MENU s

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

NYF

2017.08.02UPDATE

2017年07月号掲載

NYF

メンバー:King AJ(Vo) RYO(Gt) ZEPELI(Ba) MAPPO(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

福岡を拠点に活動する4人組、NYF(読み:ニフ)がニュー・シングル『Flowers Valley』を完成! 過去にUSの(Hed)P.E.のジャパン・ツアーのオープニング・アクトを務め、国内ではRIZE、山嵐、ROTTENGRAFFTY、Pay money To my Painなど多くのラウド系バンドとも対バンしてきた彼ら。音楽的には日本語詞によるヘヴィ・ロックでオリジナリティ豊かなサウンドをかき鳴らしている。とりわけ、今作の表題曲はバラード調の作風で新境地を開拓しており、野心に漲っている。バンドの成り立ちを含めて、メンバー4人に話を訊いた。

-いきなりですが、ZEPELIというメンバー名はLED ZEPPELIN、あるいは漫画"ジョジョの奇妙な冒険"から取ったんですか?

ZEPELI:僕はジョジョのことは全然知らなくて。

AJ:バンドは十数年になるんですけど、オリジナル・メンバーは僕だけなんです。最初のベーシストが脱退したあとに募集をかけたけど、なかなか集まらなくて。当時のギターに"バンドに入りたいと言ってるベースがいる"と話を聞かされたのがうどん屋で、そこで偶然LED ZEPPELINが流れたんですよ。彼はロックの神に選ばれた奴だと思って、入れよう! と(笑)。ZEPPELINだとまんまだから、ジョジョのツェペリにして。

ZEPELI:名前を覚えてもらいやすいので、これでいいかなと(笑)。お客さんにツェペリさんのキーホルダーを渡されたこともあるんですけど、どう反応していいかわからなくて。

-ははは。今作を聴かせてもらうと、男臭くて、骨太で、土臭いサウンドですね。今、日本でこういう音を出すバンドは意外と少ないのかなと。

AJ:バンドの歴史は長いんですけど、2013年にメジャーからCDを出して、2015年にこのメンバー4人に固まったんですよ。それ以前は同期を流していたけど、4人になってから同期を外して、より現場主義というか、ライヴに特化した音にしようと。骨太のヘヴィ・ロック、90年代後半から2000年にかけてのニューメタルが主軸になってますね。2015年はライヴを100本やって、自分たちのグルーヴを高めていきました。逆に言えば、今みたいなスタイルしかできないんですよ。

RYO:無理してないし、自然とセッションして出てきたフレーズですからね。

-音を聴くと、ニューメタル、ラップ・メタルの臭いはしますけど、今作はいい意味で特定の影響を感じなくて。

AJ:メンバーそれぞれ違いますけど、僕が影響を受けたのはTHE MAD CAPSULE MARKETSのKYONOさんですね。海外だと、最近亡くなったChris Cornell(SOUNDGARDEN)、Phil Anselmo(ex-PANTERA/DOWN)、Maynard James Keenanが好きですね。B'zの稲葉(浩志)さん、安全地帯の玉置浩二さんの声の倍音はヤバいですね。一番好きなのは影山ヒロノブさんです。バンドは地で行ってるから、洋楽/邦楽含めて、いろんな影響がミックスされているのかなと。彼(RYO)はTOOL、DEFTONESがものすごく好きです。

-あぁ、DEFTONESも好きだろうなと思いました。

AJ:あと、LUNA SEAだよね?

RYO:高校時代にずっと聴いてました。

MAPPO:僕はアメリカン・ロックが好きで、AEROSMITH、MOTLEY CRUE、RAGE AGAINST THE MACHINE、最近だとNICKELBACKも好きです。

ZEPELI:ジャズ、フュージョン、メタルが大好きで、特にDREAM THEATERが好きです。あと、MUDVAYNEとか。

-MUDVAYNEですか! 2001年の初来日公演を観に行きました(笑)。

ZEPELI:マジですか。うらやましいです。

AJ:当時のKORN、LIMP BIZKITも好きやったし、あの当時のインパクトは風化しないし、やっぱり影響を受けてますね。それをクロスオーバー的に消化しているので、一周まわって新しいと言われることが多くて。

RYO:10年ぐらい前にはたくさんいたんですけどね。

-ですよね。「Repunit」(2016年リリースの2nd EP『Face to Face』収録曲)のMVのコメント欄に"DISTURBEDを彷彿させる~"という書き込みを見たんですが、それもすごく頷けて。

AJ:そうです、そうです。去年、韓国でツアーをしたときも異常に"DISTURBEDみたい"と言われて(笑)。

MAPPO:たしかに声は似てるなと。

ZEPELI:あと、ウチはギター・ソロがありますからね。

MAPPO:最近は少ないですもんね。

-ただ、ニューメタル系バンドはギター・ソロは少ないじゃないですか。

AJ:ロック・バンドの見せどころはギター・ソロだと思うんですよ。Wes Borland(LIMP BIZKIT)も個性的なギターを弾くじゃないですか。弾けるのなら、どこかに盛り込みたくて。

RYO:弾きたい! というよりも、ここからはギター・ソロだなって。

ZEPELI:お客さんもギター・ソロですごく反応してくれますからね。

-楽曲も4~5分台でわりと長めですよね。

AJ:今作は特にそうですね。曲に関しては短い時期もあったけど、今回は長くなりました。なるべく起承転結をつけたくて。彼(RYO)がアコギを弾いて、メンバー4人で曲作りするんですけど、同じ情景を共有しながらリズムが決まっていきますからね。アコギで弾くコード感やリズムにものすごく情報が詰まっている気がして。

RYO:それからスタジオでセッションするんですよ。

-曲作りのやり方も土臭いですね。

AJ:はははは。曲を作るうえでもデータのやりとりは一切やらなくなりました。Pro Toolsはプリプロのときに使いますけど、レコーディングではクリックも聴かないし、一発で録ってミックスだけはお願いしてます。だから、土臭く感じるのかなと。

RYO:この4人で初めて音源を作ったときも、ライヴをいかに作品にパッケージできるかにこだわりましたからね。

-そうなんですね。いまさらですが、結成はいつになるんですか?

AJ:2005年ぐらいですかね。

-2005年ごろだと、日本のラウド・シーンは冬の時代でしたね。当時やろうと思った音楽は?

AJ:前身バンドはKORNと同じダウン・チューニングで、それにMACHINE HEADを足したような音楽性です。それからNYFになったときは、TOOLみたいな若干プログレっぽい高尚な音楽をやりたくて、1曲が8分みたいな曲をやってました(笑)。でも違うなと思って、パンク、ハードコア要素もありつつ、ラウドな色も足して、試行錯誤してました。歌は基本的に日本語で歌うことにこだわりがあって。