ繋がりますね。詳細は前回のインタビューでもいろいろ出てきましたが、今回の"In The Family"の立ち上げに際してはGENさんの"遊び場を作りたい"という思いがまずあって。"A.V.E.S.T"とはまたちょっと違った、もっと距離感の近いイベントなんですよね。そのあたりはおふたりも聞いていますか?

GEN:そのへんも全然話してない。LINEしかしてない。これから話します(笑)。

Julian:そうですね(笑)。では今更ですけど、どういういきさつでできたイベントだったんですか?

GEN:"A.V.E.S.T"もやってるけど、"A.V.E.S.T"だとね、忙しくてゆっくり観れないんだよね。ワンマンとか、もちろんフェスでライヴ観ることはあるけど、やっぱりなかなか会えない仲間もいるし。僕もそんなにライヴに行けるわけでもないし。なので、昔から付き合いのある仲間のライヴをちゃんと観たいなと思って。今回は土曜日ってこともあって、対バンでアーティストも結構たくさん入れてるんだけど、順番に観れるからね。その中から、今度の"A.V.E.S.T"に出てもらうバンドを探したいっていうのもあるし。今回MAKE MY DAYを"In The Family"に呼ぶことによって、これからどういうふうにやっていくのかっていう話とかも聞きたかったし、純粋にライヴも観たかった。あと、俺の思ってることを伝えられるしね。何かそういう、現場を作りたかったというか。例えばこのイベントをやってなかったら、MAKE MY DAYを"A.V.E.S.T"に呼ぶべきなのに、その機会がなくなりそうな気がするっていうか。このイベントをやって、ちゃんと観てっていうのもやりたかったんだよね。こうやって話もできて、撮影もさせてもらったりするんだけど、その中で自分たちのやりたいこととかも伝えてもらったりとかしたので、少しでも力になれたらいいなって。そういうふうに思ってやってるイベントなんだよね。......まぁ、真面目な話をすると、そういう感じ(笑)。

Julian:なるほど(笑)。

GEN:なんとなく疎遠になった仲間とかもいるし、そういう仲間をちゃんと観られるっていうのも楽しみだしね。やっぱり、3ヶ月に1回とかイベントをやることによって、ブッキングするなかで、"あ、そういえば最近会ってないな。活動何やってるんだろ?"ってなって調べて、それで"ちゃんとリリースして頑張ってるじゃん! じゃあ、誘おう"ってなる。そこから、タイミングが合えばこうやって撮影とかも入れたりとかしながらやっていって、幅が少しでも広がったらいいのかなって。そういう趣旨ですね。あとは、3ヶ月に1回、土曜日にそのイベントに行けば、みんなが集まれるような場所にしたいなー、なんて思いながら。

Julian:集まってほしいですね。

GEN:やっぱり、それは続けていかないとできないことだよね。それで、しっかりとやっていきたいから、最初は2ヶ月に1回のつもりだったんだけど、3ヶ月に1回にしたんだよね(笑)。あとは、GAMEでやるっていうのは、もともと"旧A.V.E.S.T"っていうのがあって、前のGAMEでやってたんだよね。

Julian:へぇ、知らなかった!

GEN:それは、18年前だから(笑)。それで、GAMEで何かやろうって話もしてて、時が過ぎちゃったんだけど。だから、そういうハコでやりたいなというのもあってね。

Julian:歴史があるんですね。

Isam:僕らにとっても、大きいハコより、いわゆるライヴハウスで観てもらえる方がいいかもしれない。

GEN:それもあるよね。俺もそういうとこで観たいしね。"あえて"な感じね。前回やったときも、いつも慌ただしく挨拶くらいしかできない人とも、ゆっくり喋れたし。フロアもひとつだからね。リラックスしてライヴを観れて、飲みながら話したりとかできてね。"この雰囲気楽しい"って言ってもらえて。お客さんとも話せるし、そういうのもやりたかったんだよね。ライヴハウスの楽しさっていうのをもっと、お客さんに知ってほしかったっていう感じかな。だから、ラババンは俺に声掛けないと買えない仕組みになってる。俺が手売りしてるから(笑)。

Julian:それ、すごいですね(笑)。

GEN:前回はそれで、最初"A.V.E.S.T"に来てくれて、"HEY-SMITHからFEELFLIPを知って、GENさんのイベントだっていうのもあって遊びに来ました"っていう子がいて。そういう話を聞くと、やっぱり嬉しいし。"次は誰呼んでほしい?"って聞いたりとか、もっとお客さんとも話したいっていうのがあって。俺も構えずに観たいんだよね。